「真木よう子さんのパートナー」「16歳年下俳優」「リアル御曹司」
――そんな言葉と一緒に名前が出てくることが増えた、俳優 葛飾心(かつしか しん)さん。
でも実は、
- NHKドラマの主演
- Netflixオリジナルドラマ
- 日テレ日曜ドラマ『ACMA:GAME』
- 2025年公開予定の主演映画『K.A.F.K.A』
など、作品ベースで見るとかなりしっかりキャリアを積んできている俳優さんです。
この記事では、
- 基本プロフィール
- 年度別の出演作品(舞台・ドラマ・映画・CM・MVなど)
- 代表作『今際の国のアリス』『ACMA:GAME』『K.A.F.K.A』のポイント
- 「これからどんな俳優になりそう?」という話
をまとめていきます。
葛飾心ってどんな俳優?プロフィールをサクッと確認
まずは公式サイトや各種メディアをもとにしたプロフィールから。
基本プロフィール
- 名前:葛飾 心(かつしか しん)
- 旧芸名:府川 眞(ふかわ しん)
- 生年月日:1998年11月5日
- 出身地:東京都
- 身長:180cm
- 所属:株式会社そよかぜ(代表:真木よう子)
特技・資格など
- 剣道:11年、三段(全国大会出場レベル)
- HIPHOPダンス歴:約4年
- 特技:アクション、ダンス、「肩が凝らないこと」
- 資格:世界遺産検定2級
ちょっとした特徴
- いわゆる「リアル御曹司」としても話題(祖父が皇室御用達の彫金師、父が開業医との説)
- 2024年に「府川眞」から「葛飾心」へ改名し、そよかぜ所属に
「育ち良さそう×ガチ体育会系×ダンスもできる」という、
なかなか珍しい組み合わせの俳優さんです。
年度別・出演作品の全経歴一覧
ここからが本題、出演作品の一覧です。
事務所公式のBIOGRAPHYと、複数メディアの情報を合わせて整理しました。
◆ 舞台(2019年〜)
まずはキャリアのスタート地点、舞台から。
2019年
- 舞台『かぐや姫と菊五郎』(武蔵野芸能劇場)
- 舞台『オサエロ』(エアースタジオ)
2023年
- 舞台『三度、死んだ男』(中野 ザ・ポケット)
- TBS朗読劇『アドレナリンの夜』
デビュー当初は「舞台中心」で、
そこで演技の基礎と存在感を鍛えてきたタイプですね。
◆ 映画
2020年
- 『星の子』戸倉 役(大森立嗣監督)
芦田愛菜さん主演の話題作で、
若手キャストの一人として出演しています。
2025年 公開予定
- 『K.A.F.K.A』(KAFKA)主演(白鳥愛監督作品)
ついに主演映画。
この記事の後半で、もう少し詳しく触れます。
◆ テレビ・配信ドラマ
2020年
- NHK BS8K『東京プラネタリウム』主演
→ 若手主演ドラマとしてキャリア上かなり大きい一作です。
2022年
- Netflix『今際の国のアリス Season2』
→ 世界配信の人気作に“ちょろっとだけ出演”と本人もインスタでコメント。
2023年
- NHKドラマ『大奥』
2024年
- 日本テレビ『ACMA:GAME アクマゲーム』前田 役
- Disney+『ハウス・オブ・アウル』医者 役
2025年
- ABEMAオリジナルドラマ『警視庁麻薬取締課 MOGURA』
→ ラッパー集団「REDHEAD」のメンバー・波川役で出演。HIPHOPドラマの重要キャストの一人。
NHK、Netflix、日テレ、Disney+、ABEMAと、
ここ数年だけで主要なプラットフォームをほぼ制覇しているのが分かります。
◆ WEBドラマ・バラエティなど
2022年
- 東京カレンダーWEBドラマ『港区女子』
2019年
- ABEMA恋愛リアリティ番組『かぐや姫と7人の王子たち』
恋リア出身 → 舞台 → 映画・ドラマへ、という流れも、
いかにも令和っぽいキャリアですね。
◆ CM
公式BIOGRAPHYでは、CMもまとめて掲載されています。
2022年
- 『auマンデイ』
- エバラ食品『プチッとうどんプラス 具入り汁なし担々麺』
- ミクシィ『ゴーストスクランブル』
2023年
- ツカダグローバルホールディング『ベストブライダル仙台』
サクッと流れてしまう15秒〜30秒の中でも、
「この人、誰だろう?」と気になった視聴者もいたはずです。
◆ MV(ミュージックビデオ)
MVへの出演も、公式サイトでちゃんと明記されています。
- 2020年:草川瞬『DO YOU RIGHT』
- 2022年:シズクノメ『Why “you”』
- 2023年:BAK『鏡よ鏡』
ダンスやアクションが得意な俳優さんは、
MVとの相性もバツグンですね。
代表作①『今際の国のアリス Season2』で世界デビュー
ここからは、タイトルにも入っている代表作を、
少し掘り下げていきます。
世界配信の人気サバイバルドラマ
『今際の国のアリス』は、
麻生羽呂さん原作のサバイバル作品で、
Netflixで世界配信された大ヒットドラマです。
- 舞台は「今際の国」という、ゲームで生き残らないと死ぬ世界
- 命がけの“デスゲーム”を通して、登場人物たちの心情が描かれる
- 山﨑賢人さん、土屋太鳳さんらが出演し、海外人気も高い作品
葛飾心さんは、そのSeason2に出演。
本人のインスタでは、
「実は、本当にちょろっとだけ出てます」
と、控えめなコメントつきで告知していました。
「ちょっとだけ」でも大きな意味
世界190カ国以上で配信されるNetflix作品に出る、というのは、
- 海外の視聴者の目にも触れる
- キャリアの「実績」として強い
- キャスティングの際に「世界配信作品経験あり」と胸を張れる
という意味で、とても大きな一歩です。
画面に映る時間が短くても、
「この人、誰だろう?」と気にして検索される
きっかけにはなりますし、
実際にそこからACMA:GAMEやMOGURA、KAFKAを知る人も出てきそうですね。
代表作②『ACMA:GAME アクマゲーム』前田役とは?
