スノーボード男子ハーフパイプで一気に名前が広がった山田琉聖(やまだ りゅうせい)選手。
W杯での初優勝や、ダブルマックツイストを決める衝撃的なランで、いま日本だけでなく海外からも大注目のライダーです。
この記事では、そんな山田琉聖選手について、
- 年齢・出身などの基本プロフィール
- スノボを始めたきっかけとこれまでの経歴
- 所属(学校・チーム)や世界ランキング
- スポンサー一覧とサポート体制
を整理してまとめていきます。
山田琉聖の基本プロフィール(年齢・出身など)
まずはサクッと押さえておきたい、基本情報から。
プロフィール一覧
- 名前:山田 琉聖(やまだ りゅうせい)
- 生年月日:2006年3月25日
- 年齢:19歳(2026年時点)
- 出身地:北海道札幌市(北海道/札幌出身と明記)
- 競技:スノーボード ハーフパイプ
- スタンス:レギュラー(左足が前)
- 所属:JWSC(国際スノーボード&スケートボード専門学校)&TEAM CRUISE
- 代表コード:FISコード 9301010(国際大会の登録番号)
2006年生まれの19歳で、すでにワールドカップ優勝・ユース五輪メダルと、世界のトップレベルで戦っている“新世代エース”と言えます。
スノボを始めたきっかけと少年時代
「なんでこんな若さで、あんなエグい技ができるの?」と思った方も多いはず。
その裏には、かなり“早いスタート”と、恵まれた環境がありました。
5歳でスノボデビュー
- スノーボードを始めたのは 5歳のとき。
- きっかけは「両親の影響」と、本人の公式サイトでも紹介されています。
幼稚園の年代からボードに乗っているので、感覚的には“スノボ歴=人生のほとんど”。
この「スタートの早さ」が、今のハイレベルな滑りにつながっています。
ハーフパイプとの出会いは10歳
2016年、地元の札幌・ばんけいスキー場に国内最大級のハーフパイプが完成。
当時10歳だった山田選手は、このハーフパイプに魅了され、本格的にハーフパイプ競技にのめり込んでいきます。
- そのシーズンから、FISスノーボードジャパンカップ(小学3・4年生の部)で準優勝するなど、早くも頭角を現します。
「地元に世界レベルのハーフパイプができた」という環境も、実は大きな追い風になっていたわけですね。
ジュニア時代の成長:全日本強化選手へ
中学生〜高校生で一気にレベルアップ
- 中学〜高校年代で、FIS全日本選手権や全国大会で上位常連に。
- 14歳のとき、FIS全日本選手権で6位入賞し、全日本強化指定選手に選ばれます。
ここからは、完全に「日本トップレベルの有望株」として、強化チームの一員として世界を回るようになります。
高校〜専門学校の頃の主な実績
TEAM CRUISEの選手紹介や公式プロフィールを見ると、10代後半で実績が一気に増えているのがわかります。
- ジュニアオリンピックカップ 中高生クラス:優勝
- 宮様ジュニア・スノーボード競技会 高校生の部:優勝
- 北海道スキー選手権大会:2位
- 札幌ジュニアスノーボード大会 中高生の部:優勝
「とりあえず全国区」どころか、ハーフパイプでは頭ひとつ抜けた存在になっていきます。
ユースオリンピック&W杯での飛躍
2024年:冬季ユースオリンピックで銅メダル
2024年1月、韓国・江原道で開催された冬季ユースオリンピック(Gangwon 2024)。
ここで山田選手は、スノーボード・ハーフパイプで 銅メダル を獲得します。
- スコアは83.00
- 日本勢として3人がメダル獲得した中の一人
このメダルが、世界の舞台で「Ryusei Yamada」の名前が広く知られるきっかけになりました。
2024–25シーズン:W杯初表彰台
続く2024–25シーズンのFISスノーボードW杯では、
- 2024年12月 中国・シークレットガーデン大会:3位(初表彰台)
という結果を残し、シニアの世界でも通用することを証明します。
2025–26シーズン:コッパーマウンテンでW杯初優勝
そして大きな転機になったのが、
2025年12月19日 アメリカ・コッパーマウンテンのW杯。
- 1本目で4位スタート
- 2本目で難易度を一気に上げ、ダブルマックツイスト1080 Japan などの超難度技をクリーンにメイク
- スコア94.50で逆転優勝(自身初のW杯優勝)
このときのランが「クレイジー」「ハイオクタン」と海外メディアでも話題になり、
SNSやYouTubeのコメント欄でも、海外ファンから称賛の声が相次ぎました。
所属:学校とチームの2本立て
学校:JWSC(国際スノーボード&スケートボード専門学校)
山田選手は、新潟県妙高市にある「JWSC 国際スノーボード&スケートボード専門学校」に在籍しています。
- 授業と練習がセットになっている“スノーボード特化”の専門学校
- 冬季は学校の近くのゲレンデでみっちりトレーニング
- 海外遠征などにも柔軟に対応してくれる環境
YouTubeの特集動画などでも、「妙高を拠点に世界を目指す19歳」として紹介されており、
“学びながら世界を回るアスリート”というスタイルを取っています。
チーム:TEAM CRUISE
競技チームとしては、「TEAM CRUISE(チームクルーズ)」に所属。
TEAM CRUISEの公式サイトでは、
- 競技:ハーフパイプ
- 生年月日:2006.3.25
- 2024・2025年の主な戦績(W杯3位、ユース五輪銅など)
