なぜ「2026年オフ」なの?——FAの数え方を超やさしく
- NPBの国内FAは、一軍登録日数145日×8シーズン(大卒・社会人は7)が基本。海外FAは9シーズン。足りない年は合算OK(145日に満たない年を足して1シーズンにできます)。
- この「145日」がミソ。ケガや抹消が長いと遅れ、長く一軍にいれば前倒しになります。“今年の成績”より“何日一軍にいたか”がFA時期に直結します。
参考リンク:FA残日数を可視化する「FAカウンター」には、選手ごとの残り年数・日数の目安が掲載(2025年版)。ここでの周東の表示からも2026年オフ到達ラインが読み取れます。
年俸推移(推定)と評価の流れ
周東選手の評価は「走」「守」に加え「打」が乗って大台(1億円)到達。報道とデータサイトを合わせて、近年の推移をざっくり整理します(単位:万円)。
- 2025年:11,000(大幅増、初の1億円台)
- 2024年:4,500(前年から微増、主力定着)
- 2023年:4,000 / 2022年:3,600 / 2021年:4,000 / 2020年:2,000 / 2019年:600 など(育成→支配下→主力へ)
金額は推定であり、正式公表ではありません。
2025〜2026年の「契約の行方」シナリオ
1)ホークスが複数年延長を提示(最有力)
- 走塁・守備・打撃の総合力に加え、センターラインの要で広告・動員面も含めた価値が高い。
- FA“前年”の2025年オフは、2〜4年程度の複数年での延長打診が自然。FA市場に出すより事前に囲うのが球団の定石です。
- 球団公式の選手名鑑でも、中核選手として位置づけられています(成績ページやプロフィール)。
2)単年更新→2026年オフに判断(やや低め)
- ケガなどで稼働日数が減るとFA到達がずれたり、評価が保留される可能性。
- ただ近年の実績(盗塁王・ベストナイン・GGなど)を踏まえると、単年で引っ張るリスクは球団側に大きい。
3)FA権取得後に市場へ(ケースとしてはある)
- 「一度市場で評価を見てから」のパターン。とはいえ、人的補償やランクの存在、センターという希少ポジションを考えると、ホークス残留優位の見立てが一般的です(※制度の一般論)。
もしFAになったら?——需要と想定年俸レンジ(仮説)
ここからは仮説(ロジックベース)です。正式情報ではありません。
- 需要:センター守備+トップバッター適性+機動力を同時に満たす野手は希少。外野の守備力が課題の球団、得点力の起点を欲する球団は最優先リストに入れるはず。
- レンジ感:近年の外野主力のFA相場・年齢曲線を踏まえると、2〜4年・年俸1.5〜3億ゾーンが交渉の土台になり得る(インセンティブや出来高で上ぶれ)。
- 残留要素:起用ポジションの保証、長期の健康サポート、打撃アプローチの継続的支援(出塁率・長打率の底上げ)、顔としての待遇など。
Q&A
Q1. 成績が良ければすぐFA?
→いいえ。FAは一軍在籍日数でカウント。好成績でも抹消が多いと遅れます。
Q2. 2025年オフに周東はFA?
→基本はNO。最短ラインは2026年オフ見込み。2025年は複数年延長の打診が自然。
Q3. 海外FAはいつ?
→国内より1シーズン(145日)多い「9シーズン」相当。国内より後になります。
直近の評価を後押ししたニュース
- 2024年オフ:推定1.1億で更改(2.4倍増)。主力格としての評価が明確に。
- 公式の選手名鑑・成績でも中軸起用が定着。センターラインを任される価値は高い。
2025〜2026ロードマップ
- 2025年シーズン:とにかく一軍在籍日数を積む(145日に近いほどFA時期が確定)。
- 2025年オフ:球団→複数年延長の打診が濃厚。合意ならFA到達前にクローズ。
- 2026年シーズン:未合意なら年内の健康管理と稼働が超重要。
- 2026年オフ:国内FA権に到達見込み。ここで「残留延長」か「FA宣言で市場評価」かの二択。
競争力を左右する“3つの鍵”
- 健康と在籍日数:FA到達の前提。抹消を減らす。
- 出塁率の維持:1番タイプの生命線。四球の質とボール見極め。
- センター守備の指標:捕殺・守備範囲は評価が可視化されやすい(球団は内部指標で厳密に見ています)。
周東佑京・基本プロフィール(おさらい)
- 生年月日:1996年2月10日
- 投打:右投左打
- ポジション:外野手(主に中堅)/内野経験あり
- 所属:福岡ソフトバンクホークス(育成→支配下→主力)

