「朝ドラ『ばけばけ』の“なみ”ってどんな役?」
「ゲスの極み乙女。のほな・いこかと同一人物って本当?」
「結局、何者なの? どんな経歴の人?」
この記事では、朝ドラ『ばけばけ』の遊女・なみ役から、バンド『ゲスの極み乙女。』のドラマー・ほな・いこかまで、じっくり解説していきます。
さとうほなみ=ほな・いこかは同一人物
まず最初にハッキリさせておきたいのがここ。
- さとう ほなみ … 女優としての名前
 - ほな・いこか … 「ゲスの極み乙女。」などで活動しているドラマーとしての名前
 - 本名は 佐藤穂奈美(さとう ほなみ) とされています
 
つまり、
「さとうほなみ」も「ほな・いこか」も、中身は同じ人
です。
所属はワタナベエンターテインメント。東京都出身で、1989年8月22日生まれ。
公式プロフィールでも、
「ゲスの極み乙女。のドラマー(ほな・いこか)としても活動」
とハッキリ書かれていて、“二刀流”で活躍しているアーティスト兼女優といえます。
インスタの自己紹介欄にも、
「さとう ほなみはお芝居のひと/ほな・いこかはドラム叩くひと。中身は一緒です。」
と書いてあり、本人も“二つの顔”をよくネタにしています。
朝ドラ『ばけばけ』なみ役ってどんなキャラ?
なみは「遊女」だけど、暗いだけの役じゃない
NHKの朝ドラ『ばけばけ』で、さとうほなみさんが演じるのが、遊女・なみというキャラクターです。
公式インタビューによると、なみにはこんな背景があります。
- 家が貧しくて、8人兄弟
 - 親孝行のために、自分の身を売って遊女になるという、かなり重い決断をしている
 - それでも「明るく、めげない人でいてほしい」という方向性のキャラクター
 
遊女という仕事は重くてつらい現実が多く、「明るく生きていられるような人生じゃない」とさとうほなみさん自身も語っています。
それでも、彼女が演じる“なみ”は、
- 弱さもある
 - それでも笑顔を見せる
 - どこか“したたかさ”も感じる
 
そんな「一色では塗れない女性像」として描かれているのが特徴です。
ヒロインオーディションからの「なみ役」抜擢
実はさとうほなみさん、最初は『ばけばけ』のヒロインオーディションに参加していたそうです。
- 募集年齢的に「ギリギリアウト!?」と思いつつ受けてみた
 - でも、オーディション自体がとても楽しくて「結果はダメでもいいか」と帰った
 - そのあと、なみ役での出演オファーが来た
 
という流れがインタビューで語られています。
ここからも、
「ヒロインではないけれど、作品世界の“核”にかかわる重要な役」
として、なみが選ばれたことがわかります。
なみを通して見える“ばけばけ”の世界
なみは遊女として、橋の向こう側の自由な世界に行けない存在として描かれています。インタビューでは、撮影で訪れた松江の大橋川のことを、
- 風が強くて橋も長く、「この川がどれだけ大きな壁か実感した」
 
と語っています。
つまり、
- 川のこちら側:なみが生きる、縛られた世界
 - 川の向こう側:なみが「行きたくても行けない」自由な世界
 
という対比があり、それが作品全体のテーマとも重なっているんですね。
ゲスの極み乙女。「ほな・いこか」としての顔
では、もう一つの顔「ほな・いこか」についても整理しておきます。
バンドでのポジション
- バンド:ゲスの極み乙女。
 - 担当:ドラム
 - 2012年の結成メンバーのひとりで、その後メジャーデビューし、
「私以外私じゃないの」などのヒット曲で一気にブレイク。 
バンドとしては、2015年にNHK紅白歌合戦にも出場しており、その独特のサウンドと歌詞の世界観、そして強烈なビジュアルで大きな話題になりました。
美人ドラマーとしての存在感
音楽メディアやインタビュー記事では、
- 整った顔立ち
 - クールビューティーな雰囲気
 - でも普段はわりとマイペースでおちゃめ
 
といったギャップが語られることが多く、「美人ドラマー」「いこか様」と呼ばれながらも、どこか親しみのあるキャラクターとしてファンに愛されています。
高校時代は最初ギターを弾いていたものの、
「自分にはギターの才能がない」と感じてドラムに転向した
というエピソードも。結果的にはこの選択が、今のキャリアにつながっています。
ほな・いこか名義とさとうほなみ名義の切り替え
- 音楽活動:ほな・いこか
 - 女優業:さとうほなみ(一部作品では「佐藤穂奈美」名義も)
 
