串カツ田中の串職人は誰?全国20人だけの理由と認定条件

串カツ田中の串職人 グルメ

「串カツ田中に、すごい串職人さんがいるらしい」——そんな話を聞いたことはありませんか?

結論から言うと、この「串職人」は国家資格でも公式の役職名でもありません。

串カツ田中が独自に行っている社内検定「串カツ検定」で、最高クラスの称号を取得した人だけが名乗れる、いわば社内の“レジェンド”のような存在です。

この記事では、串職人がどうやって決まるのか、なぜそんなに少ないのか、どこで会えるのかまで、わかっている情報とわかっていない情報を分けてまとめました。

串職人=串カツ田中の社内検定でトップクラスになった人

串カツ田中には「串カツ検定」という、全社員・全アルバイトが対象の社内試験があります。

これは串カツ協会や国が認める公的資格ではなく、あくまで串カツ田中という会社の中だけで通用する制度です。

年に2回ほど開催されていて、決められた10種類の串を「速さ・美しさ・おいしさ」で審査官がチェックします。

その中で、一番上のランクにたどり着いた人だけが「串職人」と呼ばれるというわけです。

串カツ検定のランクはこうなっている

串カツ検定には段階があり、下から順にレベルが上がっていきます。

具体的な区分は下の表の通りです。

ランク位置づけ
3級・2級・1級入門〜中堅レベル。基本の揚げ方をマスターした段階
初段実務経験を積んだ、ひとつ上のレベル
師範社内でもトップクラス。見た目からして違うと言われる領域
最高師範師範のさらに上に位置づけられる、最上位クラス

「最高師範」は比較的新しく設けられたランクで、以前は「師範」が最上位でした。

制度自体、年数を重ねるごとに少しずつ変化しているようです。

なぜ「串職人」はこんなに少ないのか

「全国で数えるほどしかいない」というのは、決して大げさな話ではありません。

過去に会社が公表した数字を見ても、その少なさがよくわかります。

2017年に開催された第12回の検定では、当時163店舗あった中で、最高ランクの「師範」はたった4人しかいませんでした。

2019年ごろの取材でも、師範クラスは「10人もいない」と現場のスタッフが答えています。

ここで正直にお伝えしておくと、「全国20人」という具体的な人数を、串カツ田中が公式にはっきり発表している資料は見つかりませんでした。

店舗数が300店を超えた今、ランクも「最高師範」が新設されるなど制度が変化しているため、現在の正確な人数は非公開というのが実情です。

ただし、過去の公表データから考えても「ひと握り」であることは間違いなく、仮に増えていたとしても数十人規模にとどまっているとみるのが自然です。

審査でチェックされる3つのポイント

串カツ検定では、指定された串カツを実際に揚げて、審査官の前に持っていきます。

そこで評価されるのは、主に次の3つです。

  • 速さ:制限時間内に美しく仕上げられるか
  • 見た目:衣のつき方や形が均一に整っているか
  • 味:油の温度や揚げ加減が適切か

審査ではダメ出しだけでなく、衣の剥がれ方や付き方について、その場でアドバイスをもらえる場面もあるようです。

単に「うまく揚げられたかどうか」だけでなく、次に活かせる指導もセットになっているのが、この検定のちょっとおもしろいところです。

串職人の目印は「金文字Tシャツ」

師範クラス以上になると「匠 串職人」と書かれた特別なTシャツが授与されます。

金色の文字で「串職人」と入ったこのTシャツは、まさにトップランカーの証です。

ちなみに、このTシャツが「師範のみ」に授与されるのか「初段以上」にも授与されるのかは、時期によって説明が少し異なっています。

制度が年数とともにアップデートされている可能性があるため、この点は「はっきり断定できない」というのが正直なところです。

串職人にはどこで会える?

結論から言うと、これは「運」です。

師範クラスの人が特定の店舗に常駐しているわけではなく、店舗を巡回していたり、通常の勤務シフトの中でたまたま揚げ場に立っていたりするだけです。

過去には東京の渋谷や五反田のお店で目撃情報があったようですが、これはあくまで一時点の話です。

人事異動や配属替えもあるので、今も同じ店舗にいるとは限りません。

「今日は金文字Tシャツの人がいた」というのは、いわばラッキー枠だと思っておくのがちょうどいいでしょう。

検定を受けられるのは誰?

この串カツ検定、正社員だけの制度ではありません。

アルバイトも含めた全従業員が受験できる、オープンな仕組みになっています。

実際、受験者の4割以上をアルバイトスタッフが占めた回もあったと報告されています。

学歴や勤続年数に関係なくチャレンジできる点は、この検定の大きな特徴と言えそうです。

「職人はいらない店」なのに、なぜ検定があるの?

ここでひとつ、矛盾しているように見えるポイントがあります。

串カツ田中はもともと「職人がいなくてもおいしい串カツを提供できる仕組み」を強みにしているチェーン店です。

数ヶ月ほどの研修を受ければ、未経験でも一定水準の串カツを揚げられるようにマニュアル化されています。

では、なぜあえて「職人」を目指す検定を用意しているのか。

これは、最低限の品質を保つ仕組みと、そこからさらに上を目指す仕組みを、あえて分けているためだと考えられます。

誰でも一定レベルには到達できるけれど、そこから先は本人のやる気次第で天井知らずに伸ばせる。

そんなモチベーション設計として検定が機能しているようです。

よくある質問

Q. 串職人は国家資格ですか?

いいえ。串カツ田中が独自に運営している社内検定「串カツ検定」の最上位ランクを指す、社内限定の称号です。

Q. 全国に本当に20人しかいないんですか?

正確な現在の人数は公式には公表されていません。過去のデータでは「4人」「10人未満」という報告があり、非常に少数であることは確かですが、「20人」という数字を裏づける公式資料は見つかっていません。

Q. アルバイトでも串職人になれますか?

はい。検定は正社員・アルバイトを問わず全従業員が対象なので、雇用形態に関係なく挑戦できます。

Q. どのお店に行けば串職人に会えますか?

特定の店舗に固定されているわけではなく、異動やシフトによって変わります。「会えたらラッキー」くらいの気持ちでいるのがおすすめです。

まとめ

串カツ田中の「串職人」は、国家資格ではなく、社内検定「串カツ検定」で最上位ランクに到達した人だけが名乗れる称号です。

過去の公表データでは「163店舗中4人」「10人未満」といった数字が出ており、少数精鋭であることは確かです。

一方で「全国20人」という具体的な人数を裏づける公式情報は見つからず、現在の正確な人数は非公開です。

誰でも一定水準の串カツを揚げられる仕組みを持ちながら、その先にトップランカーへの道も用意している。

その両立こそが、串カツ田中という会社らしさなのかもしれません。

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