筑紫女学園高校のエースとして全国区の活躍を見せている
佐々木玲奈（ささき・れな）選手。
インターハイ女子3000mで9分26秒66をマークし入賞、冬は駅伝シーズンでチームをけん引する存在として、駅伝ファンの間でかなり注目度が高い選手です。
そんな佐々木玲奈選手について、気になるのが
「高校卒業後の進路は？大学に進むのか、それとも実業団に行くのか？」
というところですよね。
この記事では、
- 佐々木玲奈選手がどんな選手なのか
- 大学進学と実業団、それぞれのメリット・デメリット
- ネットでささやかれている「名城大学進学説」
- それでも“確定情報ではない”理由
などを整理していきます。
※本文では、福岡の**筑紫女学園高校の中長距離・駅伝選手「佐々木玲奈（3年）」**を取り上げています。千葉の専修大松戸高校にも同姓同名の中長距離選手がいるので、混同に注意してください。
佐々木玲奈選手はどんな選手？
所属と基本プロフィール
- 学校：筑紫女学園高等学校（福岡）
- 学年：高校3年（2025年度）
- 種目：中長距離（1500m・3000m・駅伝 5kmなど）
- 出身：福岡市立原中央中学校 から筑紫女学園へ進学
筑紫女学園は女子駅伝の名門で、全国高校駅伝（都大路）に何度も出場している強豪校です。2023年の全国高校駅伝でも7位入賞を果たしています。
そんなチームでエース区間を任されるのが佐々木玲奈選手。福岡県内だけでなく、全国レベルでも名前が知られる存在になっています。
主な自己ベスト・記録
公開されている記録から、主な自己ベストをざっくりまとめると……
- 1500m：4分37秒前後（チームプロフィール上の自己ベスト）
- 3000m：9分26秒23（2025年10月・鞘ヶ谷記録会／自己ベストと紹介）
- 3000m：9分26秒66（2025年インターハイ決勝／5位入賞）
女子高校生で3000m9分20秒台というのは、全国でもトップクラスのレベルです。
福岡県大会や九州地区の大会でも、常に上位争いをしていることがわかります。
全国大会での活躍
代表的な全国大会での活躍は次の通り。
- 2023年 全国高校駅伝
- 筑紫女学園の5区（5km）を1年生で担当
- 16分26秒・区間13位
- チームは7位入賞
- 2025年 インターハイ女子3000m
- 決勝で9分26秒66（自己ベスト当時）
- 5位入賞と大健闘
- 皇后盃・全国都道府県対抗女子駅伝（いわゆる“京都の女子駅伝”）
- 福岡県代表として2年生で出場
- 4区（4km）を13分12秒で走り、チームは3位入賞に貢献
- 九州・瀬戸内高校女子駅伝
- 5区（5km）で区間トップ（3年時）
- チームも2位と上位進出
高校3年間を通して、
「トラックでも駅伝でも結果を出しているオールラウンダー」
という印象がとても強い選手です。
まずは整理：大学と実業団、どんな違いがある？
進路の話に入る前に、ざっくりと
- 「大学に進学して陸上を続ける場合」
- 「高校卒業後にすぐ実業団に入る場合」
の違いを確認しておきます。
大学で走る場合（大学進学）
メリット
- 授業を受けて「学歴」も手に入る
- 同世代の選手と切磋琢磨しやすい
- トラック種目・駅伝・ロードレースなど、幅広い経験を積める
- 実業団やマラソンへのステップとして、4年間じっくり育ててもらえる
デメリット
- 当然ながら「学生」なので、給料は出ない
- 勉強と練習を両立する必要がある
- チームの方針によっては、トラック重視か駅伝重視かが合う・合わない場合も
実業団で走る場合（企業チーム）
メリット
- 社員として給料をもらいながら競技ができる
- 合宿や遠征など、サポート体制がかなり手厚いチームも多い
- マラソンや駅伝にすぐ本格参戦しやすい
デメリット
- 仕事（社業）と競技の両立が必要なチームもある
- 責任も大きく、「成績を残さないと契約が続かない」ことも
- 高校卒業時点で、かなり高い実績・ポテンシャルが求められる
