「吉田雪乃って、大学には行ったの? それとも実業団?」
この記事では、
- 吉田雪乃は大学進学か、実業団か
- 現在の所属先はどこか
- 実業団を選んだことで、どんな環境で競技を続けているのか
- その進路から見えてくる「今後のキャリア」
を整理していきます。
結論:大学には進学せず、実業団の「株式会社寿広」所属
まず結論からはっきり書きます。
- 吉田雪乃は 大学には進学していません
- 高校卒業後すぐに 実業団の企業「株式会社寿広」に入社 しています
さらに、
- 出身地:盛岡市
- 最終学歴:岩手県立盛岡工業高等学校 卒業
- 所属:株式会社寿広(盛岡市に本社を置く企業)のスピードスケート選手
という形になっています。
株式会社寿広の公式サイトには、
令和3年4月に入社
盛岡工業高校卒業
とプロフィールが載っており、「高校→そのまま実業団」という進路だったことが、はっきり分かります。
別のプロフィール系サイトでも
「大学には進学せず、実業団に所属して競技を続けている」
と整理されています。
学歴と進路を時系列で整理
まずは、これまでの道のりをシンプルに時系列で見てみましょう。
中学:盛岡市立北陵中学校
- 出身中学:盛岡市立北陵中学校
- このころから、地元・岩手の「いわてスーパーキッズ」などの強化プロジェクトでスケートを本格的に続けていたとされています
高校:岩手県立盛岡工業高等学校
- 出身高校:岩手県立盛岡工業高等学校(機械・建築などの工業系学科がある県立校)
- 高校時代の主な実績(抜粋)
- 全日本スピードスケート距離別選手権・ジュニア部門 500m・1000m優勝
- 全日本ジュニアスピードスケート選手権 500m優勝
- 全国高校スケート選手権 500m優勝
すでに高校生の時点で、「国内トップ級」「世界ジュニアでもメダル候補」のレベルだったことが分かります。
高校卒業後:大学には進学せず、実業団へ
- 高校卒業:2021年春ごろ(令和3年)
- そのまま2021年4月に株式会社寿広へ入社(実業団選手としてのスタート)
この動きから、
「高校卒業後は大学には進学せず、地元企業の実業団で競技に専念」
という進路を選んだ、とはっきり言えます。
そもそも「実業団」って何?大学進学との違い
ここで一度、よく出てくる言葉を整理しておきましょう。
大学進学パターン
他のスケート選手などでよくあるのが、
- スポーツ推薦などで大学に進学
- 「○○大学スケート部」に所属
- 授業に出ながら、部活として本格的に競技を続ける
というパターンです。
この場合の「メイン」は学生生活です。
卒業するまでは「大学生(+アスリート)」という立場になります。
実業団パターン
一方の「実業団」は、
- 企業に社員として入社
- その企業の「所属選手」として大会に出場
- 練習時間や遠征費は、会社がサポートしてくれる
という仕組みです。
実業団選手は、
- 基本的には会社員
- ただし、勤務時間の多くを「練習」「大会」「合宿」にあてられる特別な契約
になっているケースが多いです。
もちろん会社によって働き方は違いますが、
「給料をもらいながら、競技に専念できる仕組み」
と理解すると、イメージしやすいと思います。
吉田雪乃は「完全に実業団パターン」
さきほどの通り、吉田雪乃は
- 高校 → 実業団(株式会社寿広)
- 大学名はどの公式プロフィールにも出てこない
- プロフィール記事にも「大学には進学していない」と明記されている
ので、
「学生アスリート」ではなく「社会人アスリート」
だと考えるのが自然です。
なぜ大学ではなく実業団を選んだのか
ここからは、本人が直接「理由」を細かく語っているわけではありません。
ですが、公開されている情報と、一般的な事情を合わせると、いくつかのポイントが見えてきます。
① 地元・岩手からオリンピックを目指したかった
盛岡広域スポーツコミッションのサイトでは、本人のコメントとして、
「環境が整っている岩手からオリンピックを目指します。最終目標はオリンピック金メダルです」
と紹介されています。
また、株式会社寿広の応援ページでも「岩手から世界へ羽ばたく選手」として全面的にバックアップする姿勢が書かれています。
これらから考えると、
- 地元・岩手を拠点に
- 高校時代の恩師や、慣れた環境に近い場所で
- オリンピックを目指したい
という思いが強かった可能性は高いでしょう。
② 高校時代からすでに「世界ジュニアのトップ」
吉田雪乃は、2022年の世界ジュニア選手権で
- 500m:銀メダル
- 1000m:金メダル
という結果を残しています。
一般的に、このレベルの選手になると、
- 早くから世界のトップレベルの大会を転戦する必要がある
- 海外遠征も多くなり、大学の授業との両立が難しくなる場面も出てくる
といった事情があります。
「競技に専念できる環境が欲しい」と考えたとき、
実業団のサポートを受けられる企業に入る
という選択肢は、とても合理的です。
③ 実業団なら、生活面の安定も得られる
トップアスリートとはいえ、スケートだけで生活費をまかなうのは簡単ではありません。
- 遠征費
- 用具代
- 合宿の費用
- 日々の生活費
など、かなりお金がかかります。
実業団の場合は、
- 企業から給与が支払われる
- 仕事と競技の両面でサポートを受けられる
- スポンサー企業が増えれば、遠征や用具面もさらに充実
といったメリットがあります。
実際に、吉田雪乃は本所属のほかに、
- 病院(医療機関)
- トレーニング機器メーカー
- 食品系企業
など、複数のスポンサーに支えられていることが、本人のインスタグラムなどからも分かります。
生活の土台を安定させつつ、世界の舞台で戦える環境を作るために、
実業団はかなり相性の良い選択だったはずです。
現在所属している「株式会社寿広」ってどんな会社?