が一覧で紹介されており、チームの主力ライダーとして扱われています。
スポンサー一覧:板からウェア、通信系まで
競技スノーボードは、遠征費や用具代などお金のかかるスポーツです。
そのため、どんな企業がスポンサーについているかも重要なポイント。
TEAM CRUISE公式に載っているスポンサー
TEAM CRUISEの選手紹介ページには、山田琉聖選手のスポンサーとして次の企業・ブランド名が挙がっています。
また、Instagramの投稿やタグ付けから、
- プロショップ「PLUS.S(プラスエス)」
- SALOMON SNOWBOARDS JAPAN
- QUIKSILVER.SNOW
などのアカウントとも強くつながっていることがわかります。
※個々のスポンサー契約の中身(契約年数・金額など)は公表されていないので、「公式サイトやチーム紹介に載っている範囲」での紹介になります。
競技スタイルの特徴:高さ・難度・スタイルの三拍子
少し踏み込んで、「どんな滑りをする選手なのか」も整理しておきます。
① ダブルマックツイスト1080を武器にする若手
海外メディアの記事でも強調されているのが、
ダブルマックツイスト1080 Japan から始まるルーティンです。
- 空中での縦+横の複合回転を“2回分”こなすダブルマックツイスト
- さらに1080(3回転)クラスの回転数を合わせた超高難度技
- これを大会本番でクリーンに決められる選手は、世界でもごく少数
コッパーマウンテンの優勝ランでは、
- ダブルマックツイスト1080 Japan
- スイッチマックツイスト
- フロントサイド・ダブル1440
- スイッチバックサイド・アーリーウープ・ダブルロデオ900
などをつなぎ、高さと難度、スタイルをすべて詰め込んだ“モンスタールーティン”として紹介されました。
② 「Effortless(余裕のある)」と評価されるスタイル
海外のスノーボード専門メディアや解説は、山田選手の滑りについて
- 「high-octane(高出力)」
- 「effortless style(力みのないスタイル)」
といった表現を使っています。
難しい技をやっているのに“必死さが出ない”、
むしろ「余裕があるように見える」ことが、大きな魅力として語られています。
③ 10代とは思えない勝負強さ
1本目で完璧に決められなくても、
2本目で構成を上げてきっちり成功させる——。
コッパーマウンテンの逆転優勝もそうですが、「ここで決めないと勝てない」という場面できちんと決めてくる勝負強さも、10代としてはかなり特別です。
世界ランキングや実績まとめ
FISワールドカップでの成績(抜粋)
FISの公式データベースをもとに、ここ数シーズンの主な結果をざっくりまとめると:
- 2024 シークレットガーデン(中国)W杯:3位
- 2024–25シーズン:W杯で複数回表彰台
- 2025 コッパーマウンテン(米国)W杯:優勝(94.50点)
- 2026 ラークス(スイス)W杯:決勝進出(10位など)
安定して決勝ラウンドに進み、表彰台・優勝も経験している“ガチのトップ層”です。
プロリーグ「The Snow League」での評価
ショーン・ホワイトらが関わるプロリーグ「The Snow League」のサイトでは、
- 年齢:19歳
- 出身:北海道札幌(Sapporo, Hokkaido)
- World Rank:4位(Snow League World Rank #4)
と紹介されており、プロリーグの中でもトップクラスの評価を受けています。
これからの注目ポイント:ミラノ・コルティナ五輪へ
最後に、「これからどこを楽しみに見ればいいか」を簡単にまとめておきます。
ミラノ・コルティナ2026の代表候補
オリンピックの公式サイトや日本のスポーツメディアでも、
ミラノ・コルティナ2026冬季オリンピックの 日本代表候補/内定選手 として、山田琉聖選手の名前が挙がっています。
- すでにW杯で優勝している
- ユース五輪でのメダル経験
- 10代で世界トップレベルのルーティンを持っている
これだけ揃っているので、「メダル候補」というよりむしろ「金メダルを狙えるポジション」と言っていいでしょう。
進化し続けるトリック構成
10代後半〜20代前半は、ハーフパイプ選手にとって“爆発的に伸びる時期”です。
- 回転数をさらに上げるのか
- ダブル・トリプル系の技をどう組み込んでくるのか
- 高さやスタイルをどこまで洗練させてくるのか
今後も、W杯やX Games、The Snow Leagueなどの大会で山田選手がどんな新しいトリックを見せてくれるのか、かなり楽しみなところです。
まとめ:山田琉聖は「結果もスタイルも兼ね備えた19歳」
ここまでの内容を、あらためて一気に振り返ると——
「とんでもない技をやる10代の日本人」というだけでなく、
きちんと結果を出し続けている“本物のトップアスリート” だということが、数字や実績からもはっきりわかります。
これからミラノ・コルティナ五輪に向けて、テレビやニュース、YouTubeのハイライトで山田琉聖選手を見る機会はますます増えていくはずです。
そのときは、
「あ、この人がダブルマックツイストの山田琉聖か」
と、この記事の内容を思い出しながら、ぜひじっくり演技を見てみてください。
技の名前や背景を知っているだけで、ハーフパイプ観戦が何倍も面白くなりますよ。


