なぜ髙田真希のあだ名は「リツ」なの?輝かしい16年の歳月

髙田真希はリツ スポーツ

バスケ界の大黒柱、髙田真希。「リツ」の愛称で親しまれる彼女が、16年の歳月を経て悲願の日本一を達成。その輝かしい軌跡と、なお続く挑戦の日々に迫る。

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「リツ」の理由

髙田真希選手は、日本女子バスケットボール界を代表する選手の一人です。1989年8月23日に愛知県豊橋市で生まれ、現在35歳です。身長185cmの長身を活かし、ポジションはセンターを務めています。

髙田選手の愛称である「リツ」は、「リ」バウンドを「つ」よく取るという意味から来ています。この愛称が示すように、リバウンドの強さは彼女の最大の武器の一つです。

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バスケットボールキャリア

学生時代の実績

髙田選手のバスケットボール人生は、小学校4年生から始まりました。しかし、本格的に競技を始めたのは中学校からです。高校時代は、バスケットボールの名門校である桜花学園高等学校に進学しました。ここで、髙田選手は全国レベルの選手として頭角を現し始めます。

桜花学園高校での主な実績:

  • 2007年 全国高等学校総合体育大会 優勝
  • 2007年 国民体育大会 優勝
  • 2007年 全国高等学校選抜優勝大会 優勝(ベスト5選出)

デンソーアイリス入団から現在まで

2008年、髙田選手は高校卒業後すぐにWリーグのデンソーアイリスに入団します。プロデビュー1年目から注目を集め、2008-2009シーズンにはWリーグの新人王を獲得しました。

デンソーアイリスでの主な実績:

  • Wリーグルーキー・オブ・ザ・イヤー(2008-09)
  • Wリーグ得点リーダー 8回(2010-11、11-12、13-14、15-16、16-17、18-19、20-21、21-22)
  • Wリーグベスト5 12回連続選出(2010-11から2023-24シーズンまで)
  • WリーグレギュラーシーズンMVP 3回(2013-14、2022-23、2023-24)

2023年12月には、皇后杯全日本選手権ファイナルラウンド決勝でENEOSを破り、チームとして悲願の初優勝を果たしました。

日本代表としての活躍

髙田選手は2009年から日本代表に選出され、以来、日本女子バスケットボール界の中心選手として活躍しています。

主な国際大会での実績:

  • 2015年 アジア選手権 優勝
  • 2016年 リオデジャネイロオリンピック 8位
  • 2017年 アジアカップ 優勝
  • 2019年 アジアカップ 優勝(キャプテンとして4連覇に貢献)
  • 2021年 東京オリンピック 銀メダル(キャプテンとして出場)

東京オリンピックでは、髙田選手はキャプテンとしてチームを牽引し、日本バスケットボール史上初となる銀メダル獲得に大きく貢献しました。

個人タイトルと受賞歴

髙田選手の輝かしい実績は、数々の個人タイトルと受賞歴からも明らかです。

主な個人タイトル:

  • Wリーグ得点王 8回
  • Wリーグリバウンド王 5年連続(2019年シーズンまで)
  • WリーグMVP 3回
  • 2015-2016シーズン Wリーグ得点王とリバウンド王の2冠達成

プレースタイルと特徴

髙田選手の最大の武器は、その長身を活かしたリバウンド力です。2019年シーズンまで5年連続でWリーグのリバウンド女王に輝いています。また、攻撃面でも高い能力を持ち、2023-24シーズンにはリーグトップの3ポイント成功率48.5%を記録しました。

オフコートでの活動

髙田選手は、バスケットボールの普及と次世代育成にも力を入れています。2020年には自身で「TRUE HOPE」という会社を設立し、代表取締役社長に就任しました。

主な活動:

  • スポーツ教室やトークイベントの開催
  • SNSを通じたファンとの交流
  • バスケットボールの魅力発信

最新の活躍と今後の目標

2024-25シーズンも、髙田選手はデンソーアイリスと選手契約を締結しました。

今後の目標:

  • Wリーグでの更なる活躍
  • 2024年パリオリンピックでの金メダル獲得

ファンとの交流

髙田選手は、SNSやイベントを通じて積極的にファンとの交流を図っています。

主な交流活動:

  • 「髙田真希マルシェ」の開催(豊橋市での開催では5000人以上が来場)
  • 「子供を笑顔にするプロジェクト」での部活訪問
  • YouTubeチャンネルでの情報発信
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まとめ

髙田真希選手は、その卓越した実力と強いリーダーシップで、日本女子バスケットボール界の大黒柱として不動の地位を築いています。高校時代から一貫して高いレベルでプレーを続け、Wリーグや日本代表での活躍を通じて、日本バスケットボールの発展に大きく貢献してきました。

オリンピックでの銀メダル獲得や、長年の悲願だった皇后杯優勝など、髙田選手の存在なくしては語れない偉業も数多くあります。また、プレーヤーとしての活躍だけでなく、次世代育成や競技普及にも力を入れており、日本バスケットボール界全体の発展に寄与しています。

35歳となった現在も、なお第一線で活躍を続ける髙田選手。2024年のパリオリンピックでの更なる飛躍が期待されるとともに、彼女の姿は多くの若手選手たちの目標となっているのです。

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