第7話「バトン」が放送された直後から、X(旧Twitter)では「ちょんまげ」「紫のクマ」といったワードが一気にトレンド入りしました。
「ちょんまげ死んじゃうの無理」「ちょんまげロス」というポストがあふれたのは、ご存じのとおりです。
この記事では、
- 第7話で「ちょんまげ」に何が起きたのか(ざっくり整理)
- キングの絵に出てくる「紫のクマ」が何を意味していそうか
- 現時点での“真犯人候補”を、分かりやすく整理
を解説していきます。
そもそも「ちょんまげ」ってどんなキャラ?
まずはおさらいから。
本名は羽立太輔、あだ名は「ちょんまげ」
「ちょんまげ」は、本名・羽立太輔。小学校の頃から独特の髪型と雰囲気で、いわゆる“陽キャ組”ではなく、少し引っ込み思案なタイプとして描かれてきました。
- 大学を中退
- 今は引きこもり気味
- でも、オンライン掲示板「鷹里小の森」を使いこなすオタク気質
- 「忘れられた7人目の同級生=博士」の存在にいち早く気づいた人物
と、物語の“核心”に一番近づいていたのが、実はこのちょんまげでした。
「忘れられた友達」にこだわり続けたキーマン
他のメンバーがすっかり忘れていた「博士(7人目)」のことを、ちょんまげだけは覚えていて、ずっと気にしていました。
- 掲示板で真犯人と思われる人物と接触
- 7人目の存在を追いかける
- “博士”と直接会おうとする
「陰キャだけど、一番『友達』にこだわっている」のが、ちょんまげの大きな魅力でもありましたよね。
第7話で「ちょんまげ」に何が起きたのか?(ざっくり整理)
ここは、なるべく“ざっくり”行きます。細かい描写はドラマ本編に譲りつつ、流れだけを整理します。
7話の大きな流れ
第7話では、
- 7人目の同級生=「博士」の名前がついに判明
- 4人目の犠牲者が出てしまう
- 物語は一気に“終盤モード”に入っていく
という、かなり濃い展開でした。
そして、その中で、視聴者の心をえぐったのが「ちょんまげの退場」です。
ちょんまげはどうやって死んだのか?
ネット上の考察ブログやニュースでも整理されていますが、ドラマの描き方はかなり“グレー”です。
よく語られている流れを、超ざっくりまとめると…
- ちょんまげは、単独で“博士”に会いに行く
- ナイフを持って向かうという、かなり無謀な行動に出る
- その結果、もみ合いになったのか、自分のナイフが刺さったのか
- ちょんまげは死亡扱いとなり、「4人目の犠牲者」になってしまう
という形です。
ここで大事なのは、
- 「事故に見えるように仕組まれた他殺」なのか
- 「犯人から見れば『勝手に死んだ』と言えるような展開」なのか
が、わざとハッキリしないまま描かれている点です。
タイトル予告に出てきた「あーあ 死んじゃった」というニュアンスも、どこか“犯人サイドの冷めた視点”を感じさせますよね。
なぜここまで視聴者はショックだったのか
ちょんまげは、それまで
- 推理の先頭を走っていた
- 「忘れられた友達」を必死で探していた
- 誰よりも“真相”に近づいた人物
だったからこそ、「ここで退場なの!?」というショックが大きかったのだと思います。
いわば、
“視聴者の代わりに真相を追ってくれていたキャラ”
がいきなりいなくなったわけですから、「ちょんまげロス」になるのも当然ですよね。
「紫のクマ」とは何か?──まずは絵の中のクマを整理
ここからが本題のひとつ、「紫のクマ」です。
キングの「夢の絵」に描かれた“紫のクマ”
すでに多くの考察で触れられていますが、「紫のクマ」が最初にはっきり出てくるのは、キング(高木)が子どもの頃に描いた「夢の絵」です。
その絵には、
- 大きな虹
- ヒーローのような人物
- その足元で踏みつけられている「紫色のクマ」
が描かれています。
ここでポイントなのが、虹の色が6色しかないこと。
- 赤
- オレンジ
- 黄色
- 黄緑
- 緑
- 青
…で終わっていて、本来あるはずの7色目「紫」がないんです。
その代わりと言うように、ヒーローが踏みつけている“悪役ポジション”が「紫のクマ」。
考察ブログでは、
「虹から追い出された7色目=紫が、クマの姿で踏みつけられている」
「7人目の仲間を、誰かの『正義』が追放してしまった象徴では?」
といった読み方がされています。
「紫」+「クマ」は真犯人を示すキーワード?
