この記事では、次の3つをできるだけわかりやすい言葉で説明します。
- まず何が起きたのか(浅井宏輔さんの“突然の降板”)
- 「持病による降板」という公式発表と、「戦隊内不倫」という週刊誌報道がなぜズレて見えるのか
- これから番組・出演者・スポンサーにどんな影響が考えられるのか
大前提として:
ここで書く「不倫」などの話は、あくまで週刊誌やスポーツ紙などが報じている内容で、当事者や制作側が公式に認めたわけではありません。事実として確定したものではなく、“こういう報道が出て、こう受け止められている”という整理になります。
一方、「持病の悪化で降板」「後任は伊藤茂騎さん」というのは、制作の東映が公式に出した説明です。これは事実として公表されています。
では、実際どんな順番で話が広がったのか。時系列で見ていきます。
そもそも『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー』とは?
『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー』は、2025年に50周年を迎えたスーパー戦隊シリーズの最新作(テレビ朝日系・日曜朝9時30分)です。
・主人公側の赤いヒーロー「ゴジュウウルフ」
・黒い戦士「ゴジュウユニコーン」など
“自分がナンバーワンになりたい”という願いのために戦うヒーローたちの物語で、子ども向け番組でありながら、大人も楽しめる作りが話題になっていました。さらに50周年記念ということで、シリーズとしては超重要なタイミングの作品でした。
その大事な作品の「レッド(ゴジュウウルフ)」のスーツアクター(中に入ってアクションやポーズをする俳優)が浅井宏輔さん(41)。特撮の世界ではトップクラスの実力者と紹介されることもあるベテランの人です。
この浅井さんを中心に、番組の外で大きな騒動へ発展していきます。
時系列で整理する「降板~不倫疑惑までの流れ」
① 2025年9月1日:東映が“突然の交代”を発表
2025年9月1日、制作会社の東映は公式サイトで「ゴジュウウルフのスーツアクターを交代します」と発表しました。
ポイントは以下の4つです。
- 浅井宏輔さんは「持病の悪化」により、長期的に演じ続けるのが難しくなった
- 本人や事務所と話し合った結果、作品の途中ではあるが降板する
- 第29話(2025年9月7日放送回)からは、伊藤茂騎さん(36)がゴジュウウルフ役を引き継ぐ
- 視聴者や関係者へのおわびと、浅井さんへの感謝のコメントも掲載された
東映は「大変心苦しい」「多大なご心配をおかけしてしまうことをお詫びします」と、かなり丁寧な文面で説明しています。
この時点では、“健康上の理由での交代”という話だけが公式情報でした。ファンの多くは「大丈夫なのかな?ちゃんと休んでほしい」という心配モードでした。
② 2025年9月7日:実際に画面が交代
東映の発表どおり、『ゴジュウジャー』第29話(2025年9月7日放送回)から、ゴジュウウルフは伊藤茂騎さんが演じています。
伊藤茂騎さんも、これまで別のスーパー戦隊や『仮面ライダー』シリーズなどで活躍してきた実力派スーツアクターです。「ルパンレンジャーVSパトレンジャー」や「キングオージャー」などにも参加しており、特撮ファンにはおなじみの名前です。
つまり番組としては、「レッドの中の人が交代」というかなり大きな変更が、放送のど真ん中で起きたわけです。
普通のドラマで言えば「主役の俳優が途中で別の人になる」に近いインパクトです。
ここまでだと、理由は「持病の悪化」。公式にはそれしかありませんでした。
③ 2025年9月9日~10日:「戦隊内不倫」という言葉が飛び出す
空気が変わったのは9月10日前後です。週刊文春(文藝春秋)が「ゴジュウジャー戦隊内不倫のスクープを出します」と事前に告知し、9月10日に記事を公開しました。
報道で名前が挙がったのは、
- 既婚だとされる浅井宏輔さん(41)
- ゴジュウユニコーン(ブラック系のポジション)に変身するキャラクター・一河角乃を演じる女優、今森茉耶さん(19)
です。
記事の内容は、ざっくりこういう主張です。
- 番組スタート後まもない時期から、浅井さんと今森さんが急速に親しくなった
- SNSのDMなどをきっかけに距離が近づいたと報じられている
