2026年のタバコ値上げが、いよいよ現実味を帯びてきました。
「また上がるの?」「アイコス1箱いくらになるの?」「その前に、国はほんとに無駄遣い減らしてるのかよ…ふざけんな!」――そんなモヤモヤを感じている人も多いと思います。
この記事では、
- 2026年のタバコ(特にアイコス/加熱式タバコ)の値上げスケジュール
- アイコス1箱いくらになるのか、ざっくりシミュレーション
- 家計にどれくらい響くのか
- 「増税より無駄な支出をなくせ!」という怒りの正体と、実際の予算の話
- 喫煙者が“今”できる現実的な対策
- 「今度の選挙、どう考えればいいの?」という視点
を整理していきます。
2026年タバコ増税の全体像をザックリ整理
まずは、2026年からのタバコ税がどう変わるのか、全体像をおさえておきましょう。
2026年:加熱式タバコ(アイコスなど)に先行増税
政府・与党の税制改正では、
- 2026年(令和8年)4月と10月の2回
→ 加熱式タバコ(IQOS・glo・Ploomなど)に先行して増税 - 紙巻きたばこより税額が低かった加熱式を、紙巻きと同じ水準まで引き上げる
という方針が決まっています。
加熱式タバコは銘柄によって差がありますが、1箱(20本)あたりおおよそ40〜90円くらい増税と言われています。
つまり、アイコス勢にとっては、2026年が一気にドカンと来る年です。
2027〜2029年:紙巻きも含めて3年連続値上げ
さらにそのあとも増税は続きます。
- 2027年4月〜2029年4月にかけて
→ 紙巻き・加熱式どちらも
→ 1本0.5円ずつの増税を3回(1箱20本として計30円程度の値上げ)
というスケジュールです。
まとめると、
- 2026年:加熱式タバコだけ先にガツンと増税(1箱+40〜90円程度)
- 2027〜2029年:紙巻きも加熱式も、3年でさらに1箱+約30円
という、長期的な「じわじわ&ドカン」コンボになっています。
タバコ1箱のうち、どれくらいが税金なの?
「税金どんだけ取るんだよ…」と思った人もいるはず。
実際、タバコの値段の中身はほとんどが税金です。
代表的な紙巻きたばこ1箱の価格には、
- 国たばこ税
- たばこ特別税
- 都道府県たばこ税
- 市区町村たばこ税
- 消費税
という、5種類の税金が含まれています。
銘柄によって差はありますが、一般的な紙巻きたばこだと、価格の約6割が税金とされています。
加熱式タバコも同じように「税金のカタマリ」ですが、これまで税率が紙巻きより低めでした。それを、
「防衛費の財源にしたい」+「紙巻きと税負担の格差をなくしたい」
という理由で、2026年から一気に引き上げるという流れになっています。
アイコス1箱いくらになる?ざっくりシミュレーション
本題の「アイコス1箱いくら?」に入っていきます。
2025〜2026年時点のアイコスの価格
まず、2025〜2026年初め時点での、アイコス用スティックの目安価格を確認します。
- TEREA(テリア):1箱 580円(税込)
- SENTIA(センティア):1箱 530円(税込)
※テリア/センティアはIQOS ILUMAシリーズ専用のスティックです。
記事によっては「発売当初から2026年現在まで値上げされていない」といった記載もあり、2026年の増税が本格的に反映される前の価格帯と考えてよさそうです。
「税金40〜90円アップ」を単純にのせた場合
2026年に加熱式タバコの税額が1箱40〜90円程度アップするとされています。
もちろん、最終的な値段はメーカーの判断次第です。
ただ、「増えた税金分をそのまま価格にのせる」と仮定すると、ざっくりこんなイメージになります。
- テリア 580円 + 40〜90円 → 620〜670円程度
- センティア 530円 + 40〜90円 → 570〜620円程度
これはあくまで「税金分をそのまま上乗せしたら」というシミュレーションです。
現実には、
- メーカーが一部を吸収する
- 逆に、製造コストや人件費も理由にして税金以上の値上げをする
というパターンもありえます。
実際に値上げを出している銘柄もある
たとえば加熱式タバコ「glo」用のラッキーストライク/KENTスティックでは、
- ラッキーストライク:1箱450円に
- KENT:1箱500円に
- 値上げ幅は+20円
というメーカー側の価格改定が2026年1月から予定されています。
これは「製造コスト上昇」が主な理由とされていますが、今後、税金分の値上げも重なってくる可能性があります。
家計へのダメージはどれくらい?数字で見るとゾッとする
「数十円アップくらいなら…」と思いがちですが、毎日の習慣になると話は別です。
ここでは、例として
- テリア:1箱580円 → 650円(+70円)
- 1日1箱吸う人
