「篠田佳奈さんって聞いたことあるけど、結局どんな人?」を一言で言うと、日本最大級のサイバーセキュリティ国際会議「CODE BLUE」を創った人です。
IT業界からセキュリティの世界に入り、今では会社経営者としても、若手育成の仕掛け人としても活躍中。
この記事では、篠田佳奈さんの経歴や実績を、事実と推測を分けながらわかりやすくまとめていきます。
まずはざっくり全体像をつかめる表を用意しました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名前 | 篠田佳奈(しのだ かな) |
| 現在の肩書き | 株式会社BLUE 代表取締役 |
| 創設した会議 | CODE BLUE(日本発の国際情報セキュリティ会議) |
| 学歴 | アメリカのカレッジでコンピューターサイエンスを専攻 |
| キャリアのスタート | 1990年代後半、日本のIT業界へ |
| 受賞歴 | 2018年 サイバーセキュリティに関する総務大臣奨励賞 |
ここからは、それぞれの内容をもう少し詳しく見ていきます。
篠田佳奈さんは、アメリカのカレッジでコンピューターサイエンス学部を修了しています。
のちにセキュリティ業界のトップランナーになる人が、学生時代からIT・コンピューターの世界に触れていたというのは、なんだか納得できる話ですよね。
ただし、通っていた大学の具体的な名前や、生まれた年・出身地などについては、公開されている情報の中では確認できませんでした。
ここは正直に「わからない」とお伝えしておきます。
アメリカでコンピューターサイエンスを学んだあと、篠田さんは1990年代末ごろから日本のIT業界でキャリアをスタートさせます。
株式会社プロシード、TurboLinux Japan株式会社といった企業を経て、株式会社ネオテニーに参画しました。
ネオテニー時代は、暗号やセキュリティに関する調査研究、そして新規事業の立ち上げ支援などを担当していたそうです。
リサーチ業務を担当していた会社員時代、篠田さんは「PGP(Pretty Good Privacy)」という暗号化技術に強く惹かれたといいます。
ここから情報セキュリティの世界に、より深く関わっていくことになりました。
ネオテニーでの出会いをきっかけに、篠田さんは情報セキュリティ国際会議「Black Hat Japan」の企画・運営に携わるようになります。
2005年ごろから運営に関わっていたとされ、ここでの経験が、のちの「CODE BLUE」創設に大きくつながっていきます。
また、アメリカのサイバー犯罪対策組織「APWG」で、アジア地域の窓口役(リエゾン)としても活動していました。
2012年、篠田さんは株式会社BLUEを設立し、代表取締役に就任しました。
この会社が、のちに「CODE BLUE」の運営母体となります。
2014年、篠田さんは日本発の国際情報セキュリティ会議「CODE BLUE」を立ち上げました。
当時の日本はハッカーへの認知度がまだ低く、セキュリティの世界的な情報交流という点でも、遅れをとっていた時代だったといいます。
そんな状況を変えるために、世界トップクラスの専門家が集まり、国や言語の壁を越えて情報交換できる場を日本につくろうとしたのが、CODE BLUE創設の狙いでした。
「CODE(技術)」で「BLUE(海)」を越えて人をつなぐ、という意味も名前に込められているそうです。
論文の査読者も日本人に限定せず、海外の専門家にも依頼するなど、グローバルな視点を大事にしている会議だという点も、篠田さん自身が語っています。
篠田さんの活動は、CODE BLUEだけにとどまりません。
若手のセキュリティ人材を育てる取り組みにも、いくつも関わっています。
- Global Cybersecurity Camp(GCC)発起人:国際トレーニング合宿
- Asian Cyber Security Challenge(ACSC)発起人:国際CTFアジア予選
- International Cybersecurity Challenge(ICC)実行委員:地域対抗の国際CTF
- セキュリティキャンプ 国際連携WGリーダー
- 千葉工業大学 変革センター研究員
肩書きだけ見ると難しそうですが、要は「若い世代が世界の舞台でセキュリティを学べる機会」をいくつも作っている、ということですね。
2018年、篠田さんはCODE BLUEの取り組みが評価され、「サイバーセキュリティに関する総務大臣奨励賞」を受賞しました。
同年発行の総務省広報誌には、当時の野田総務大臣との対談も掲載されています。
2023年5月、篠田さんは株式会社サイバーセキュリティクラウドのアドバイザーに就任しました。
さらに直近では、GMOサイバーセキュリティ byイエラエの社外取締役にも就任しています。
会議の主催者という立場だけでなく、企業のガバナンス強化に関わる立場としても、活動の幅を広げていることがうかがえます。
A. 日本発のサイバーセキュリティ国際会議「CODE BLUE」を創設し、株式会社BLUEの代表取締役を務めている人です。
A. アメリカのカレッジでコンピューターサイエンスを専攻しています。
大学名や卒業年など、それ以上の詳細は公開情報では確認できませんでした。
A. 世界トップクラスの情報セキュリティ専門家が集まる、日本発の国際会議です。
2014年に篠田さんが創設し、毎年多くの専門家が講演しています。
A. 株式会社BLUEの代表として活動しながら、サイバーセキュリティクラウドのアドバイザーや、GMOサイバーセキュリティ byイエラエの社外取締役も務めています。
篠田佳奈さんは、アメリカでコンピューターサイエンスを学んだあと、日本のIT業界でキャリアをスタートさせた人です。
PGPとの出会いをきっかけにセキュリティの世界へ進み、Black Hat Japanの運営経験を経て、2012年に株式会社BLUEを設立。
2014年には日本発の国際会議「CODE BLUE」を創設し、2018年には総務大臣奨励賞を受賞しました。
GCCやACSCといった若手育成の取り組みにも関わりながら、現在はアドバイザーや社外取締役として活動の幅を広げています。
一言でまとめるなら、「日本のサイバーセキュリティ業界を、国際的な視点で押し上げてきた立役者」と言えそうです。