せっかくなので、今の所属企業についても簡単に触れておきます。
株式会社寿広は、
- 本社所在地:岩手県盛岡市南大通2丁目8-1
- 事業内容:
- ビルメンテナンス(清掃・設備管理など)
- セキュリティ(警備)
- 不動産・建築・住宅管理系の事業 など
を行っている、地元密着型の企業です。
会社のテーマは「環境と健康」。
オフィスビルや病院、官公庁などの建物を、
- きれいに保つ
- 安全に運営できるように管理する
といった、いわば「まちの裏方」として支える仕事をしています。
その中で、吉田雪乃は
- 「株式会社寿広所属」のアスリートとして大会に出場
- 会社はその活躍を通じて、地域へのPRや社会貢献としても位置づけている
という関係になっています。
実業団選手としての「働き方」イメージ
「実業団」と聞くと、
ちゃんと会社で働いてるの?
一日中スケートだけしてるの?
と気になる人も多いと思います。
吉田雪乃本人の「1日のスケジュール」が公式に細かく出ているわけではありませんが、
一般的な実業団選手のイメージとしては、こんな感じです。
(一般的な例)シーズン中の一日
- 朝:リンクでの氷上練習(フォーム確認・タイムトライアルなど)
- 日中:ウェイトトレーニングやバイクトレーニング、ケア(マッサージなど)
- 合間:スポンサーや会社関連のイベント、地域の教室に顔を出すことも
- 夜:ストレッチ、映像チェック、体のケア
会社によっては
- 「所属部署」があり、オフシーズンは社内業務を手伝う
- 地域イベントやスポーツ教室で、子どもたちに指導する活動をする
といった形で、「社員」としての顔も持つケースが多くあります。
ニュース映像などを見ると、吉田雪乃も
- 地元の小学生大会にゲストとして参加
- 練習拠点のリンクで、小学生と一緒に滑る
- 母校のスケート部との合同練習に参加
といった “地域と一緒に盛り上がる” 活動を行っています。
こうした取り組みも、
「実業団選手×地元企業所属」だからこそ生まれている側面があると言えます。
実業団を選んだことで得られている環境
実業団という進路のおかげで、吉田雪乃は今、どんな環境にいるのでしょうか。
① 世界レベルのリンクを本拠地にできている
吉田雪乃は、青森県八戸市の屋内スピードスケート場
YSアリーナ八戸 を練習拠点にしています。
- 国際規格400mの屋内リンク
- 氷の状態が安定している
- 雨や雪・風の影響を受けにくい
といった条件がそろったハイレベルな施設です。
ここをホームリンクとして、世界ランキング上位の選手たちと戦えるスピードを磨いているわけです。
② トップコーチ・トレーナーのサポート
前の記事でも触れましたが、吉田雪乃の周りには、
- 五輪3大会出場の元スプリンター・及川佑コーチ
- 高校時代の恩師である盛岡工業高スケート部の監督
- フィジカルトレーナー
- コンディショニング担当のトレーナー
といった専門家がチームとしてついています。
実業団所属であることで、
- 遠征費や合宿費などのバックアップを受けつつ
- コーチ・トレーナー陣と長期的な計画を立てやすい
というメリットもあると考えられます。
③ スポンサーとの連携でトレーニングも高度化
本人のインスタグラムなどを見ると、
- トレーニング用のバイク(Wattbike)のサポート企業
- 医療機関(病院)
- 食品・食肉系企業 など
複数のスポンサーのロゴが並んでいます。
これは言い換えると、
- 科学的なトレーニング機器
- 専門的なメディカルサポート
- 栄養面でのバックアップ
などを受けながら、世界トップレベルの準備ができている、ということです。
これもまた、「実業団+スポンサー企業」のネットワークがあってこそ実現している環境だと言えます。
今後の進路は?(オリンピック後をどう考えるか)
この記事のタイトルにもある「進路」という言葉から、
オリンピックが終わったらどうするの?
という点も気になるかもしれません。
もちろん、本人が具体的に
- 「いつまで現役を続ける」
- 「その後は○○の仕事に就く」
といったことを公表しているわけではありません。
ただ、一般的にスピードスケート選手の「その後」としては、
- 所属企業にそのまま残り、社業に専念
- コーチや指導者としてスケート界に残る
- 解説者やスポーツ関連の仕事に進む
- 全く別の業界に転身する
といった道があります。
高校時代の恩師や地元とのつながりが深く、
「岩手からオリンピックを目指す」と語ってきた吉田雪乃の場合、
- 現役中は岩手・東北を拠点に、世界のトップで戦う
- 将来的には、地元の子どもたちや後輩に経験を伝えていく
という流れが、ごく自然な形の一つとして考えられるでしょう。
もちろんこれはあくまで「可能性の一つ」であって、
最終的な選択は本人にしか分かりません。
ですが、
「大学を出ていない=将来の幅が狭い」
というわけでは決してなく、
実業団とスポンサー、地元コミュニティとのつながりの中で、
むしろ選択肢は広がっているようにも見えます。
まとめ
最後に、この記事のポイントを整理します。
「大学に行かなかったからダメ」ではなく、
自分に合った環境で、ベストのパフォーマンスを出す道を選んだ
というのが、吉田雪乃の進路だと言えるでしょう。
今後、ミラノ・コルティナ五輪やその先のシーズンで、
テレビやニュースに彼女が映ったときには、
- 背景には、地元・岩手の企業と地域の応援がある
- 「大学進学」ではなく「実業団」という選択が、今の強さにつながっている
という視点で見てみると、
またひと味ちがった楽しみ方ができるはずです。





