大阪が生んだバスケの新星、田中こころ。171cmの小柄な体から繰り出される鋭いシュートと華麗なプレーで、高校時代から日本代表の座を射止めた彼女の軌跡と、プロの世界での挑戦に迫ります。
プロフィール
田中こころ選手は、2006年1月10日生まれの18歳で、大阪府出身のバスケットボール選手です。
身長は171cm（または172cm）で、ポジションはシューティングガード（SG）です。現在、WリーグのENEOSサンフラワーズに所属しています。
バスケットボールの原点
田中選手のバスケットボールキャリアは、大阪府堺市立浜寺中学校から始まりました。中学時代は、KAGO CLUB大阪に所属し、そこで才能を開花させました。
高校時代の輝かしい実績
田中選手は、バスケットボールの名門校である桜花学園高校に進学しました。高校時代の主な実績は以下の通りです
- 1年時からベンチ入り
- 全国高等学校総合体育大会（インターハイ）優勝（2021年）
- 全国高等学校バスケットボール選抜優勝大会（ウインターカップ）優勝（2021年）
- 3年時にはキャプテンに就任
特筆すべきは、桜花学園高校が史上初となるダブルキャプテン制を導入し、田中選手が「ゲームキャプテン」として試合でリーダーシップを担ったことです。
日本代表としての経験
田中選手は、高校時代から日本代表チームに選出されています
- U-16アジア選手権での準優勝（2022年）
- U-18アジアカップでの3位（2024年）
U-18アジアカップでは、大会2位となる1試合平均19得点に1.3リバウンド、3.2アシスト、2.0スティールという素晴らしい成績を残し、オールスター5に選出されました。
プロ入りへの道
2024年、田中選手はENEOSサンフラワーズに入団しました。
入団に際して、「一番の持ち味であるシュート力を生かしてチームの勝利に貢献できるように努力するとともに、常に謙虚さを忘れず沢山の方に応援していただける選手を目指します」とコメントしています。
田中こころ選手のプレースタイル
田中選手の最大の武器は、高い得点力です。具体的な特徴は以下の通りです
- 3ポイントシュートが得意
- ドライブからのジャンプシュート
- 多彩なシュートバリエーション
- アグレッシブなリングアタック
本人も「シュートはどこからでも決められる自信は持ってやっているので、相手が下がったら絶対シュートは狙うようにしています」と語っており、自信を持ってプレーしていることがわかります。
プライベートな一面
田中選手のプライベートについて、以下のような情報が公開されています
- 趣味：音楽を聴く、歌う
- 好きな食べ物：春巻き
- 尊敬する人：両親
今後の目標と展望
田中選手は、Wリーグでの活躍と日本代表入りを目指しています。ENEOSサンフラワーズでのデビュー戦では、23分48秒の出場で11得点2アシスト2スティールをマークし、印象的なデビューを飾りました。
ティムルイスヘッドコーチは、「あの2人（田中選手と八木選手）はきっと伸びるし、将来トップ選手になると思います」と大きな期待を寄せています。
田中選手自身も、「特にディフェンスやフィジカル面で負けてしまっていたので、そこはこれからトレーニングなどで体を作って頑張りたいです」と、さらなる成長への意欲を示しています。
まとめ
田中こころ選手は、高校時代から日本代表レベルの実力を持ち、プロ入り1年目から即戦力として活躍が期待される若手バスケットボール選手です。
高い得点力と積極的なプレースタイルが持ち味で、今後のWリーグや日本代表での活躍が大いに期待されます。
田中選手の成長と活躍は、日本女子バスケットボール界の未来を担う存在として、多くのファンや関係者から注目されています。彼女の今後の活躍に、ぜひ注目していきましょう。