女子長距離の世界では、
「高校 → 強豪大学 → 実業団」
という王道ルートがいまだに主流です。
佐々木玲奈選手クラスの記録であれば、まず有力大学から声がかかっていると考える方が自然でしょう。
ネットで話題の「名城大学進学説」とは？
本題の「進路」の話に入ります。
2025年12月時点で、学校や本人・チームからの公式な進路発表は、少なくとも公開記事やリリースとしては見つかりません。試合結果やニュースは出ていますが、「どこの大学・実業団に進むか」を明言したものは確認できませんでした。
一方で、駅伝ファンの間では
「名城大学に進むのでは？」
という噂がかなり強くささやかれています。
「高校・大学女子長距離選手 進路情報スレ」での書き込み
掲示板サイト（5ちゃんねる）の「高校・大学女子長距離選手の進路情報スレ」には、次のような書き込みが見られます。
9’26″23 佐々木玲奈(筑紫女学園) 名城
という形で、「名城」とセットで名前が出ているのです。
このスレッドは、毎年のように
- 「この選手は○○大学へ」
- 「この選手は××実業団へ」
といった情報が書き込まれる、有名な“進路ウォッチスレ”です。
もちろん、公式発表ではなくあくまで“書き込み”です。
ただ、過去には「実際の進路とかなり一致していた年」も多く、コアな陸上ファンの間ではチェックしている人も少なくありません。
なぜ名城大学なのか？ そう言われる理由
名城大学女子駅伝部は、
- 全日本大学女子駅伝（仙台）での連覇
- 富士山女子駅伝での連覇
- オリンピック代表や日本代表を複数名輩出
など、“女子駅伝界の絶対王者”と言っていい実績を持つ超名門です。
筑紫女学園の先輩・柳楽あずみ選手も、名城大学で主力として活躍しており、1500mで東海学生記録を持つほどのエースに成長しています。
- 高校時代から全国で戦っている
- 駅伝もトラックも強い
- 筑紫女学園から名城大へ進んだ先輩もいる
こうした背景から、
「佐々木玲奈選手も、同じく名城大学に進むのでは？」
という“名城進学説”が自然と語られやすい、というわけです。
とはいえ、「確定情報です」とは言えない理由
ここで大事なのは、
現時点では、あくまで“有力候補”レベルの話
だという点です。
① 掲示板の情報は公式ではない
5ちゃんねるのスレは便利な情報源ではありますが、
- 誰が書いているのか分からない
- たまに間違いも混ざる
という性質のものです。
「関係者っぽい人」が書いているケースもありますが、
裏付けがある公式資料ではありません。
そのため、
「名城大学が“有力候補の1つ”として名前が挙がっている」
くらいに受け止めておくのが、安全で現実的です。
② 学校や大学側から、まだ発表が出ていない
筑紫女学園は公式サイト内に「進路状況」のページを持っており、卒業生の合格実績などをまとめています。
ただ、2025年12月時点で、個別選手の「○○大学に進学します」という発表は見当たりません。（内部資料や保護者向けのお便りなどには出ている可能性はありますが、外部から見える範囲では確認できません。）
名城大学側の公式サイトや女子駅伝部のページを見ても、来年度入学予定者のリストを出しているわけではありません。
つまり、
「噂はあるが、どこも“公式にはまだ言っていない”」
というのが現状です。
もし名城大学に進んだら…どんな4年間になる？
ここからは、あくまで「名城大学に進んだ場合」のイメージです。
（進路が確定した、という意味ではありません）
全国トップレベルの中で、さらに磨かれる
名城大学女子駅伝部には、
- 高校時代にインターハイ入賞、全国駅伝エース級だった選手
- U20日本代表クラスの選手
がゴロゴロいる“怪物ぞろい”の環境です。
そんなチームで4年間を過ごせば、
- 3000mで9分10秒台、9分0秒台に近づく
- 5000mで15分台を狙う
- 富士山女子駅伝のエース区間を任される
といったさらに上のステージも見えてきます。
高校時代から