という前提で、年間どれくらい増えるか計算してみます。
1日あたりの増加額:
- 650円 − 580円 = 70円
1か月(30日と仮定)の増加額:
- 70円 × 30日 = 2,100円
1年(12か月)の増加額:
- 2,100円 × 12か月 = 25,200円
つまり、値上げ幅が70円だった場合、1日1箱で年間約2万5,000円の負担増です。
これに加えて、
- 2027〜2029年で、さらに合計+30円(1箱)ほど増税予定
なので、数年単位で見ると、
「いつのまにか年間数万円レベルでタバコ代が増えていた」
という状況も十分ありえます。
喫煙者が“今”できる現実的な対策
とはいえ、目の前の現実として、
2026年以降もタバコは確実に高くなる
これはほぼ避けられません。
「国に文句を言いたい気持ち」を持ちつつも、
自分の生活を守るために、今できる対策も考えておきましょう。
対策1:本数を決める(“なんとなく”喫煙をやめる)
いきなり禁煙はハードルが高くても、
- 1日1箱 → 1日15本 → 1日10本
- 「仕事が終わってからだけ」「外出中は吸わない」
など、ルールを決めて本数を減らすだけでも、かなり違います。
さきほどの例でいえば、
- 1日1箱 → 0.5箱にできれば
- 値上げによる負担も、単純に半分になります。
対策2:銘柄を見直す(アイコスの中でも安いラインへ)
アイコスの中でも、
- テリア:580円
- センティア:530円
というように、同じメーカー内でも価格の差があります。
もちろん、味の好みは大事ですが、
「数年単位で何万円も違う」
と考えると、少し安いラインへの乗り換えも、十分に検討の価値があります。
対策3:税金がかからない選択肢も知っておく
ニコチン入りのタバコ製品にはたばこ税がかかりますが、
ニコチンを含まないVAPE用リキッドなどはタバコ税の課税対象外です。
もちろん、
- 健康影響が完全にわかっているわけではない
- 個人輸入などは自己責任
- 「ニコチンなしだから安全」とは言い切れない
などの注意点はありますが、
「ニコチンをやめるためのステップ」として、
こうした選択肢を利用する人も増えています。
対策4:本気で禁煙にチャレンジする
一番確実な「値上げ対策」は、言うまでもなく禁煙です。
- 禁煙外来(保険がきく場合もある)
- ニコチンパッチ・ガム
- スマホの禁煙アプリ
など、「一人で気合いだけでやめる」以外の方法も、いろいろあります。
タバコ代が
- 月1〜2万円
- 年間で20万〜30万円
かかっている人も少なくありません。
禁煙できれば、その分がまるごと浮いたお金になります。
対策5:「国の無駄遣い」もチェックしつつ、自分の家計の無駄も見直す
「国の無駄遣いをなくせ!」と言いたくなる気持ちはすごくわかりますが、
同時に、
- 使っていないサブスク
- なんとなく毎日買っているコンビニコーヒー
- あまり見ていない有料チャンネル
など、自分の家計の中にも意外と“沼”が潜んでいます。
- タバコ代
- ちょっとした固定費の見直し
この2つをセットで見直すだけでも、
年間で数万〜十数万円レベルの差になることも珍しくありません。
「今度の選挙投票先はよくよく考えよう!」という話
「今度の選挙投票先はよくよく考えよう!」
という部分について。
ここは「〇〇党に入れろ」という話ではなく、
自分の頭でちゃんと考えようという意味で書いています。
見るべきポイントは「税金の取り方」と「使い方」
次の選挙で各政党・候補をチェックする時、
喫煙者・納税者として見ておきたいポイントは、例えばこんなところです。
「タバコの値上げ」に怒るのは正しい。でも、その怒りをどう使うか。
タバコ増税でつらい思いをするのは、主に喫煙者です。
「防衛力強化の財源だから仕方ない」と済ませるには、負担が重いと感じる人も多いでしょう。
その怒りやモヤモヤを、ただ
- 「ふざけんな!」と叫んで終わり
にするのか、
それとも、
- 税金や予算の中身を自分で調べる
- 「どこから税金を取るべきか」「どこに優先的に使うべきか」を考える
- そのうえで、自分なりの判断で投票する
ところまで持っていくのか。
この差は、長い目で見れば自分の生活にも跳ね返ってくるはずです。
まとめ:値上げは止まらない。でも「何もできない」わけじゃない
最後に、この記事の内容をギュッとまとめます。
タバコ値上げに怒るのは、まったく自然な感情です。
大事なのは、その怒りを「ちょっとだけ勉強してみるエネルギー」に変えて、
- 税金
- 予算
- 政策
- そして自分の生活
を、自分の頭で考えていくこと。
2026年、タバコはまた高くなるかもしれません。
それでも、「何も知らないまま、流されて負担だけ増える」というパターンだけは避けたいところです。






