2026年1月7日、平日の朝からバスケファンにビッグニュースが飛び込みました。
「河村勇輝、ブルズと再契約!」――。
昨年10月に“健康上の理由”で契約解除されたばかりの河村選手。
「え、あのときの怪我はどうなったの?」
「なんで一度切られて、またすぐブルズなの?」
ネットはまさに“騒然”という言葉がぴったりの盛り上がりです。
この記事では、
- そもそも去年、何が起きていたのか
- 契約解除から復帰までの流れ
- 怪我の内容や“真相”といえる部分
- 2WAY契約って何?という基本
- これから河村勇輝はブルズでどう戦うのか
を解説していきます。
まずは今回の「ブルズ復帰」をざっくり整理
ブルズが公式に「再契約」を発表
シカゴ・ブルズは現地時間1月6日、日本時間7日に
「トレンティン・フラワーズを解雇し、河村勇輝と2WAY契約を結んだ」と公式発表しました。
アメリカのニュースやバスケ専門サイトでも、
- 「Bulls sign Japanese guard Kawamura(ブルズが日本人ガード河村を獲得)」
- 「Yuki Kawamura returns to Chicago Bulls(河村勇輝がブルズに復帰)」
と、“再びブルズへ”という形で大きく報じられています。
さらに、ブルズ公式SNSも
OFFICIAL: We have signed Yuki Kawamura to a Two-Way contract. Welcome back, @KawamuraYuki.
と「Welcome back(おかえり)」のメッセージ付きで投稿。
完全に“復帰”ムードです。
2WAY契約ってなに?
ニュースで必ず出てくる「2WAY契約」。
これはざっくり言うと、
「NBAと下部リーグ(Gリーグ)の両方でプレーできる契約」
です。
- NBA本隊(シカゴ・ブルズ)で出場できる日数や試合数に制限がある
- そのぶん、若手が経験を積みやすく、チーム側も柔軟に使える
- 通常のNBA本契約よりは年俸も低く、“育成+即戦力候補”的な位置づけ
簡単に言えば、
「完全に主力として固定ではないけれど、戦力として期待している若手枠の契約」
というイメージでOKです。
そもそも、なぜ一度「契約解除」されたのか
2025年10月、「健康上の理由」で契約解除
河村選手は、2025-26シーズンの開幕前にブルズと2WAY契約を結び、
プレシーズンゲームにも出場していました。
ところが、プレシーズン3試合目から右下肢の痛みで欠場が続きます。
その後、10月17日(日本時間18日)付けで
「健康上の理由(right lower leg injury=右下肢の負傷)による契約解除」
が発表されました。
ポイントはここです。
- 素行不良や規律違反ではなく、「健康上の理由」
- ケガによって戦力として計算しづらくなったタイミングで、いったん契約解除
つまり「クビになった=評価がゼロ」ではなく、
あくまでケガが理由でのリスク管理という側面が強い契約解除でした。
それでも、シカゴに残ってリハビリを続行
契約解除のニュースと同時に、「もう日本に戻るのかな?」と思った人も多いはずです。
しかし実際には、河村選手はシカゴを離れませんでした。
バスケットボール専門メディアの報道や、現地記者の投稿によると、契約解除後も
- ブルズの練習施設でリハビリを続けていた
- トレーナーと一緒にウェイトルームでトレーニング
- コートでボールハンドリングの練習も再開していた
という様子が伝えられています。
現地メディアの記事タイトルには、
「治ったら再契約ある?」
「ブルズ施設でリハビリする姿にファン安堵」
といった文言もあり、
「契約解除=完全に縁が切れた」ではなく、
「ケガが治れば、またチャンスがあるのでは?」
という空気感が当時からあったことがわかります。
「怪我の真相」は?どこまでわかっているのか
タイトルにもある「怪我の真相」。
ここは、デマや憶測が一番広がりやすい部分です。
公開されているのは「右下肢の負傷」まで
