深田茉莉オリンピックへの道のり!出場種目や成績・選考基準を整理

深田茉莉オリンピックへの道のり!出場種目や成績・選考基準 スポーツ

2026年ミラノ・コルティナ冬季オリンピック。
日本のスノーボード女子で、いま一番「勢いがある選手」と言っていいのが深田茉莉です。

  • 10代でワールドカップ優勝を量産
  • 世界選手権でもメダル獲得
  • そしてついに、自身初のオリンピックへ

この記事では、

  1. 深田茉莉がどの種目でオリンピックに出るのか
  2. ここまでの主な成績(ロードマップ)
  3. スノーボードのオリンピック選考基準(ルール)
  4. その中で、深田茉莉がどうやって代表をつかんだのか

を整理していきます。


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結論ざっくり:深田茉莉は「ビッグエア」と「スロープスタイル」に出場

まず結論から先にまとめます。

  • 出場大会:ミラノ・コルティナ 2026 冬季オリンピック
  • 出場種目:
    • スノーボード女子ビッグエア
    • スノーボード女子スロープスタイル

ドイツ語版の「日本代表選手一覧」ページを見ると、
日本のスノーボード女子メンバーとして

  • Mari Fukuda(ビッグエア/スロープスタイル)
  • Reira Iwabuchi(同)
  • Kokomo Murase(同)
  • Momo Suzuki(同)

などの名前が並んでおり、その中に深田茉莉(表記は Fukuda)がしっかり入っています。

オリンピックのスノーボードでは、

  • ビッグエア(Big Air)
  • スロープスタイル(Slopestyle)

一つの「枠」として扱われるセット種目で、
基本的には「同じ選手が両方に出る」形になっています。

つまり、

深田茉莉は、ミラノ・コルティナ五輪で
ビッグエアとスロープスタイルの“二刀流”で戦う

と考えていい状況です。


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プロフィールと基本情報

まずは軽くプロフィールを整理しておきます。

  • 生年月日:2007年1月1日(大会時は19歳)
  • 出身:愛知県
  • 競技種目:スノーボード・ビッグエア/スロープスタイル

15歳でワールドカップにデビューし、
その初戦となったアメリカ・コッパーマウンテンのビッグエアで、
いきなり優勝してしまったことで世界に名前が知られるようになりました。

その後も、

  • X Games デビューで4位
  • ワールドカップの表彰台を何度も経験
  • 世界選手権でビッグエア銅メダル、スロープスタイル4位

という流れで、「10代のうちから世界トップグループ」に入ってきた選手です。


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年代別に見る「オリンピックまでの道のり」

ここからは、オリンピック決定までの流れを時系列で整理してみます。

① 2022年:15歳でいきなりワールドカップ優勝

  • 2022年、日本選手権ビッグエアで優勝し、
    国内でもトップレベルであることを証明。
  • 同じシーズン、アメリカ・コッパーマウンテンでの
    FISワールドカップ・ビッグエアに初出場。
    → なんと初出場・初優勝という快挙を達成します。

当時はまだ15歳。
FISのニュースでも「15歳の初出場選手が優勝」という内容で大きく取り上げられました。

この時点で、

「日本にとんでもないビッグエアの新星が出てきた」

と、海外メディアやファンのあいだでも話題になりました。


② 2023〜24年:X GamesやW杯で経験を積む

その後のシーズンでは、

  • 2023年 X Games Aspen のビッグエアで4位
  • 2023年 世界選手権(バクリアニ)
    • ビッグエア8位
    • スロープスタイル5位
  • 2023–24シーズンのワールドカップでも、
    ビッグエアで何度も上位に入り、シーズンビッグエア種目別ランキング2位。

このころは、

  • 「若さゆえのムラ」はありつつも、
  • 決まったときの高さと回転数は世界トップクラス

という評価で、
「メダル候補だけど、まだ安定感はこれから」といった立ち位置でした。


③ 2024–25年:ワールドカップ総合争いに絡むレベルへ

オリンピックの“直前シーズン”にあたる 2024–25年。
ここで一気に成績が安定してきます。

主な結果をピックアップすると:

  • 2024年10月:スイス・チューリッヒ(Chur)
    → ビッグエア W杯開幕戦 優勝
  • 2024年12月:北京ビッグエア 2位
  • 2025年1月:オーストリア・クラーゲンフルト ビッグエア 2位
  • 2025年2月:カナダ・カルガリー スロープスタイル 優勝(自身初のW杯SS優勝)
  • 2025年3月:世界選手権(スイス・エンガディン)
    • ビッグエア:銅メダル
    • スロープスタイル:4位

FISのリザルトを見ると、このシーズンの深田は

  • ビッグエア:表彰台常連
  • スロープスタイル:W杯初優勝+世界選手権4位

と、両種目でしっかり結果を残しています。

2024–25シーズンの種目別ランキングでは、

  • ビッグエア:シーズン2位
  • パーク&パイプ総合(BA/SS/HP):女子で上位(情報によっては2位クラス)

となっており、
「世界選手権メダル+ワールドカップ優勝多数」という実績を引っさげて、
オリンピックイヤーを迎えることになります。


④ 2025–26年:オリンピックシーズン開幕戦から大暴れ

オリンピックシーズンが本格的に始まる 2025–26年のワールドカップでも、
深田は序盤から存在感を見せます。

  • 2025年11月:中国・シークレットガーデン(Secret Garden)
    → ビッグエアW杯開幕戦で優勝
    日本女子が表彰台を独占したレースで、トップに立ちました。
  • FISのシーズンスタンディングでは、
    ビッグエア種目別ランキング上位、パーク&パイプ総合でも上位争いを展開。

オリンピック公式サイトのニュースでも、

「2025–26シーズン開幕戦で、日本女子が表彰台を独占。
その先頭に立ったのが18歳の Mari Fukada」

といった内容で紹介されており、
ミラノ・コルティナ五輪に向けた大本命の一人として名前が挙がっています。

こうした結果が、そのままオリンピックの“出場枠争い”にも直結していきます。


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オリンピックの出場種目をもう少し詳しく

種目①:ビッグエア(Big Air)

  • 巨大なキッカー(ジャンプ台)から一本だけ飛び出し、
    空中で回転+グラブ(板をつかむ)など難度の高いトリックを行う種目。
  • 「高さ」「回転数」「技の複雑さ」「スタイル(見た目のカッコよさ)」
    などを総合的にジャッジが採点します。

深田の代名詞と言えるのが、

  • スイッチ(逆向き)からのダブルコーク1080
  • さらに1440(4回転)クラスの大技

など、高回転トリックをきれいに立つ力です。
Red Bullの紹介でも、「女子では史上最高レベルの回転技を持つライダー」として取り上げられています。

種目②:スロープスタイル(Slopestyle)

  • レール、ボックス、キッカーなどが並ぶコースを滑り降りながら、
    複数の技をつないでいく“流れのある”種目。
  • 1本のラン全体の「技の難度」「多様性」「スピード」「構成」などが評価されます。

世界選手権2025で4位、W杯カルガリー大会で優勝するなど、
深田はスロープスタイルでも世界トップレベルの実績を積んでいます。

会場と日程イメージ

ミラノ・コルティナ五輪のスノーボード パーク&パイプ種目は、
イタリア・リヴィーニョの「Livigno Snow Park」で行われます。

スケジュールを見ると、

  • 女子ビッグエア:2月上旬(夜の時間帯に予選・決勝)
  • 女子スロープスタイル:2月中旬に決勝

という流れになっており、
深田は大会前半のビッグエアと、終盤のスロープスタイル、
2つの決勝進出を同時に狙うことになります。


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スノーボードのオリンピック選考基準をやさしく整理

「どうして深田茉莉はオリンピックに出られるの?」
ここが少し仕組みがややこしいので、シンプルに整理してみます。

1. まずは「世界全体のルール」

スノーボードのオリンピックでは、
出場できる選手の数(枠)が世界全体で決められています

ざっくりいうと:

  • スノーボード全体:男女それぞれ119人まで
  • ビッグエア/スロープスタイル(セット):
    • 男子30人、女子30人まで
    • 1カ国あたり最大4人まで
  • 選手一人ひとりには「最低条件」がある
    • 2024年7月〜2026年1月18日の期間に
      W杯か世界選手権で一度はトップ30に入る
    • その種目でFISポイント50点以上を持っている

この条件を満たしている選手だけが、
「出場候補リスト(オリンピッククオータアロケーションリスト)」に載ります。

2. 次に「国ごとの枠」が決まる

そのリストをもとに、

  1. 世界ランキング上位から順に「枠」を各国に振り分ける
  2. ただし、
    • 1種目あたり1カ国最大4人まで
    • 男女それぞれ最大13人まで
      という上限あり

という手順で、
「日本は女子ビッグエア/スロープスタイルに何人出せるか?」
という国の枠が決まります。

3. 最後に「国が誰を出すか」を決める

ここが少しややこしいところです。

  • FIS(国際スキー・スノーボード連盟)が決めるのは、あくまで「国の人数枠」
  • その枠を「誰にあてるか」は、各国のスキー連盟とオリンピック委員会が決めます。

日本の場合は、

  • 全日本スキー連盟(SAJ)
  • 日本オリンピック委員会(JOC)

が中心となって、世界選手権やワールドカップの成績などをもとに
代表メンバーを決定します。

日本の詳細な内部基準はすべて一般公開されているわけではありませんが、
実際に発表された「日本の冬季五輪代表55名」の中に、
スノーボード19名(男女計)が含まれていると伝える記事もあり、
その中に深田の名前も入っています。


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深田茉莉はどうやって条件をクリアしたのか?

ここまでの話をふまえて、

「なぜ深田茉莉はオリンピック代表になれたのか?」

を、ポイント別に整理してみます。

ポイント①:世界選手権・W杯での“トップ30”どころか、優勝・メダル常連

オリンピックの最低条件は、

  • W杯 or 世界選手権で1回でもトップ30入り
  • FISポイント50点以上

というものです。

深田の場合は、

  • 世界選手権2025:ビッグエア3位、スロープスタイル4位
  • W杯:
    • 2022–23シーズンから、ビッグエア優勝・2位・4位など多数
    • 2024–25シーズン:ビッグエア優勝、スロープスタイル優勝
    • 2025–26シーズン:開幕戦のビッグエアで優勝

と、「トップ30どころか、トップ3常連」と言っていいレベルの成績です。

当然、FISポイントも十分に高く、
オリンピックの条件は余裕でクリアしていると考えられます。

ポイント②:ビッグエア/スロープスタイルの“日本女子4枠”争いでも中心的存在

ビッグエア/スロープスタイルは、
日本女子にとって世界でも屈指の激戦区です。

主なライバルは、

  • 村瀬心椛
  • 岩渕麗楽
  • 小野光希 …など多数

特にビッグエア/スロープスタイルでは、

  • 村瀬心椛:世界選手権金メダルなど
  • 岩渕麗楽:世界選手権銀メダルなど

と、同じ日本チーム内にメダル候補がゴロゴロいる状態です。

その中で深田は、

  • 世界選手権2025:ビッグエア銅、スロープスタイル4位
  • 2024–25シーズンのW杯:ビッグエア優勝・スロープスタイル優勝
  • 2025–26シーズン:オリンピックイヤーの開幕戦ビッグエアで優勝

と、「国際大会での実績」「直近シーズンの安定感」の両方で
代表4枠の中に入るのが自然な成績になっていました。

その結果、日本代表として

  • ビッグエア/スロープスタイル:
    村瀬心椛、岩渕麗楽、深田茉莉、鈴木萌々 などの布陣(ドイツ語版リストより)