- 全国駅伝 5区でチームを支える
- インターハイで3000m決勝入賞
という実績を持つ佐々木玲奈選手は、名城大学の“駅伝向きランナー”として非常に魅力的な素材と言えるでしょう。GOLD+1
OB・OGとのつながり
筑紫女学園から名城大に進んだ柳楽あずみ選手のように、同じ高校出身の先輩がすでに活躍しているのも大きなポイントです。
- 練習の雰囲気
- 寮生活
- 学部や授業のこと
などを、リアルな声で聞けるのは、進学を決めるうえでかなり大きな安心材料になります。
実業団に直接進む可能性は？
一方で、
「高校から直接、実業団に行く可能性は？」
という視点もあります。
日本郵政グループ、積水化学、デンソー、パナソニックなど、女子長距離の強豪実業団は多数あり、高校からいきなり企業チームに入る選手も毎年います。
ただし、高校から実業団に行く選手は、
- インターハイ優勝・入賞常連
- 全国駅伝でエース区間区間賞
- U20日本代表クラス
など、「日本トップレベル」の選手が多いのも事実です。
佐々木玲奈選手もインターハイ入賞・全国駅伝上位と、かなり高いレベルにいますが、
「実業団が放っておかない超スター確定枠」
というよりは、
「強豪大学でさらに伸ばしてから、実業団に行きそうなタイプ」
と見ているファンも多いようです。
あくまで“外から見た印象”ですが、
- 記録・実績ともに大学からのオファーは確実
- 実業団直行もゼロではないが、現実的には大学進学ルートが濃厚に見える
と考えるのが自然でしょう。
他大学という選択肢ももちろんあり得る
名城大学の名前が目立っているとはいえ、
「名城大学一択」というわけではありません。
女子長距離・駅伝で強い大学は他にもたくさんあります。
- 立命館大学
- 大東文化大学
- 大阪学院大学
- 福岡大学 など
特に福岡大学は地元・福岡の強豪で、九州の有力選手が多く進学している大学ですし、関西・関東にも魅力的な大学は数多くあります。
実際、筑紫女学園のOGも、名城だけでなく
- 関西の強豪大学
- 九州の大学
- 実業団チーム
など、進路はかなり分かれています。
ですから、
「名城大学が有力候補と言われているが、
他の強豪大学や地元の大学を選ぶ可能性も十分ある」
と考えておくのが、現時点では一番バランスのいい見方だと思います。
まとめ
ここまでの内容を、いったん整理します。
現時点で“事実として”言えること
- 佐々木玲奈選手は、筑紫女学園の3年生エースで中長距離＆駅伝の主力
- 3000mの自己ベストは9分26秒台で、インターハイ5位入賞レベル
- 全国高校駅伝や皇后盃女子駅伝など、全国舞台で何度も活躍している
- 2025年12月時点で、学校や大学・実業団からの「公式な進路発表」は確認できない
ネット上で“有力候補”として語られていること
- 進路情報を扱う掲示板では「9’26″23 佐々木玲奈(筑紫女学園) 名城」という書き込みがあり、名城大学進学説が出ている
- 筑紫女学園→名城大学というルートの先輩（柳楽あずみ選手など）が実際に活躍しており、その意味でも“ありそう”と感じる人が多い
まだハッキリとは言えないこと
- 「名城大学に進学すると決まった」とは、どこにも公式に書かれていない
- 実業団直行や、他大学への進学の可能性もゼロではない
おわりに
名城大学に進むのか
- 地元の大学に進むのか
- 思い切って実業団に飛び込むのか
どんな選択をしても、
インターハイ入賞・全国駅伝上位の実績を持つ佐々木玲奈選手が、今後も長距離界で注目される存在であることは間違いありません。
進路が正式に発表されたら、
- その大学や実業団がどういうチームなのか
- どんな陸上人生が待っていそうか
を、改めてじっくり追いかけていきたいところですね。
※本記事は2025年12月時点で公開情報をもとにまとめたものであり、
選手本人・学校・所属チームなどの公式発表を代替するものではありません。進路が正式に決まり次第、内容が変わる可能性もある点をご理解ください。
