日テレ土曜よる9時のドラマ「良いこと悪いこと」(通称イイワル)は、
- 小学校6年1組の同級生たち
- 22年後の同窓会とタイムカプセル
- 顔を黒く塗りつぶされた卒業アルバム
- そして謎の連続殺人事件
が絡み合う“考察ミステリー”です。
ざっくり言うと、
「あの頃の“ちょっとした悪ふざけ”が、22年後にシャレにならない悲劇になって返ってきた」
という物語。
主人公は元6年1組の高木将(キング/間宮祥太朗)。
いじめられていたヒロインが猿橋園子(新木優子)、
そして“仲良し6人組”だったターボー、小山、トヨ、ユッキー、ちょんまげ、カンタローたちが次々と事件に巻き込まれていきます。
きっかけは、タイムカプセルの中から出てきた卒業アルバムの写真。
そこには、かつて園子をいじめていた「仲良し6人組」の顔だけが真っ黒に塗りつぶされていました。
さらに、昔歌っていた「森のくまさん」の不気味な替え歌の歌詞通りに、6人に似た人物たちが次々と襲われていきます。
そして物語の流れの中で、
- 7人目の同級生「博士」
- “掲示板に書かれた恨みのメッセージ”
- 「僕は彼らを許さない」という言葉
- タイムカプセルから抜き取られた“将来の夢”DVD
といった謎が積み上がっていきました。
今どこまで進んでいる?第8話までのポイント整理
2025年12月6日時点で、ドラマは第8話「7人」が放送。
最終回はまだこれからですが、真相にかなり近づいてきた段階です。
大きな流れだけざっくり振り返ると…
- タイムカプセルが掘り起こされ、卒アルの黒塗り&連続殺人がスタート
- 替え歌の通りに、かつての同級生たちが次々と襲われる
- 元担任の大谷先生も、犯人に利用された末に死亡
- ネット掲示板「鷹里小の森」で、“博士”を名乗る人物が「誰も自分を覚えていない」と恨みをぶつける
- そしてついに、「7人目=博士」という存在が森智也だと判明
- 第7〜8話で、ちょんまげの死、羽立太輔の死、森智也との対峙が描かれ、真犯人は別にいる可能性が一気に高まる
第8話の公式あらすじでは、
- 「博士」こと森智也から恨まれていることを知った高木たち
- 羽立(ちょんまげ)が一人で森に会いに行き、命を落とす
- しかし“犯人の顔をはっきり見ていない”ため、森が真犯人かどうか断定できない
- 手がかりは「将来の夢のDVD」しかない
- 最後に高木が“ある場所”で驚きの事実に遭遇し、「6年1組の真実」が明らかになりそう…
というところまで来ています。
つまり現時点では、
- 7人目“博士”の正体はほぼ確定
- でも
→ 「博士=森=真犯人」なのか
→ 「森は誰かに利用されているだけ」なのか
そこが一番の焦点、という状況ですね。
7人目“博士”の正体は誰?ここまでの公式情報まとめ
まずは、タイトルにも入っている「7人目 博士の正体」から整理しましょう。
7人目“博士”=森智也でほぼ確定
第7話〜第8話の流れ、そして考察サイトのまとめを見ると、
- 掲示板「鷹里小の森」で“博士”を名乗っていた人物
- 昔のガラケー動画に映っていた“博士”
- 仲良し7人組の中の1人
- 小6の途中で転校した男子
この条件が全て、森智也でつながります。
さらに第8話では、
- 高木の娘・花音の担任教師が森智也であること
- 森が「みんなの将来の夢の絵」の入ったDVDを持っていること
- 森が「君たちみたいなクズを増やさないために教師になった」と語ること
が明かされました。
つまり、
“博士”は、22年前の6年1組では「空気のように忘れられていた男子」
そして現在は、花音の担任教師として高木の前に現れた
という構図になっています。
森智也の抱えている「忘れられた怒り」
考察系の記事では、森が描いた「将来の夢の絵」にも注目が集まっています。
- 絵の中には7人が描かれている
- それは、仲良し7人組(自分も含めたグループ)のつもり
- でも現実には、高木たち6人は森の存在すら忘れていた
このギャップが、森の「僕は彼らを許さない」という強烈な恨みにつながっているわけですね。
とはいえ、
「だからといって、ここまで計画的に人を殺せるか?」
という疑問もずっと指摘されています。
ここから先は、「森=真犯人」説と「森は利用されているだけ」説を整理していきます。
真犯人は誰?怪しい人たちを一度整理してみる