- すでに浅井さんの妻が2人の関係に気づき、事務所側にも伝えたとされる
- それが理由で「浅井さんが降板したのでは?」という声が、現場の内外で出ている
さらに一部の報道では、今森さん側に「サッカー日本代表クラスの選手との“二股疑惑”まである」という刺激的な表現まで使われ、騒ぎはさらに拡大しました。
この内容はあくまで週刊誌、スポーツ紙系の「報道」であり、東映や出演者本人が「はい、その通りです」と公式に認めたものではありません。ただ、記事のインパクトは非常に強く、「あの降板は“持病”じゃなくてスキャンダル隠しなの?」という疑いが一気に広がりました。
ここから、ネット上では「戦隊内不倫」という単語が一気に拡散されます。
④ 2025年9月10日~11日:ファンと親世代がざわつく
9月10日・11日ごろからは、ファンの反応が2つの方向に分かれていきます。
- 子どもへの影響を心配する声
「うちの子どもはレッドが大好きなのに、“中の人”が交代ってどう説明したらいいの?」
「主役のスーツアクターが変わるなんて、こんなことあるの?」
という親目線の戸惑いです。
スーパー戦隊シリーズは“日曜の朝のヒーロー番組”として、子どもにとっては一年間ずっと同じヒーローが戦ってくれるもの、という安心感があります。その途中で「実は別の人が演じてます」となるのは、正直かなり異例です。 - 公式説明と報道の食い違いを問題視する声
「持病って言ってたのに、不倫スキャンダルが理由ってこと?」
「もしそうなら、なぜ正直に言わないの?」
「でも、プライベートの話を子ども番組で説明するわけにもいかないよね?」
という、大人ファンのモヤモヤです。
ここで大事なのは、東映はあくまで「持病の悪化」という説明を最後まで崩していない、という点です。制作側はプライバシー(健康情報・私生活の話)にかなり気をつかっており、週刊誌が書いた“戦隊内不倫”の話に直接コメントしていません。
逆にいうと、視聴者からすると「公式と週刊誌、どっちを信じればいいの?」という状態になったまま、話が進んでいるとも言えます。
⑤ 2025年9月中旬以降:「シリーズ自体どうなるの?」という不安まで出る
今回の作品『ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー』は50周年という節目。記念映画の公開、スピンオフ配信、グッズ展開などビジネス的にも大きな柱になっていました。
その中で「戦隊内不倫」や「未成年に近い年齢差(41歳と19歳という報じられ方)」というワードが広まったことで、ネットでは
「スポンサーへの影響は?」
「今後の撮影は止まらないの?」
「シリーズ50周年なのにイメージダウンじゃない?」
「スーパー戦隊シリーズ、これで終わるとかないよね?」
といった声まで上がりました。
実際、東映は当時点で「シリーズ終了」などは発表していません。報道による“打ち切り説”“シリーズ終了説”は、ネットでの憶測として流れているものです。
ただ、これだけ炎上の火種が広がると、そういう不安がSNSで広がるのも自然です。
ここまでの時系列まとめ
- 2025年9月1日
東映が「ゴジュウウルフ役(レッド)のスーツアクターが交代します。理由は浅井宏輔さんの“持病の悪化”です」と公式発表。後任は伊藤茂騎さん。 - 2025年9月7日(第29話放送)
実際に伊藤茂騎さんがゴジュウウルフを演じる形でオンエア。ファンの間で「ほんとに交代した…」と現実感が広がる。 - 2025年9月9~10日ごろ
週刊文春が「戦隊内不倫」のスクープを告知・配信。話題になったのは、41歳の浅井宏輔さんと19歳の今森茉耶さんの関係だと報じる内容。「降板は“持病”ではなく、不倫トラブルが理由では?」という疑いがネットに一気に拡散。 - 2025年9月10日~11日以降
視聴者や保護者のあいだで「子どもへの説明どうするの」「番組イメージは大丈夫?」と心配が表面化。
一方、東映は公式の説明(持病による降板)を変えていない。 - 2025年9月中旬~下旬
ネットでは「シリーズ50周年の記念作なのに…」「これで戦隊が終わるんじゃ?」という極端な憶測まで出る。さらに今森茉耶さん側には“サッカー日本代表クラス選手との二股疑惑”といった刺激の強い報道も飛び、炎上が長引く。
公式と報道のズレはなぜ生まれたのか?