が組まれ、「日本勢だけで表彰台を独占してもおかしくない」と言われるほどの
“ドリームチーム”が完成した形です。

ポイント③:オリンピックに向けて“伸びている”こと

選考では、単に「過去の実績」だけでなく、

  • 直近シーズンで調子が上がっているか
  • けがからの復帰状況
  • 大舞台での安定感

なども重視されます。

深田は、

  • 2024–25シーズン後半:W杯・世界選手権で好成績
  • 2025–26シーズン開幕戦:ビッグエア優勝で好スタート

という形で、
「オリンピックへ向けて右肩上がり」の状態にありました。

これも、日本代表に選ばれた大きな理由の一つと考えられます。


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オリンピックでの「見どころ」3つ

最後に、実際にミラノ・コルティナ五輪を見るときの
「深田茉莉のチェックポイント」を、3つに整理しておきます。

見どころ①:女子トップクラスの“回転数”と高さ

Red BullやFISのハイライトでもたびたび紹介されるように、
深田の魅力は何と言っても高回転トリックです。

  • スイッチ(逆向き)からのダブルコーク1080
  • さらに1440クラスへのチャレンジ

など、「女子ではまだ数えるほどしかできない」技を、
試合の中で決めてくるポテンシャルがあります。

ビッグエアの決勝では、

「どの方向・どの回転数の技を出してくるか」

に注目してみると、より楽しめるはずです。

見どころ②:スロープスタイルの“構成のうまさ”

世界選手権2025のスロープスタイルでは4位、
カルガリーW杯では優勝と、
深田は「ジャンプだけでなく、レールやボックスも含めたトータルの上手さ」が光ります。

スロープスタイルを観るときは、

  • 1つめ〜3つめのレールセクションで、どんなトリックを入れてくるか
  • ジャンプセクションでの組み合わせが、
    他の選手より一段階難しいかどうか

あたりを意識して見ると、
彼女のすごさがより伝わってきます。

見どころ③:日本女子チームの「中での」立ち位置

ミラノ・コルティナ五輪のビッグエア/スロープスタイル女子は、

  • 村瀬心椛
  • 岩渕麗楽
  • 深田茉莉
  • 鈴木萌々

と、日本だけでメダル候補が4人いる状態です。

国際メディアでも「日本女子はチームとして最強クラス」と言われており、
オリンピックでは、

  • 「日本勢同士の表彰台争い」
  • 「日本3人が表彰台独占」といったシナリオ

も十分ありえます。

その中で深田が、

  • 一番高い技を出す“攻めのエース”になるのか
  • 安定感でチームを引っ張る“まとめ役”になるのか

こういった「日本チーム内での役割」にも注目すると、
観戦が一段と面白くなるはずです。


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まとめ

ここまでの内容を、改めて整理してみます。

  • 深田茉莉は、ミラノ・コルティナ2026で
    スノーボード女子ビッグエア&スロープスタイルに出場する。
  • 15歳でW杯ビッグエア初優勝 → X Games4位 → 世界選手権メダル →
    W杯複数優勝と、
    10代のうちに世界で通用する実績を積み上げてきた。
  • オリンピックの選考基準は
    • W杯/世界選手権でトップ30入り
    • FISポイント50以上
    • 世界の「クオータアロケーションリスト」で上位に入り、
      国ごとの枠(女子BA/SSは最大4人)を取ること。
  • 深田は世界選手権銅メダルやW杯優勝を重ねることで、
    この条件を大きく上回る成績を残し、
    日本代表4枠の中にしっかり入り込んだ。

テレビや配信で彼女のライディングを見るとき、
「すごい!」で終わらせずに、

  • ここまでの“積み重ね”
  • 背景にある選考のルール
  • 日本女子チームの中での立ち位置

までイメージして観ると、
ミラノ・コルティナ五輪がもっと深く、面白く感じられると思います。

オリンピック本番で、
深田茉莉がどんなトリックで世界を驚かせてくれるのか。
ビッグエアとスロープスタイル、二つの舞台での飛躍に注目しましょう。

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