第8話時点で、「この人は犯人ではなさそう」という人物も増えてきました。
考察をわかりやすくするために、
- 6年1組の“仲良し組”内部
- クラス外の大人&周辺人物
この2つに分けて見ていきます。
1)6年1組“仲良し組”の中で怪しい人
● 森智也(博士)
- 7人目の“忘れられた同級生”
- 掲示板で恨みをぶつけていた
- 将来の夢の絵&DVDを持っている
- 高木に対して「君たちはクズだ」と言い放つ
犯人候補としては超有力ですが、考察ではこんな指摘もあります。
- 殺人を計画するほどの“踏み切り”があるのかが弱い
- 22年という長い空白をどう説明するか
- 森自身が“誰かに脅されている・利用されている”可能性
ドラマ内でも、森を追いかけている“黒服の人物”が複数いるように見えるシーンがあり、
「森=犯人の操り人形」「主犯は別にいる」説がかなり強まっています。
● 高木将(キング)
- 物語の主人公で、語り手ポジション
- かつての“キング”として、いじめの中心にいた過去
- 一部考察では「二重人格説」「信頼できない語り手説」も出ている
ただ、連続殺人の多くで高木自身も危険な目にあっており、
「全部自作自演でした」はちょっとやりすぎ…という印象もあります。
最終回で「自分こそが本当の“悪い子”だった」と向き合う可能性は高いですが、
物理的な犯人(手を下した人)としてはやや薄めかもしれません。
● 小山隆弘(ターボー)
- 早い段階から“犯人候補”として疑われてきたポジション
- しかし第7話以降、「あれ?この人、犯人にしてはリアクションが素直すぎない?」という描写が増える
考察記事でも、
- 一人でいる時の独り言の内容
- ガラケーを見つけたときの反応
- 犯人に怯える様子
などから、「ターボーは犯人ではない」という意見が強くなっています。
● ちょんまげ(羽立太輔)
- 途中まで「実は裏で何かしているのでは?」と疑われていた
- しかし第7〜8話で、むしろ“被害者側”であることがより明確に
ちょんまげは、
「7人組の中で唯一、博士のことを覚えていた人物」
でもあります。
だからこそ、掲示板のやりとりや森との接触役にされ、
結果的に“真相に近づきすぎたから消された”とも考えられます。
2)クラス外の“大人&周辺人物”
ここが、いま一番アツい犯人候補ゾーンです。
● 東雲晴香(記者仲間)
- 園子の同僚でありライバルでもある
- 園子のスクープ記事や炎上に、深く関わってきた
- 園子への歪んだ好意 or 嫉妬があるような描写も
考察では、
- 「園子のスクープを成立させるために事件を演出している」
- 「園子を守るために、6人組に復讐している」
という“歪んだ愛情型犯人”*としての可能性が語られています。
● 今國一成(スナック・イマクニ店主)
- 6年1組メンバーの“たまり場”であるスナックのマスター
- 事件の情報が自然と集まってくる立場
- 「今國=森(博士)」説、「イマクニメンバー犯人説」など、初期から怪しまれ続けている存在
ただし、確定的な“黒描写”はまだ少なめ。
「犯人じゃないけど、重要な真相を知っている人」という線も捨てきれません。
● 宇都見啓(刑事)
- 事件を追う刑事でありながら、ちょくちょく“含みのある言動”をする
- 大谷先生の件など、警察側の動きにも影がある
「警察の内部に黒幕がいる」系の展開はミステリーではおなじみ。
最終回で、
「実はずっと真犯人をかばっていた/隠していた」
というパターンも十分ありえます。
最終回までに回収されそうな“謎リスト”
ここからは、「最終回で絶対に触れないとモヤモヤが残るポイント」を整理してみます。
- 将来の夢の絵+連続殺人の関係
- 武田の“空を飛ぶ絵”と転落死
- 幹太の“消防士の絵”と火事の現場
→ 犯人は、この絵をもとに犯行を計画している?
- タイムカプセルから抜き取られたDVD
- みんなが「将来の夢」を語る映像
- 犯人にとって“絶対に見られたくない何か”が映っている
→ ここに、犯人の動機 or トラウマの原点がありそう
- 掲示板「鷹里小の森」の書き込み
- 「誰一人覚えていない」という博士の恨みのメッセージ
- 一人称(俺→僕)の変化=「なりすましが書き込んだ可能性」
- 「さっさと殺されてください」のセリフ
- 第8話〜予告にも出てきた不気味なセリフ
- 誰が誰に向かって言ったのか?
