【結論から】リライブシャツαの自主回収は「危険だから」ではなく
“医療機器としてのルールに合っていなかったから” 行われています。
- 対象:主に「リライブシャツα」「リライブスパッツα」などの“αシリーズ”
- 理由:
- 「家庭用遠赤外線血行促進用衣」という一般医療機器の定義に合っていなかったことが判明したため
- 安全性:
- 会社の発表では、健康被害の報告はなく、製品の使用が健康被害の原因になる恐れは考えにくいとされています
- 補償:
- 回収に協力した人には、返送した商品1点につき公式ECサイトで使える15,000円分のクーポン
- クーポンを希望しない場合は、購入金額の返金(例:シャツ11,000円、スパッツ14,300円など)
この記事では、
- なぜ自主回収になったのか(理由)
- 危険性はあるのか
- 自分の持っているシャツが対象かどうかのチェック方法
- 返金・クーポンをもらうまでの具体的な手順
を解説していきます。
リライブシャツってそもそも何?
まずはかんたんに整理します。
リライブシャツは、
- 着ることで血行促進や疲労回復のサポートが期待できる、として販売されてきた衣類ブランドです。
- なかでも「リライブシャツα」「リライブスパッツα」は、
一般医療機器(家庭用遠赤外線血行促進用衣)として届出されていたシリーズです。
ざっくり言うと、
「ただのシャツ」ではなく、
「遠赤外線で血行を促す“医療機器扱いのシャツ”」
として売られていたのが、αシリーズだと思っておけばOKです。
今回の自主回収のざっくり全体像
どんな製品が自主回収の対象?
公式発表によると、主に対象となっているのは
- リライブシャツα
- リライブスパッツα
といった“α”がつく一般医療機器届出済み商品です。
※具体的な型番やサイズ、カラーなどの一覧は、
リライブ公式サイト内の「弊社一部製品に関する自主回収のお知らせ」ページに詳しく掲載されています。
どれくらいの数が回収対象?
報道ベースでは、
- リライブシャツα・スパッツαなど、合計約48万着が自主回収の対象
とされています。
かなり大きな規模の回収で、ニュースになっているのも納得ですね。
なぜ自主回収することになったの?
一言でいうと、
「医療機器として名乗るルール」に合っていなかったから
です。
詳細は次の章で分かりやすく説明します。
なぜ自主回収になったの?理由をやさしく解説
問題になったのは「効果そのもの」ではなく「定義」
リライブシャツα/スパッツαは、
- 一般医療機器の区分のひとつである
「家庭用遠赤外線血行促進用衣」
として届出されていました。
ところが、その後、厚生労働省が
「衣類の一部分だけが遠赤外線を出すような製品は、この“家庭用遠赤外線血行促進用衣”には当てはまらない」
という趣旨の見解を示しました。
リライブシャツα・スパッツαでは、
- 遠赤外線を出す部分がプリント加工された一部のエリアに限られていたため、
- 結果として、“定義に合っていない医療機器として届出してしまっていた”
という状態になっていた、というわけです。
「制度上のミスマッチ」を修正するための回収
会社側は、
- 厚労省の見解が出たあと、
自社製品がその定義に合っていないことに気づき、 - 新規出荷・販売を止めると同時に、すでに販売した分を自主回収することを決めた
と説明しています。
ここでポイントなのは、
「危険な成分が入っていたから回収」
ではなく、
「医療機器として名乗るルールに合っていなかったから回収」
という、制度上・表示上の問題である、という点です。
危険性は?今着ていても大丈夫なの?
公式の見解:「安全性への影響はない」
リライブ側の公式発表やリコール情報サイトの説明によると、今回の件については、
- 製品自体の安全性への影響はない
- 使用が健康被害の原因となる恐れは考えられない
- 現時点で健康被害の報告もない
とされています。
つまり、
「今まで着ていたからといって、今すぐ体に悪影響が出る」
という話ではない
と公式には説明されている、ということです。
それでも不安な人はどうする?
