結論から言うと、鶴崎修功さんは大学時代、「東京大学クイズ研究会」というサークルに所属していました。
そこでは大会や例会のために、部員自身がクイズの問題を作るのが当たり前の文化でした。
鶴崎さん自身も、そうしたサークル活動の中で問題作りに関わっていたことを、インタビューなどで語っています。
この記事では、その「問題作成」がどんな作業だったのか、なぜそれが今のクイズ王・鶴崎修功さんにつながったのかを、わかりやすく整理していきます。
「クイズ研究会」、通称「クイ研」は、多くの大学にあるクイズ好きが集まるサークルです。
東京大学にもクイズ研究会があり、鶴崎さんはここに所属していました。
クイ研の活動は、部員同士でクイズを出し合う「例会」や、他大学のサークルと対戦する「大会」への参加が中心です。
面白いのは、これらの大会では運営側やテレビ局が問題を用意するのではなく、参加するサークルそれぞれが自分たちで問題を持ち寄る形式が多いということです。
つまり「解く」だけでなく「作る」ことも、サークル活動の大事な一部だったわけです。
鶴崎さんは鳥取県の出身です。
高校時代からクイズに興味はあったものの、地方在住だとクイズの情報を手に入れるのがなかなか難しかったそうです。
そのため、クイズ大会やクイズ番組に出るチャンスにも、あまり恵まれなかったといいます。
この「情報が届きにくい」という都市と地方の差は、鶴崎さん自身が後年、大会のインタビューでも触れているポイントです。
そんな鶴崎さんが東京大学に進学し、クイズ研究会に入ったことで、ようやく本格的にクイズの世界に飛び込むことになります。
「問題を作る」と聞くと、なんとなく難しそうに感じるかもしれません。
やることをシンプルに言うと、ジャンルを決めて、正解と不正解の選択肢を考え、解説文をつけるという作業です。
ただし、ただ知識を並べればいいわけではありません。
「解いていて気持ちいい」「なるほどと思える」問題にするには、出題の順番や言い回しにも工夫が必要になります。
大会によっては、各サークルの問題の傾向を見比べること自体が楽しみのひとつになっているそうです。
地方のサークルなら、その土地ならではの問題が出てくるのではないか、といった予想合戦も、競技クイズの世界ではよくある光景のようです。
鶴崎さんは以前のインタビューで、問題作りについて興味深いことを話しています。
歴史や科学といった学問系のジャンルは、パソコンで調べれば知識が集まるので、比較的問題を作りやすいそうです。
一方でエンタメ系のジャンル、たとえば今どんな音楽やアーティストが流行っているかといった話題は、ネットの情報だけでは実感が伴わず、いまひとつ問題にしづらいと語っています。
そのため鶴崎さんは、実際にレンタルショップへ足を運び、今売れているものを自分の目で確かめてから問題を作っていたと話しています。
机の上の知識だけでなく、現地に行って確かめる姿勢が、納得のいく問題づくりにつながっていたわけです。
問題作りの2つのアプローチ
- 学問系:書籍やネットの情報を調べてまとめる
- エンタメ系:実際に現地や店舗に行き、体感してから作る
鶴崎さんはサークルの大会と、テレビのクイズ番組の違いについても語っています。
サークルの例会や大会のクイズは、基本的に文章で出題されます。
そのため、問題文の構造を理解しながら先を読み、どのタイミングでボタンを押すかという独特の技術が求められます。
一方でテレビのクイズ番組は映像が中心で、一般の視聴者が知らないような専門的な問題は、そもそも出しにくい傾向があるそうです。
つまり、同じ「クイズ」でも求められる能力はかなり違う、ということです。
| 項目 | サークル・大会のクイズ | テレビのクイズ番組 |
|---|---|---|
| 出題形式 | 文章読み上げが中心 | 映像・フリップが中心 |
| 扱うジャンル | 専門的な内容も対象になりやすい | 一般に知られた内容が中心になりやすい |
| 求められる力 | 文章を先読みする力 | 瞬時の反応・見せ方 |
鶴崎さんは大学生・大学院生の時期、クイズ研究会OBが中心のチーム「本郷チャージャーズ」の一員として大会に出場していました。
2021年に開催された学生向けクイズ大会「AQL」では、司会を務めたり、準決勝で問題を読み上げる役目を担ったりしていたことが伝えられています。
解答者としてだけでなく、出題する側・進行する側としても大会に関わっていたことがわかります。
問題を作る力と、問題を的確に読み上げる力は別物なので、この経験は地味に見えて実はかなり重要なスキルだったと考えられます。
ここからは事実と推測を分けて整理します。
事実として確認できているのは、鶴崎さんが東京大学クイズ研究会に所属し、2016年のクイズ番組「東大王2016」で初出場ながら優勝、その後「東大王」のレギュラーやQuizKnockのメンバーとして活動してきたことです。
サークルで問題を作ったり読み上げたりした経験が、テレビでの活躍に直接どう役立ったかを本人が具体的に語った情報は、今回の調査では見つかりませんでした。
ただ、出題者側の視点を持っていたことが、解答者としてクイズの「作られ方」を理解する助けになった可能性は考えられます。
この部分はあくまで推測であり、断定できる情報ではないという点はお伝えしておきます。
ネットや検索では「鶴崎修功さんはクイズ作成のアルバイトをしていた」という話を見かけることがあります。
正直にお伝えすると、公式プロフィールや複数のインタビュー記事を確認した範囲では、これを裏付けるはっきりした情報源は見つかりませんでした。
確認できたのは、あくまでサークル活動としての問題作成であり、報酬をもらう仕事だったかどうかは分かっていません。
「アルバイト」という言葉が独り歩きしている可能性もあるため、この点はわかっていることとして正直にお伝えします。
まとめ
- 鶴崎修功さんは東京大学クイズ研究会に所属し、サークル活動として問題作成に携わっていた
- 学問系は調べ物、エンタメ系は現地体験と、ジャンルごとに問題の作り方を変えていた
- サークルの大会と、テレビのクイズ番組では、出題形式も求められる技術も別物
- OBチーム「本郷チャージャーズ」で司会や問読みなど、出題側の役割も担っていた
- 「クイズ作成のアルバイト」という話は、裏付けとなる情報が確認できなかった