ここが一番みんながモヤモヤしているところだと思います。
東映(公式サイド)の立場
- 公式に説明したのは「持病の悪化」だけ
- 俳優・スタッフのプライベートな問題には触れない
- 子どもも見る番組なので、あえて生々しいスキャンダルを発表しない判断だと考えられます(これは推測ですが、一般的なリスク管理としては自然な対応です)。
週刊誌サイドの立場
- 「本当の理由は“戦隊内不倫”トラブルだ」と強く打ち出している
- 関係者の証言として「妻子ある浅井さんと10代の共演女性の関係が問題視された」と書いている
- さらに「女性側には別の男性との交際疑惑もある」と、よりセンセーショナルな角度で続報を出している
こうした内容はアクセス(PV)を集めやすく、ネットで話題化しやすい形になっています。
つまり、“体調悪化による降板”という丸い説明と、“不倫がバレて現場が大混乱”という刺激的な報道が同時に走ったことで、視聴者はどちらを信じればいいのか迷っている状態になった、というわけです。
この件でいちばんややこしいポイント
1. 子ども向け番組で起きた、ということ
スーパー戦隊シリーズは小さな子どもにとって「日曜のヒーロー」。親から見れば安心して見せたい番組です。そこに“戦隊内不倫”という大人同士の問題がかぶると、「作品は好きだけど、裏話は子どもに説明しにくい」という困った状況になります。
2. ヒーロー=商品 でもある
戦隊レッドやブラックは、番組だけでなく、おもちゃ・映画・イベント・ショー・雑誌など、巨大な商品価値を持っています。今回のゴジュウウルフ(レッド)は1年間を通してグッズの顔になるキャラだったはずで、ここが途中で交代するのはビジネス面でもかなり大きい出来事です。
3. “イメージの傷”はシリーズ全体に波及する
今回の作品は50周年の記念作であり、戦隊というブランドを次の世代にもつなぐ役目があります。そこに“現場の恋愛スキャンダル→降板”というイメージがつくと、「戦隊シリーズ全体の信頼性」にも影響しやすいのでは?という心配が生まれました。
ネットでは「これでシリーズ終わるのでは」という極端な声まで上がってしまったほどです。ただし、東映側からシリーズ終了の公式発表はありません。これは大事なポイントです。
このあと、どうなっていくのか?
今後のポイントを3つにしぼります。
① 作品そのものは続く
後任のスーツアクターとして伊藤茂騎さんがレッド=ゴジュウウルフを引き継いでおり、撮影・放送は続いています。東映も公式発表で「現場としては続行します」というスタンスを示しています。
つまり、番組自体がストップしたり、放送休止になるという話は出ていません(2025年11月2日時点)。これは親にとっていちばん安心できる情報かもしれません。
② 当事者の“公式なコメント”が出るかどうか
週刊誌側は「不倫だった」と書いていますが、浅井宏輔さん本人・今森茉耶さん本人・所属事務所・東映が、その内容について具体的に認めたり否定したりしたという明確な公式コメントは、報道内でははっきりとは示されていません。
もし今後、事務所サイドが名誉のために説明を出したり、逆に法的な対応(「事実無根です」といった抗議)に動いたりすれば、話はもう一段階変わります。声優の世界などでは実際に「デマ拡散には法的措置を検討」というケースも近年増えており、芸能界全体が敏感になっている流れがあります。
③ 視聴者側の“受け止め方”が鍵になる
今回の件で一番むずかしいのは、「ヒーローは子どものものだけど、演じているのは大人の俳優」という現実が強く出てしまったことです。
今後は、
- 子どもには「ちょっと体の調子が悪くて、別のヒーローが中に入って守ってくれることになったんだよ」と説明する親
- 大人のファンは「公式発表を信じたい」という気持ちと「報道された話も気になる」という気持ちの板ばさみ
という、少し複雑な視聴スタイルになるかもしれません。
まとめ:いま分かっていること・分からないこと
最後に、事実ベースと、まだ確定していないことを分けて整理します。
事実として公式に出ていること
週刊誌などが報じていること(ただし当事者は全面的に認めていない)
まだはっきりしていないこと
ここは現時点でははっきりしていません。
最後に:この騒動をどう受け止めればいい?
この件はただのゴシップではなく、こんな点で大きな意味を持っています。
- 子ども向けヒーロー番組の“安心感”と、大人の芸能スキャンダルが正面衝突してしまったこと
- 主役級キャラの演者交代が、物語の途中でリアルタイムに起きたこと
- 公式の説明と週刊誌の報道が同時に走り、視聴者が情報のどこまで信じればいいのか迷う状況になってしまったこと
いま言えるのは、「公式に確認できる事実(降板理由は“持病の悪化”という説明であり、後任に交代済み)と、“週刊誌がそう報じている疑惑”は分けて考えるしかない」ということです。
とはいえ、ファンがいちばん知りたいのは「子どもが応援しているヒーローはこれからも出てくるの?」という点だと思います。そこについては、作品自体は今も続いています。ヒーローはまだ日曜の朝に戦っています。
この騒動がどう落ち着くのかはまだ見えません。ただひとつ確かなのは、スーパー戦隊シリーズが50年かけて積み上げてきた「ヒーローは子どもを裏切らないでほしい」という信頼。この信頼をどう守っていくかが、東映と出演者にとって今いちばん重い宿題になっている、ということです。