とはいえ、
- 「医療機器って聞いて買ったのに、定義に合ってなかったって…」
- 「なんとなく気持ち悪いから手放したい」
と感じる人も多いはずです。
その場合は、今回の自主回収に協力して返送し、クーポンか返金を受け取るのが、もっともスッキリした対応になります。
自分のリライブシャツが対象かチェックする方法
「とりあえず、うちのやつが対象かどうか知りたい!」
という方のために、チェックの流れを整理します。
まずは“名前”を確認
タグや注文履歴を見て、商品名を確認しましょう。
- 「リライブシャツα」
- 「リライブスパッツα」
など、「α」がつくシリーズが今回の主な対象です。
通常の「リライブシャツ」(αなし)などは、今回の自主回収の対象には含まれていません(2025年11月6日時点の公式発表ベース)。
公式の「自主回収のお知らせ」ページで型番を確認
公式サイトの「弊社一部製品に関する自主回収のお知らせ」ページには、
- 対象となる製品名
- 型番や品番
- カラー・サイズなど
が詳しく掲載されています。
やること:
- 手元のシャツ・スパッツのタグや袋をチェック
- 「リライブシャツα」「リライブスパッツα」などの表記を探す
- 公式ページの対象一覧と型番・品名を照らし合わせる
ここまでで「自分のは対象っぽい」となったら、次は回収手続きに進みましょう。
返金・クーポンの受け取り方(手順をステップ解説)
ここが、この記事のメイン実務パートです。
補償の内容(ざっくり)
公式発表による補償内容は、次のようになっています。
- 回収に協力した人には、
返送商品1点につき、公式ECサイトで使える15,000円分のクーポンを送付 - クーポンを希望しない場合は、
購入金額の返金で対応- 例:リライブシャツα 11,000円、リライブスパッツα 14,300円など
手続きの流れ(ステップごと)
いくつかのニュース・解説記事から共通部分をまとめると、流れはだいたいこんな感じです
ステップ1:公式の「オンライン自主回収受付ページ」を開く
- 公式サイトやお知らせページから
「オンライン自主回収受付ページ」へのリンクが案内されています。 - 24時間利用できるフォームです。
ステップ2:必要情報をフォームに入力する
フォームでは、例えば
- 名前・住所・電話番号・メールアドレス
- 対象製品の種類(シャツα/スパッツαなど)
- 数量
- 購入先(公式サイト、テレビ通販、店舗など)
- 購入日時や注文番号 など
の入力が求められます。
※オンライン購入の場合は、
注文メールのスクリーンショットなどが購入証明として使える場合もあるとされています。
ステップ3:案内に従って製品を返送する
フォーム送信後、
- 返送先住所
- 送り方(着払いかどうか)
- 梱包の注意点
などが表示されます。
指示に従って、対象製品を返送しましょう。
ステップ4:クーポンまたは返金を受け取る
返送品が先方に届き、内容確認が済むと、
- 15,000円分クーポンの場合 → メールなどでクーポンコードが送られる
- 返金希望の場合 → 銀行振込やAmazonギフトカードなど、購入元に応じた方法で返金される
※処理には一定の時間がかかる場合があります。
ステップ5:不明点があれば「α自主回収対応窓口」へ
公式発表では、今回の件専用の問い合わせ窓口(α自主回収対応窓口)が案内されています。
- フリーダイヤル
- 専用メールアドレス
が用意されているので、
- 「レシートがない場合はどうなる?」
- 「プレゼントでもらったものは?」
- 「名前が少し違うけど対象?」
といった細かい部分は、窓口に直接確認するのが一番確実です。
手続きはいつまで?急いだほうがいい理由
現時点(2025年11月6日)で、
明確な「締め切り日」が大きく報道されているわけではありませんが、
- 一部の解説記事では、「返金・クーポンの申請は早めに行うことが推奨される」とされています。
なぜかというと、
- 受付期間があとから区切られる可能性がある
- 必要書類の不足などで手続きがスムーズにいかないケースもありうる
からです。
対象かもしれないと思った人は、なるべく早めに申請だけは済ませておくのが安心です。
過去にも「自主回収」はあった?今回との違い
リライブシャツに関しては、過去にも
- 包装袋の製造番号の表記不備
- 表示・管理ラベルの不備
といった理由で「自主回収」が行われたケースがありました。
そのときも、
- 製品そのものの安全性や健康被害が問題になったわけではなく、
- 表示や管理上の問題を正すための“自主回収”
という位置づけだったと整理されています。
今回も同じく、
「医療機器としての定義に合わなかった」
という制度・ルールの問題
であり、現時点では健康被害の報告はない、という点が共通しています。
よくある疑問Q&A
最後に、読者が気になりそうなポイントをQ&A形式で整理しておきます。
Q1. αがついていない「リライブシャツ」も回収対象?
A. 2025年11月6日時点の公式発表では、
自主回収の対象は主に「リライブシャツα」「リライブスパッツα」などのαシリーズとなっています。
通常のリライブシャツ(αなし)は、今回の回収対象には含まれていませんが、
不安な場合は、公式の対象一覧ページと照らし合わせるか、窓口に確認しましょう。
Q2. 今まで着ていたけど、健康に問題はない?
A. 公式発表によれば、
- 製品の安全性への影響はなく、
- 健康被害の報告もない
とされており、「使ったこと自体が危険だった」という状況ではないと説明されています。
ただし、体調に気になる点がある場合は医師に相談し、
不安な人は自主回収手続きに協力するのがよいでしょう。
Q3. 領収書や注文メールをなくしたけど、返金してもらえる?
A. 購入証明があることが望ましいですが、
- オンラインフォームでは、
製品の写真や購入日時、注文番号などを入力する形式になっており、 - ケースによって個別対応される可能性もあります。
このあたりは状況によって変わるため、
α自主回収対応窓口に直接問い合わせるのが確実です。
Q4. クーポンと返金、どっちがお得?
ざっくり言うと、
- クーポン:1点につき15,000円分(公式ECサイトのみで使用)
- 返金:購入額と同額(シャツ11,000円、スパッツ14,300円など)
なので、
- もともと「リライブ製品は気に入っているし、別のアイテムを買いたい」
→ クーポンのほうが金額的には有利なケースが多い - 「もうリライブ製品は買う予定はない」
→ 現金やギフトカードでの返金を選ぶほうがスッキリ
と考えると選びやすいと思います。
まとめ
最後に、この記事のポイントをギュッとまとめます。
ネット上では、
- 「危険だから回収された」
- 「効果が全部ウソだった」
といった強い表現も飛び交いがちですが、
実際には“医療機器としての定義の問題”がメインであり、
事実を落ち着いて確認することが大事です。
もしあなたが「リライブシャツα/スパッツα」を持っているなら、
- 商品名・タグを確認
- 公式の対象一覧でチェック
- 該当していたらオンラインフォームから申請
という3ステップだけでも、
今日のうちにサクッと進めておくと、あとあと安心です。