報道やチームの発表でわかっているのは、
- 部位:右下肢(right lower leg)
- 状態:痛みがあり、プレシーズン3試合目以降欠場
- 理由:そのケガ・健康状態を理由に「健康上の理由」で契約解除
というところまでです。
「靭帯断裂なのか?」「骨折なのか?」
といった細かい診断名までは公表されていません。
ゴシップではなく、“地味だけど重い”タイプのケガ
NBAの世界では、派手な接触プレーによる大ケガだけでなく、
- 疲労蓄積
- 筋肉系のトラブル
- シーズン前のコンディション不良
など、“見た目には派手じゃないけど長引くケガ”も多くあります。
報道を見る限り、今回の河村選手のケースは
「スキャンダルや素行不良ではなく、純粋に身体のコンディション問題」
と考えるのが自然です。
実際、本人もSNSで
- 「リハビリは簡単ではなく…」
- 「復帰に向けて充実した毎日を過ごしている」
といった内容を発信しており、
地道なリハビリ生活が続いていたことをうかがわせます。
つまり“真相”と言える部分は、
派手な裏話や陰謀論ではなく、
「シンプルに、右足のケガが想像以上に重く、時間がかかっていた」
という現実的なところに落ち着きます。
では、なぜ「再契約」までこぎつけたのか
サマーリーグでの大活躍が、そもそもの出発点
そもそもブルズが河村選手に目をつけたのは、
サマーリーグでの大活躍がきっかけでした。
- サマーリーグ5試合で平均10.2得点、6.2アシスト
- 最終戦のジャズ戦では20得点10アシストのダブルダブル
- ブルズのレジェンド、ステイシー・キング氏からも
「彼は本物だ!」「ユウキの時代が来る」と大絶賛
この“サマーリーグでの証明”があったからこそ、
ケガで一度手放さざるを得なかった後も、
「もし身体が戻るなら、もう一度チャンスを与えたい選手」
としてリストに残り続けていたと考えられます。
ブルズ側の事情:ガード陣の補強ニーズ
アメリカの報道によると、ブルズはガード層にケガ人が出ており、
バックコートの厚みを増やしたい事情もありました。
そこで、
- すでにシステムや環境を知っている
- サマーリーグで結果を出している
- ファン人気も高い
という条件を満たす河村選手に、
再び2WAY契約という形で声がかかったわけです。
リハビリを「ブルズの施設」で続けていたことの意味
契約解除後も、ブルズのトレーニング施設でリハビリを続けていた、という事実はかなり大きいです。
これは、
- チーム側が完全に見放したわけではなかった
- トレーナーやスタッフが、回復状況をずっと見ていた
- 「どこまで動けるようになったか」をリアルタイムで確認できた
ということを意味します。
結果として、
「よし、これならまた戦力として計算できる」
と判断されたタイミングが、今回の“再契約”発表のタイミングだったと考えられます。
ファンとメディアの反応「怪我でウェイブからの再契約は本物すぎる」
日本とアメリカ、両方のファンからの反応も熱いです。
日本のニュースサイトでは、
- 「平日朝に吉報!」
- 「怪我でウェイブからの再契約は本物すぎる」
- 「最高のニュース」「すごすぎ」
といった声が紹介されています。
ポイントはここです。
「一度クビになったのに、また同じチームに呼ばれる」
ということ自体が、
チームからの“本当の信頼”を感じさせる出来事だということ。
普通なら、
- ケガ → 契約解除 → そのままフェードアウト
というパターンも多い世界です。
その中で、
「怪我で離脱 → 地道にリハビリ → 同じチームから再契約」
という流れは、
ファンから見ても「本物の評価を勝ち取った」と感じられるストーリーになっています。
「怪我明けの河村勇輝」は、ブルズで何を求められるのか
ブルズの中での役割:エナジーとゲームメイク
2WAY契約という立場上、いきなり“主力ガンガン”というよりは、
- 途中出場で流れを変える
- 速い展開をつくる
- セカンドユニットをまとめる
といった役割が期待されます。
サマーリーグやプレシーズンでの河村選手は、すでに
