小泉八雲の子孫の現在は?子供は何人だった?

小泉八雲の子孫の現在は?子供は何人だった? エンタメ
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まず結論(最速まとめ)

  • 子どもは4人 …長男 一雄(かずお)、次男 巌(いわお)、三男 清(きよし)、長女 寿々子(すずこ)。これは松江市の小泉八雲記念館の家族紹介や公的資料で一貫して確認できます。
  • 現在の主なご子孫
    • 小泉 凡(こいずみ・ぼん)さん…八雲の曾孫(ひ孫)。2016年から松江の小泉八雲記念館 館長として著作・展示・講演などを通じてハーン(八雲)研究と普及に尽力。焼津小泉八雲記念館の名誉館長も務めます。
    • 守谷 天由子(もりや・あゆこ)さん玄孫(やしゃご)。八雲の次男・巌の系譜。現在はアイルランドなどで創作活動・発信を行い、家族史や八雲の足跡を紹介。

参考:英語版Wikipedia「Lafcadio Hearn」も、4人の子(Kazuo, Iwao, Kiyoshi, Suzuko)と明記。日本語版「小泉八雲」も同様です。

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子ども4人のプロフィール(時系列+簡潔に)

長男:小泉 一雄(1893–1965)

八雲没後、父の遺稿整理や書簡編集に取り組み、『父小泉八雲』『父「八雲」を憶う』などを著しました。経歴は早稲田卒。資料・編集面で“家の記憶”を未来に手渡した存在です。

次男:稲垣 巌(1897–?)

出生直後に母セツの養家稲垣家の養子となり姓が稲垣に。巌系の子孫からは後述の守谷天由子さんが知られています。

三男:小泉 清(1899–1962)

画家。東京美術学校(現・東京藝大)に進むも病で中退。のちに読売賞を得て46歳で画壇デビュー。鮮やかな色彩と厚塗りの作風で知られます。

長女:小泉 寿々子(1903–1944)

末っ子。幼少期の病で長く家族の支えのもとに暮らしたことが伝えられています(記念館の家族展・家族史の紹介参照)。

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家系の流れと「現在」の主なご子孫

1) 長男・一雄系 —— 研究・普及の中核

  • 小泉 凡(ぼん)さんは一雄系の曾孫。2016年より小泉八雲記念館(松江)館長に就任。展示刷新、講演、著述(『怪談四代記』など)を通じて“ヘルン=八雲”の世界を現代に橋渡ししています。焼津の記念館では名誉館長。
  • 英語・観光の文脈でも凡さんは「館長/Director」として広く紹介されています。

2) 次男・巌系 —— 海外からの発信

  • 守谷 天由子さんは巌の玄孫。ブログやインタビューで家系の歴史や自分のルーツを発信し、アイルランド在住など国際的な視点から“八雲の旅の系譜”を現在形で伝えています。

なお、インターネット上には多くの系図まとめ記事もありますが、年次や続柄の表記に揺れが見られることがあります。基本線は松江の公式館情報や一次資料に照らして確認するのが安全です。hearn-museum-matsue.jp

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よくある誤解と検証ポイント

「子どもは3人だった?」という記事がある

セットの回想英訳の一部二次資料で“three children”と書かれる例があり、そこだけを引用した古い英語記事がネットに残ることがあります。ですが、記念館の公式解説・展示、日本語・英語Wikipediaともに4人で一致しています。迷ったら松江の記念館情報を基準に。UNLデジタルコモンズ

「長女・寿々子の情報が少ない」

プライベート性が高く、体調や生活の詳細は控えめな記録が多い分野。二次記事では病名や経過の書き方に推測混じりも見られるため、記念館の展示文や家族回想に基づく範囲で押さえるのが無難です。hearn-museum-matsue.jp

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小泉八雲“家族の物語”をもう少しだけ

  • 八雲は1890年の来日後、松江で小泉セツと出会い結婚(1891)。日本に帰化して「小泉八雲」と名乗り、4人の子を授かります。ウィキペディア
  • 八雲没後(1904)、一家の記憶は一雄の編集・回想清の表現活動、そして曾孫・凡さんの研究・展示へと継承され、「記録→表現→キュレーション」の三層で現在へとバトンが渡されてきました。コトバンク
  • 記念館は2016年にリニューアル。凡さんが館長就任後、直筆原稿・初版本・遺愛品などの展示を再構成し、講演・企画展・国際交流を重ねて年約15万人規模の来訪があると紹介されます(館・観光情報等)。松江観光の核としても機能しています。hearn-museum-matsue.jp
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主要人物の見取り図(ざっくり家系メモ)

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いま“八雲の家”が伝えてくれること

「家族」は八雲文学の重要な背景です。

来日前の孤独、松江で得た温かな日々、そして子どもたちへ。一雄の編集が文字資料を未来へつなぎ、清の絵が目に見える形にし、凡さんの展示と言葉が現代の観客に開いてくれる。

さらに海外で発信する玄孫の天由子さんの存在は、ギリシャ—アイルランド—日本というハーンの旅路を、21世紀の個人の暮らしへ引き寄せてくれます。

答えはシンプルです。子どもは4人。そして子孫は今も“物語を受け継ぎ、語り直す”仕事を続けています。

参考・出典

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