上間匠(うえま・たくみ)さんは、長野県塩尻市の元市職員です。
2008年に塩尻市役所に入り、企画課課長補佐などを務めたのち、2026年3月に退職しました。
市役所での勤務期間はおよそ17年半にのぼります。
その上間さんが、2026年9月の塩尻市長選挙に無所属の新人として立候補することを表明しました。
市役所の中を長年見てきた人が、今度は市役所を動かす側に挑戦する。そんな構図の選挙戦です。
まずは、上間さんの経歴をひと目で分かるようにまとめました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 名前 | 上間匠(うえま たくみ) |
| 年齢 | 47歳 |
| 出身 | 沖縄県西原町 |
| 学歴 | 東京大学大学院修了 |
| 最初の仕事 | プロサッカークラブの運営会社勤務 |
| 市役所歴 | 2008年入庁、企画課課長補佐などを歴任、2026年3月退職(約17年半) |
| 現在 | 市内で経営コンサルタント業 |
| 立場 | 2026年塩尻市長選に無所属新人として立候補 |
上間さんの出身は、沖縄県西原町です。
そこから東京大学大学院まで進んでいるので、勉強はかなり得意なタイプだったと言えそうです。
沖縄で生まれ育ち、東京で学び、最終的に長野県塩尻市で働くことになる。この移動の多さだけでも、なかなか行動的な人生を歩んできたことがうかがえます。
大学院で何を専攻していたかまでは分かっていませんが、少なくとも学歴だけを見れば申し分のないキャリアの持ち主です。
大学院を出た上間さんが最初に選んだのは、公務員ではなく民間企業でした。
プロサッカークラブの運営会社に勤務していたとされています。
スポーツクラブの運営というのは、チケット販売やスポンサー営業、地域との連携など、地道な調整業務がとても多い仕事です。
華やかに見えて実務型、という点では、のちの市役所勤務にもつながる下地になっていたのかもしれません。
上間さんが塩尻市役所に入ったのは2008年です。
そこから2026年3月に退職するまで、およそ17年半にわたって市役所に勤めてきました。
この間、企画課課長補佐などを歴任したことが分かっています。
企画課は、市の総合計画や重点施策の方向性を考える、いわば市役所の頭脳にあたる部署です。
そこで課長補佐を務めていたということは、市の予算配分や事業の優先順位づけといった、内側の事情をかなり詳しく知る立場にいたと考えられます。
17年半という年月は、係員から管理職一歩手前まで経験するには十分な長さです。
市政の内側を長く見てきたからこそ語れる言葉がある一方、それが強みになるのか、逆に「身内びいき」と見られるのかは、これからの選挙戦の中で問われていきそうです。
2026年3月に市役所を辞めた上間さんは、その後市内で経営コンサルタント業を始めています。
そして同じ年の8月17日、記者会見を開いて塩尻市長選への立候補を正式に表明しました。
取材に対して上間さんは「市役所と市民との間の信頼関係が崩れてしまっていて、このままでは次世代に責任を持つことができない」と述べています。
そのうえで「市政や地域社会を変え、多世代で応援し合える社会をつくっていきたい」と、立候補の理由を語りました。
長年内側にいた人だからこそ気づいた「信頼関係のほころび」が、退職と立候補を後押しした、というのが本人の説明です。
上間さんが訴えているのは、主に市の財政に関わる部分です。
- 歳出の削減
- 新規事業の見直し
- やるべきこととやらないことの区別
上間さんは「市の財政を考えれば、やるべきことと、やらないことを区別する必要がある」と話しています。
また「このまま進むのか、一度立ち止まって未来を選び直すのか、全部伝えて市民と決める」とも述べており、市民との対話を重視する姿勢を打ち出しています。
ただし、どの事業をどう見直すのかといった具体的な中身までは、現時点で詳しくは示されていません。
そのあたりは、今後の選挙戦の中で少しずつ明らかになっていくと見られます。
今回の塩尻市長選は、上間さんだけの戦いではありません。
現職で1期目の百瀬敬さん(56歳)が、2026年2月にすでに立候補を表明しています。
百瀬さんも無所属です。
つまり今回の選挙は、現職と、市役所出身の新人が正面からぶつかる構図になっています。
市政の実績を積んできた現職と、その内側を長年見てきた元職員。どちらの言葉に説得力があるか、比べながら見ていくと面白いポイントです。
塩尻市長選挙は、2026年9月13日に告示され、9月20日に投開票が行われます。
- 告示日:2026年9月13日
- 投開票日:2026年9月20日
- 公開討論会:2026年9月6日(塩尻青年会議所主催、中信会館ベルヴィホール)
告示前の9月6日には、塩尻青年会議所主催の公開討論会が開かれ、立候補予定の2人が参加する予定です。
ここで両者の主張を直接聞き比べられるので、投票先を決めるうえで参考になりそうです。
Q. 上間匠さんは何歳ですか?
A. 47歳です(2026年8月の立候補表明時点)。
Q. 出身はどこですか?
A. 沖縄県西原町の出身です。学歴は東京大学大学院修了です。
Q. 塩尻市役所ではどんな仕事をしていましたか?
A. 2008年に入庁し、企画課課長補佐などを歴任しました。2026年3月に退職するまで、約17年半勤めています。
Q. なぜ市役所を辞めて市長選に出るのですか?
A. 本人は「市役所と市民との信頼関係が崩れている」と感じたことを理由に挙げています。
Q. 対抗馬はいますか?
A. 現職1期目の百瀬敬さん(56歳)が2026年2月に立候補を表明しており、現職と新人の一騎打ちになる見込みです。
Q. 選挙はいつですか?
A. 2026年9月13日告示、9月20日投開票です。
上間匠さんは、沖縄県西原町出身、東京大学大学院修了という経歴を持つ47歳です。
民間企業を経て2008年に塩尻市役所に入り、企画課課長補佐などを歴任しながら約17年半にわたって市政の内側を見てきました。
2026年3月に退職し、同年8月17日、無所属の新人として塩尻市長選への立候補を正式に表明しています。
訴えているのは、歳出の削減や新規事業の見直しなど、市の財政運営を見直す方向性です。
選挙戦は、現職の百瀬敬さんとの一騎打ちになる見通しで、9月13日告示、9月20日投開票の日程で進みます。
市役所の内側を長く知る人が、市政をどう変えようとしているのか。9月6日の公開討論会や告示後の動きにも注目です。