- 小柄ながらスピードとタフさでディフェンスに食らいつく
- 高い視野で味方を生かすパス
- 必要なときに決め切る3ポイント
を見せており、その方向性ははっきりしています。
怪我明けだからこそ重要なポイント
怪我から復帰したばかりの今、特に大事になるのは
- 無理をしすぎないこと
- ディフェンスでの負担とオフェンスでの役割のバランス
- シーズン全体を通してコンディションを維持すること
です。
本人も以前のインタビューで、
「1日1日を大事に、今日が最後かもしれないという気持ちでプレーしたい」
と語っています。
だからこそ、
焦らず、しかしチャンスが来たときには全力でつかみにいく、
そんな“細く長く、でも一瞬の太さも出せる”ようなシーズン運びが求められます。
「ブルズ復帰」の意味 ― ただのニュース以上のストーリー
今回のブルズ復帰には、数字だけでは測れない意味があります。
①「一度切られても、また呼ばれる」ことの重み
- ケガで契約解除
- それでもチーム施設でリハビリを続ける
- スタッフに復活を見せ続ける
- そして同じチームから再契約
この流れは、
「結果を出してきた選手として、本当に信頼されている」
という証拠でもあります。
② “日本人ガード”の新しいモデルケース
これまで日本人NBA選手と言えば、
- 渡邊雄太(フォワード)
- 八村塁(フォワード)
など、サイズのある選手が中心でした。
一方、河村選手は“170センチ台のポイントガード”。
サイズのハンデが大きいポジションで、
2年目、3年目とキャリアを積み上げているのは、新しいパターンと言えます。
今回の「怪我 → 契約解除 → 復帰」というストーリーは、
「サイズが小さくても、努力と結果次第でチャンスは続く」
というメッセージにもなっています。
③ “道を切り拓くのは自分”という生き方
河村選手のSNSには、
「道を切り拓くのは、常に自分自身。努力を信じ、挑戦を恐れず、一歩ずつ前へ」
という言葉がプロフィールに添えられています。
まさに今回の、
- ケガに倒れてもシカゴに残る
- 地味で苦しいリハビリ期間を耐える
- 再契約を勝ち取る
という流れは、この言葉をそのまま体現したような出来事です。
まとめ
最後に、この記事のポイントを整理します。
● 契約解除の理由は?
- 右下肢のケガが原因でプレシーズン途中から欠場
- チームは「健康上の理由」として2WAY契約を解除
- 素行不良やスキャンダルの話ではなく、純粋にコンディションの問題
● 怪我の“真相”は?
- 公開されているのは「右下肢の負傷」という情報まで
- 具体的な診断名や“裏話”は出ていない
- 本質は「想像以上に重く、時間のかかるケガ」だったと見るのが自然
● なぜ再契約できたのか?
- サマーリーグでの実績(10.2得点・6.2アシスト/最終戦20得点10アシスト)が評価されていた
- 契約解除後もブルズの施設でリハビリを続け、回復をアピール
- ガード陣の補強ニーズも重なり、「Welcome back」の形で2WAY再契約となった
● これからの見どころ
- 怪我明けでどこまで動けるのか
- 2WAY契約の枠の中で、どれだけNBA本隊でプレー時間を勝ち取れるか
- 日本人“小柄ガード”として、どこまで歴史を塗り替えられるか
おわりに
「河村勇輝、ブルズ復帰!」
この見出しだけを見ると、ドラマチックで派手なニュースに見えます。
でも、その裏側にあるのは、
- ひたすら地味で苦しいリハビリ
- 契約がない中で続けたトレーニング
- 信頼を失わないための、毎日の積み重ね
という、すごく“泥くさい”時間です。
だからこそ、
「怪我でウェイブされてからの再契約は、本物すぎる」
というファンの言葉が、妙に胸に刺さります。
これからの1プレー1プレーが、
彼自身の未来を、そして日本人ガードの道を切り拓いていくはずです。
次の試合でコートに立つ瞬間、
その背景にある“解除から復帰までの物語”を思い出しながら、
一緒に画面越しで見守っていきたいですね。