→ 単なる“煽り”ではなく、ドラマ全体のテーマを象徴する言葉になりそう
- 「良いこと」と「悪いこと」の境界線
- 子どもの頃の「ちょっとしたイタズラ」「笑いのネタ」
- それを「悪いこと」と認識せずに大人になった6人
→ 最終回で、“本当に悪いのは誰なのか?”が問い直されるはず
このあたりの謎が、全部きれいにつながると
かなり気持ちいいラストになりそうです。
最終回ラスト結末をガチ予想!3つのパターン
ここからは完全に考察・妄想ゾーンです。
第8話までの情報をもとに、ありえそうな結末パターンを3つに分けて考えてみます。
パターン①
「真犯人は6年1組の“外側”にいた」東雲 or 宇都見黒幕説
一番“王道考察”として語られているのがこのパターン。
- 森智也(博士)は、たしかに恨みは抱えていた
- しかし、本当の計画&実行は
→ 東雲晴香
→ 宇都見刑事
→ もしくは二人+第三者の複合型
という構図です。
この場合のカギはDVD。
DVDには、
- 森を“はぶって”盛り上がる6人
- もしくは、クラスメイト or 教師を深く傷つける映像
- さらに、現在の犯人に大きなトラウマを与えた出来事
が映っていて、
「6人だけが加害者」ではなく、
「6年1組の“みんな”で誰かを追い詰めた」
という真実が暴かれる…というラストが考えられます。
このパターンだと結末は、
- 森=利用されていた被害者側(罪はあるが主犯ではない)
- 真犯人=同級生 or 教師や親世代
- 高木たちは“いじめ加害者としての罪”と向き合う
という、かなり苦い社会派エンドになりそうです。
パターン②
「犯人は二人組」森+誰かの“共犯エンド”
第7話の工場シーンなど、
「黒服が二人いる」「車に犯人が二人乗っている」という描写があり、
「犯人は二人組」という考察も根強いです。
この場合、組み合わせとして有力なのは…
- 森智也(博士)+ 東雲晴香
- 森智也 + 今國一成
- 森智也 + 宇都見啓
あたり。
このパターンの面白いところは、
「森は復讐の“燃料”を持っていたが、
計画を立て、実行し、人を動かしたのは別の人」
という構図が描けるところです。
最終回で、
- DVDの内容が明かされる
- 共犯者が自白 or 暴かれる
- 森は最後に「本当に欲しかったのは、謝罪と『覚えてるよ』という一言だけだった」と吐き出す
…という流れになれば、タイトルの「良いこと悪いこと」が
“誰の視点で見るかによって変わる”というテーマともつながります。
パターン③
「犯人は“特定の1人”ではない」全員加害者エンド
個人的に一番「イイワルらしい」と思っているのがこれです。
- たしかに“直接手を下した人”はいる
- でも、そこに至るまでの背景には
→ いじめを見て見ぬふりした人
→ 面白がって煽った人
→ 聞こえないふりをした大人たち
が何層にも重なっている
という真相。
この場合、最終回のラストは
- DVDで「みんなの将来の夢」と、ある“事件”が明らかになる
- 高木たち6人も、森も、園子も、その他の同級生も
→ 誰かを追い詰めた“加害者側”だったことが発覚 - 直接の殺人犯は逮捕されるが、
→ 視聴者に向けて「本当に悪いことをしたのは誰?」と問いを残す
という“モヤっと考えさせる系エンド”です。
タイトルの「良いこと悪いこと」を言い換えるなら、
- 自分にとっての“良いこと”が
- 誰かにとっての“悪いこと”かもしれない
──そんな当たり前だけど忘れがちなテーマで締めるのは、
このドラマにすごく合っているように感じます。
7人目“博士”は最後どうなる?個人的ラスト予想
では、7人目“博士”こと森智也は
最終回でどんな結末を迎えそうなのか?
考察ベースで、私の本命パターンを書いておきます。
私の予想
- 森=「真犯人ではないが、罪を負った人」
- 連続殺人の一部に関与している(脅されて協力、あるいは復讐心から手を貸した)
- しかし、本当の首謀者は別にいる
そしてラスト近くで、
- DVDの映像と、卒業アルバム、掲示板のログがつながり
- 「森以外にも、忘れられた誰か」「押しつぶされた誰か」がいたことが判明
- 森は逮捕される or 罪を認めるが、高木たちと向き合うシーンが描かれる
その中で、高木たち6人はようやく
「あの頃、笑いながらやっていたことは、
本当は“悪いこと”だったんだ」
と認める。
ここでようやく、森の
「僕は彼らを許さない」というセリフと、
高木の将来の夢の絵(クマを倒すヒーロー)が重なります。
- 自分が“正義の味方”だと思っていたキング
- 実は、誰かにとっての“クマ”だったのは自分たちだった
という気づきで物語に決着がつく──
そんなラストになると、かなりきれいにテーマが回収されるのではないでしょうか。
まとめ
ここまでの考察をまとめると…
…と、ここまで真面目に考察してきましたが、
最後に
もし最終回を見てみたら、
真犯人「実は…全員、いいことも悪いことも、半分ずつなんですよ」
高木たち「えっ、それで終わり!?」
みたいな“哲学トーク”だけで終わったら、
視聴者としてはさすがにポカーンですよね。
でも一番“悪いこと”は、
・仕事中に「イイワル考察」を延々読み漁って残業コース
・家事ほったらかしでSNS考察を追い続ける
ことかもしれません。
…というわけで、
この記事をここまで読んだあなたも、かなりの「イイワル沼」仲間です。
良いこと:ドラマを全力で楽しめた。
悪いこと:明日の朝、寝不足で後悔する。
最終回で真犯人が誰だったかは、
ぜひ本編を見て確かめてください。
そしてもし、この考察が盛大にハズれていたら──
それこそが、このブログにとっての
一番の「悪いこと」
…というオチでした。