続いて、日テレ日曜ドラマ枠の『ACMA:GAME アクマゲーム』です。
マンガ原作の頭脳バトルドラマ
- 原作:メーブ(原作)・恵広史(作画)の同名マンガ
- 主演:間宮祥太朗さん
- 「悪魔の鍵」をめぐり、人間たちが命をかけてゲームを行う物語
ジャンルとしては、
「頭脳バトル×心理戦×デスゲーム」
という、緊張感の高い作品です。
葛飾心が演じる「前田」とは?
公式BIOや、ドラマ関連の記事では、
葛飾さんは「前田」役として出演と紹介されています。
- アクマゲームのプレイヤーの一人
- トーナメント会場に集められた参加者の中の一人として登場
- 主人公たちのゲームを取り巻く“世界”を厚くする役どころ
と考えられます。
細かい設定はあまり公表されていませんが、
- 不安や緊張の表情
- それでもゲームに参加せざるを得ない空気感
など、短いカットでも「そこに生きている人」に見せられるかどうかがポイントです。
前田役の見どころ
- デスゲームのルール説明を聞くときの表情
- 他の参加者との距離感(近くに立つか、ちょっと離れているか)
- 主人公サイドとどんな目線を交わしているか
こういった細かい部分を見ると、
「名前付きサブキャラの仕事」の面白さがよく分かります。
代表作③ 主演映画『K.A.F.K.A(KAFKA)』でどう化ける?
そして、今後のキャリアで一番大きなターニングポイントになりそうなのが、
主演映画『K.A.F.K.A』です。
2025年公開予定の主演作
事務所公式プロフィールによると、
- 作品名:『K.A.F.K.A』
- 公開:2025年予定
- 監督:白鳥 愛
- 葛飾心が「主演」としてクレジット
となっています。
現時点(2025年末)では、
物語の詳細や役の具体的な設定はまだ多く語られていませんが、
「主演映画を任される若手俳優」
という立ち位置がはっきり見えてきた、重要な一作です。
これまでの経験が活きそうなポイント
ここまでの経歴を振り返ると、
- 舞台での表現力
- 剣道11年+アクションの身体性
- 『今際の国のアリス』『ACMA:GAME』のようなシリアス作品での経験
- 『MOGURA』でのHIPHOPカルチャーとの出会い
など、“暗めの世界観×人間の心の揺れ”を描く作品と相性が良さそうな要素がそろっています。
タイトルが『K.A.F.K.A』ということもあり、
- カフカ的な不条理
- 夢と現実のあいだ
- 人間の「変身」
といったテーマが想像されますが、
ここは公開を待つしかありません。
ただ一つ言えるのは、
「この作品がヒットしたら、“真木よう子のパートナー”ではなく“主演俳優・葛飾心”として見られる」
きっかけになりやすい、ということですね。
こうして見ると分かる「葛飾心」の強み
出演作品を一覧で眺めてみると、
葛飾心さんには大きく3つの強みがあるように感じます。
① コンパクトだけど“濃い”フィルモグラフィー
- 舞台スタート
- NHKドラマ主演
- Netflix世界配信
- 日テレ日曜ドラマ
- Disney+配信ドラマ
- ABEMAオリジナルHIPHOPドラマ
- そして主演映画
と、作品数は“爆発的に多い”わけではないのに、
一つひとつの「場」がかなり大きいのが特徴です。
② 身体性の強さ(剣道×ダンス×アクション)
- 剣道11年(全国大会クラス)
- HIPHOPダンス歴4年
- 特技:アクション、ダンス
この組み合わせは、
- 殺陣(たて)
- 警察・ヤクザ・アクション系
- ダンスや音楽もの
といったジャンルでかなり有利です。
実際に『MOGURA』では、
ラッパー集団の一員として、
ストリート感のある立ち姿を自然に出しています。
③ 「世界観の中にいるだけで絵になる」タイプ
- 身長180cm
- 長身でスラッとした雰囲気
- 少し影のある表情もできる
という見た目は、
『今際の国のアリス』や『ACMA:GAME』のような
ちょっとダークな世界観にとても合います。
まとめ
ここまでの内容を、ざっくりまとめると――
というキャリアになります。
作品タイトルで見ると、
『今際の国のアリス』『ACMA:GAME』『大奥』『MOGURA』『K.A.F.K.A』
となかなか濃いラインナップ。
これから数年で、
「このドラマ面白そうだから観る」
から
「葛飾心が出てるなら観る」
に変わっていくかどうか、
かなり楽しみな俳優さんだと思います。







