結論から言うと、アリサ・リュウが着ていたのは「Nicholas Oakwell Couture」というロンドンの高級テーラーが手がけた、黒レース×コルセットのゴシック風ドレスです。
ただの黒ドレスではなく、マンダリンカラーや盤扣(パンコウ)と呼ばれる中国伝統の留め具デザインが取り入れられていて、彼女の中国系ルーツにちなんだ一着だったことが話題になりました。
この記事では「どんなドレスだったのか」「ブランドは何か」「中国風デザインの意味」を、事実ベースでわかりやすく整理していきます。
アリサ・リュウがこのドレスを着たのは、2026年7月16日にニューヨークで開かれた「TIME100 Sports Gala」という授賞式です。
これは米タイム誌が、スポーツ界で影響力のある人物を表彰する第1回目のイベントでした。
会場はニューヨークのピア60(Pier 60)で、名だたるアスリートたちが華やかな装いで集まりました。
アリサ・リュウは2026年ミラノ冬季五輪のフィギュアスケート女子シングルで金メダルを獲得した実力者なので、招待されたのも納得です。
まず見た目の印象からいうと、黒のレースを使ったゴシック・グラム系のドレスです。
上半身はコルセットタイプのボディスで、花柄のレースがびっしりあしらわれています。
背中側にはレースアップ(編み上げ)の仕掛けがあり、首元から腰にかけて黒いコードで編み込まれた、まるで背骨のようなデザインになっています。
スカート部分はハイウエストで、下にガーターストッキング風のパーツが重なり、そこからボリュームのあるフリルスカートが広がる、人魚のようなシルエットです。
レース素材のため肌がうっすら透けて見える部分があり、これがSNSで大きな反響を呼びました。
ただし、これは近年のレッドカーペットでよく見られる「シアー素材×コルセット」というトレンドの延長線上にあるデザインで、彼女だけが特別に大胆というわけではありません。
このドレスを手がけたのは、ロンドンを拠点とするクチュリエ(オートクチュール専門デザイナー)のニコラス・オークウェル氏です。
彼が展開する「Nicholas Oakwell Couture」というブランドのコレクションの一つ、「ウォルドーフ・アストリア(Waldorf Astoria)」というラインからの一着だと報じられています。
ざっくり言うと、大手メゾンではなく、一点ものの華やかなガウンを専門に作る「オーダーメイド系の高級ブランド」というポジションです。
なお、価格については公式な発表が見つからず、詳細は不明です。
このドレスが単なる「攻めた黒ドレス」で終わらなかったのは、随所に中国の伝統衣装を思わせるディテールが盛り込まれていたからです。
まず首元は「マンダリンカラー」と呼ばれる、チャイナドレスなどでおなじみの立ち襟デザインになっています。
さらに前身頃には「盤扣(パンコウ)」という、布ひもを結んで作る中国伝統のボタン留めが飾りとして使われていました。
袖も肩を覆う程度の短いキャップスリーブで、これも伝統的なチャイナドレスに近いシルエットです。
ブランド側によると、このドレスはハリウッド初の中国系アメリカ人スターと言われるアナ・メイ・ウォンにインスパイアされたものだそうです。
アリサ・リュウ自身は中国にルーツを持つアメリカ人選手なので、自分のバックグラウンドと重なる歴史的人物へのオマージュとして選ばれたデザインだと考えられます。
ここは推測になりますが、本人からこのドレスの意図について直接語ったコメントは現時点で確認できていません。
スタイリングを担当したのは、KATSEYEやTylaも手がけたことがあるスタイリストのケイティ・チェン氏です。
髪型は編み込みのお団子ヘアにまとめられ、アクセサリーにはダイヤモンドのイヤリングが合わせられていました。
ドレスの雰囲気に合わせて、全体的にクラシックかつゴシックな上品さを意識したスタイリングになっていたのがポイントです。
日本のニュースサイトでは「すごくゴージャス」「攻めすぎ」といった驚きのコメントとともに紹介されていました。
一方、海外メディアでは「これまでで最も大胆でゴシックな仕上がり」と、デザイン性の高さを評価する論調が目立ちます。
賛否というより「攻めているけど、ちゃんと意味のあるデザイン」として受け止められている印象です。
アリサ・リュウは、アメリカ出身・20歳のフィギュアスケート選手です。
2026年のミラノ冬季オリンピックで、女子シングルで金メダルを獲得しました。
これはアメリカ女子として実に約25年ぶりとなる、フィギュアスケート女子シングルでの五輪金メダルだったそうです。
さらに団体戦でもアメリカチームの金メダル獲得に貢献しており、まさに今、勢いに乗っている選手といえます。
ちなみにルイ・ヴィトンのアンバサダーも務めており、ファッション面でも注目されている存在です。
アリサ・リュウは今回が初めての「攻めたドレス」というわけではありません。
2026年5月には、五輪金メダリストとして初めてメットガラに出席しています。
その際に着ていたのは、血管や細胞、筋組織をモチーフにしたデザインの、ルイ・ヴィトンによる特注の深紅のドレスでした。
スポーツ選手ならではの「身体そのもの」をテーマにした、こちらも凝った一着です。
こうして見ると、彼女は毎回「ただ目立つ」だけでなく、テーマ性のある衣装を選ぶタイプの選手だとわかります。
| 項目 | TIME100 Sports Gala | メットガラ |
|---|---|---|
| 時期 | 2026年7月 | 2026年5月 |
| ブランド | Nicholas Oakwell Couture | ルイ・ヴィトン |
| 色 | 黒 | 深紅 |
| テーマ | 中国系ルーツ、アナ・メイ・ウォンへのオマージュ | 血管・細胞・筋組織などボディモチーフ |
| 特徴 | コルセット、レース、盤扣、マンダリンカラー | 特注オートクチュール |
- ブランドはロンドンの「Nicholas Oakwell Couture」
- コレクション名は「Waldorf Astoria」
- マンダリンカラー×盤扣で中国系ルーツを表現
- アナ・メイ・ウォンへのオマージュとされるデザイン
- スタイリングはケイティ・チェン氏が担当
公式な価格の発表は見つからず、現時点では不明です。
アメリカ出身の選手で、中国系のルーツを持つと報じられています。
ハリウッドで活躍した、最初期の中国系アメリカ人映画スターとして知られる人物です。
今のところ、そうした情報は見つかっていません。
アリサ・リュウがTIME100 Sports Galaで着ていたのは、Nicholas Oakwell Coutureによる黒レースのコルセットドレスでした。
単に「攻めたデザイン」なだけでなく、マンダリンカラーや盤扣を取り入れ、中国系のルーツやアナ・メイ・ウォンへのオマージュを込めた一着だったことがポイントです。
メットガラの深紅のルイ・ヴィトンドレスと合わせて見ると、彼女がテーマ性のある衣装選びを続けていることがよくわかります。
今後どんなドレスで登場するのか、引き続き注目してみてください。