このようにシーンごとに名前を使い分けているのも、彼女の特徴です。
「バンドのほな・いこかの“毒”っぽさ」と
「女優・さとうほなみの、しっとりした色気や存在感」
この二つがあるからこそ、見る側としても惹きつけられてしまうのかもしれません。
女優としての主な出演作と“色気”
主なドラマ・映画出演
さとうほなみさんは、2017年ごろから本格的に女優活動をスタートし、ドラマ・映画・舞台と幅広く出演しています。
代表的な作品としては:
- テレビ朝日『黒革の手帖』
 - フジテレビ『ルパンの娘』
 - NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』
 - フジテレビ『あなたがしてくれなくても』
 - Netflix映画『彼女』(水原希子さんとのダブル主演)
 - 映画『窮鼠はチーズの夢を見る』など
 
特に『彼女』や『窮鼠はチーズの夢を見る』では、大人の恋愛や、こじれた感情を丁寧にすくい上げる演技が評価されています。
“エロカッコいい”という評価
男性向け雑誌のインタビューでは、
- 「エロカッコいい」
 - 「監督をその気にさせる女優」
 
といった表現で取り上げられることもあり、ただセクシーなだけでなく、“芯のある色気”を持つ女優として注目されています。
これは、
- バンドで鍛えられたステージ上の存在感
 - ロックな世界観の中で育った感性
 - でもどこか“達観したような”大人っぽさ
 
が合わさった結果なのかもしれません。
さとうほなみ/ほな・いこかの経歴ざっくり年表
ここで一度、流れをわかりやすく整理しておきます。
- 2002年ごろ
ジュニアタレントとして活動。「ちゃおアイドルガールコンテスト」で審査員特別賞。映画『スワンズソング』出演など。 - 2004年ごろ
いったん芸能活動を休止。 - 2006年〜
インディーズバンドで音楽活動開始。最初はギター担当→のちにドラムへ。 - 2012年
「ゲスの極み乙女。」結成に参加。ほな・いこかとしてドラム担当。 - 2014年
メジャーデビュー。ヒット曲を連発し、一気にブレイク。 - 2015年
NHK紅白歌合戦に出場。バンドとして全国区へ。 - 2017年〜
「さとうほなみ」名義で女優業を本格スタート。ドラマ『黒革の手帖』、舞台などに出演。 - 2020年代
『ルパンの娘』『鎌倉殿の13人』『あなたがしてくれなくても』『彼女』などで、存在感のある女優として認知度アップ。 - 2025年
朝ドラ『ばけばけ』で遊女・なみ役を演じる。 
こうして見ると、
子どものころから芸能の世界に触れ → 音楽でブレイク → 30代で女優として再ブレイク
という、かなりドラマチックなキャリアを歩んでいるのがわかります。
結婚・私生活について少しだけ
私生活については、報道やネット上でさまざまな噂がありますが、
- 一般男性と結婚していた時期があったとされる
 - 一部では「離婚しているのでは?」という記事もある
 
など、はっきりしない情報も多いのが正直なところです。
ただし、どれも週刊誌やネット記事ベースであり、本人が大々的に語っているわけではありません。
この記事では、
「公式に確定していないプライベート情報を断定しない」
というスタンスで、あえて深入りはしないようにします。
彼女にとって一番の武器は、
- 仕事で見せる表現力
 - ステージや画面の前での存在感
 
なので、そこにフォーカスするほうが、ファンにとっても健康的かなと思います。
“なみ役”と“ほな・いこか”をつなぐもの
最後に、「なみ役」と「ほな・いこか」の共通点についても考えてみます。
どちらも「不自由な場所」で戦っている
- なみ:貧しさや家の事情から、遊女という道を選ばざるをえない女性
 - ほな・いこか:ロックバンドという、まだまだ男社会の色が強い世界で戦う女性ドラマー
 
どちらもある意味で、
「自分で選んだようでいて、選べなかった部分もある場所」
で生きているキャラクター(/本人)だと言えます。
でもそこで、
- ただ被害者になるのではなく、
 - その場でどう生きるか、どう輝くかを自分で決める
 
という姿勢が共通しているように感じます。
“暗さ”と“明るさ”が同時に存在する
なみは、遊女という重い立場にいながらも、「明るく、めげない人でいてほしい」とリクエストされている役。
ほな・いこかとしてのステージでは、
- タイトでクールなドラミング
 - ちょっとドSっぽいキャラ
 - でも、笑うと一気に柔らかくなる表情
 
など、“暗さと明るさ”の両方を持っていると言われます。
この「光と影の同居」こそが、さとうほなみ/ほな・いこかという人物の魅力そのものかもしれません。
まとめ
この記事では、
を、できるだけわかりやすく整理してみました。
最後にポイントをもう一度まとめると…
「ばけばけ」でなみを演じるさとうほなみさんをきっかけに知った人は、ぜひ一度、ゲスの極み乙女。のライブ映像や、映画『彼女』などもチェックしてみてください。
きっと、
「同じ人なのに、ここまで違う顔を見せられるのか…」
と、いい意味で“バケもの級”の表現力に驚くはずです。
  
  
  
  