人気考察者・トケルさんも、YouTubeやブログで
「真犯人を表すキーワードは『紫』と『クマ』だ」
とかなり強めに主張しています。
第7話の放送前後に公開された動画や記事でも、
- 紫色
- クマ(熊/目の下のクマ/“森のくまさん”)
に関係する人物やモチーフを、しつこいくらい拾い上げていました。
つまりファンの間では、
「紫のクマ=真犯人(もしくは黒幕側)を示すメタな記号」
という見方がかなり広まっているわけです。
紫のクマが示している“3つのヒント”
では、「紫のクマ」は具体的に何を指していそうなのか。
代表的な考察を、やさしく3つに整理してみます。
ヒント① 虹から消えた「7色目」=7人目・博士?
まずは一番分かりやすい読み方です。
- 虹は本来“7色”
- なのにキングの絵では“紫”だけが抜けている
- 代わりに“紫のクマ”がヒーローに踏まれている
この構図は、
「7人の仲良しグループから、7人目(=紫)が抜け落ちた」
ことの象徴だと考えられます。
ドラマ全体の大きな謎は
- 忘れられた7人目の同級生=博士
- その博士がなぜ“消えた”のか
- そして、いま何をしているのか
という部分ですよね。
紫のクマは、
- 「7人目(博士)を追い出してしまった側の正義」
- もしくは
- 「消されてしまった博士自身の象徴」
どちらか(もしくは両方)を表している可能性があります。
ヒント② 「森」と「クマ」と『森のくまさん』
次に出てくるのが、「森」と「クマ」を結びつける考察です。
いくつかのブログでは、童謡『森のくまさん』をヒントに、以下のような見立てが紹介されています。
- “森”という名字のキャラ(森先生/森=博士)がいる
- 「森」+「クマ」で『森のくまさん』
- 紫のクマ=“森”に関係する誰か?
さらに、
- 「イマクニ(今國)」を逆から読むと「ニクマイ」=“クマ”が入っている
といった言葉遊びも、ネタ半分・本気半分で語られています。
ここまで来るとさすがに“深読み”感もありますが、「森」と「クマ」がセットで繰り返し出てくる以上、
「真犯人サイドに“森”の要素を持つ人物がいるのでは?」
という疑いを持つ視聴者が多いのも、自然な流れでしょう。
ヒント③ 「クマ」は目の下のクマ+東雲晴香?
もうひとつよく語られているのが、「クマ=目の下のクマ」という日本語のダジャレです。
作中では、東雲晴香がどの子から
「どうした? クマすごいよ?」
と、目の下のクマ(疲れ)を指摘されるシーンがあります。
さらに考察界隈では、
- 「東雲晴香」をローマ字にして並べ替えると
“真のヒーローはクマ” というフレーズに変形できる
└ というメタな暗号説まで出ています(もちろん確定情報ではなく、あくまでファン考察)。
これらを組み合わせると、
東雲は“クマ側の人間”であり、紫のクマ=真犯人サイドに近い立場なのでは?
という視点が浮かび上がってきます。
真犯人候補を整理してみる(※あくまで考察)
ここからは、現時点(第7話終了時点)で名前が挙がっている“真犯人候補”を、シンプルに整理します。
※あくまで「視聴者の考察」であり、公式の答えではないことにご注意ください。
ターボー(森本慎太郎)犯人説
一番メジャーなのは、やはりターボー犯人説でしょう。
理由としてよく挙げられるのは、
- 事件のたびに現場近くにいたり、情報を持っていたりする
- 6話時点で「真犯人はターボーしか考えられない」とまで言う考察者もいた
- 「森のくまさん」の替え歌など、意味深な演出がついて回る
…などなど。
一方で、第7話の考察では
「ターボーは“犯人に利用されているだけ”で、黒幕ではないのでは?」
という意見も増えています。
紫のクマに直接つながる“紫要素”が弱いこともあり、
- 実行犯側で動いているけれど
- もっと上に“紫のクマ”本体がいる
という二重構造を疑う声も多いですね。
博士=森(先生or同級生)黒幕説
第7話でついに名前が明らかになった「博士」。
考察ブログでは、
- 博士=森先生(元担任)
- あるいは、博士=“森”という名字を持つ同級生
という「森=博士」説が強く語られています。
紫のクマとのつながりは、
- “森”+“クマ”=『森のくまさん』モチーフ
- キングの絵で、ヒーローが紫のクマを踏みつけている
- = ヒーロー(だと思っている誰か)が“森=博士”を消そうとした?
という読み方です。
第7話の時点では、
「博士=森は“利用されているだけの被害者”なのか、“自ら仕掛けている黒幕”なのか」
が、まだハッキリしません。
だからこそ、ちょんまげが博士と接触して命を落とした展開は、「どっちのパターンもあり得る」ように、あえてグレーに描かれているとも言えます。
東雲晴香・委員長・イマクニ……“紫のクマ”サイドの候補たち
他にも、紫のクマとつながりそうな人物は何人かいます。
東雲晴香
- 目の下の“クマ”を指摘される
- 名前のローマ字並べ替え暗号説
- 物語全体を見渡せる立ち位置
などから、「クマ側の視点を持つ語り手」ではないかという説。
委員長
- 第5話前後の考察で「委員長犯人確定」とまで言う人もいる
- 裏で情報を回しているように見えるシーンが多い
など、裏の顔が疑われています。
イマクニ(今國)
- 名前を逆から読むと「ニクマイ」=“クマ”が入る
- 『森のくまさん』やポケモン曲との絡みを指摘する考察も
という、かなりメタ寄りの説もあります。
ちょんまげの死が意味する「バトン」とは?
第7話のサブタイトルは「バトン」。
単純に、
- 元担任・大谷先生から
- 高木たちへ
- 「真相を見つけて、連鎖を止めてほしい」という“願いのバトン”
と読むこともできます。
でも、ちょんまげの退場を見たあとだと、
「真相に一番近づいたちょんまげから、残されたメンバーへ“推理のバトン”が渡された」
ようにも感じられます。
- 7人目(博士)の名前を引き出した
- 真犯人に最も近づいた
- その代償として、命を落としてしまった
だからこそ、
「ここから先は、高木や園子が“ちょんまげの意志”を継げるかどうか」
が、終盤の大きな見どころになっていきそうです。
これからの視聴ポイント──「紫」と「クマ」を探せ
最後に、第8話以降を見るときの“チェックポイント”を、シンプルにまとめておきます。
画面の中の「紫」アイテム
- 服の色
- 小物
- 背景のライトやネオン
など、“わざわざ紫にしている”ように見える部分がないか、意識して見ると面白そうです。
「クマ」「森」「虹」がセットで出るシーン
- “森”という言葉・名字
- 『森のくまさん』関連のセリフやBGM
- 虹のイラストや7色モチーフ
このあたりが同じシーンに重なって出てきたら、かなり濃い“犯人ヒント”かもしれません。
ちょんまげが残した「痕跡」
ちょんまげが使っていた
- 掲示板「鷹里小の森」
- メモやログ
- 彼だけが知っていた博士とのやりとり
などが、今後どう回収されるのかも要注目です。
まとめ
この記事で整理したポイントを、最後にもう一度だけまとめます。
ドラマはまだ続きます。
「紫」と「クマ」のヒントを追いながら、あなたなりの真犯人像を組み立ててみてください。

