「春の高校バレー」やインターハイで名前を聞くことが増えてきた、清風高校のエース・尾﨑亮太(おざき りょうた)選手。
高校3年生の今、その進路が気になっている人も多いと思います。
- 大学でじっくり力をつけるのか
- 高卒でVリーグ(プロ)に飛び込むのか
- 実業団で仕事と両立しながらプレーするのか
- いきなり海外に挑戦するのか
この記事では、バレー界の傾向もふまえて整理してみます。
尾﨑亮太はどんな選手?簡単プロフィール
まずは、基本情報を整理しておきましょう。
- 学校:清風高校(大阪)男子バレー部
- 学年:3年
- ポジション:アウトサイドヒッター(OH)
- 身長:186cm前後
- 出身中学:明和中(JOCジュニアオリンピックカップのメンバーとしても名前がある)
- 役割:チームのエースとして、得点源+精神的支柱と紹介されることが多い
高校では、
- 春高出場
- 「さくらバレー2025」で優秀選手賞を受賞するなど、全国レベルの大会で結果を出している選手です。
中学時代からJOCメンバーに選ばれ、清風高校でもエースとして活躍──
「一直線に成長してきたアウトサイドヒッター」というイメージの選手だと言えます。
高校までの実績とプレースタイル
公開情報や試合のレポートなどから、尾﨑選手の特徴をざっくりまとめると、次のようになります。
1. 高さとジャンプ力を活かした攻撃
- 身長186cm+スパイク到達点は335cm前後とされており
- 高さを生かしたストレート、クロスの打ち分け
- 要所でのバックアタック
など、「大事なところで頼れるエース」のイメージが強いです。
2. 清風らしい、バランスの取れたプレー
清風高校は、中高一貫の強化体制とデータを活かしたバレーで知られています。
サーブレシーブやディフェンスも重視するチームカラーの中で、
エースも
- レシーブ
- ブロック
- サーブ
を含めたトータルの貢献度が求められます。
その中でエースとして使われていることを考えると、
「打つだけではなく、オールラウンドにある程度なんでもこなせるOH」
という評価になりそうです。
3. 全国レベルの経験値
- JOCジュニアオリンピックカップのメンバー経験
- さくらバレー優秀選手
- 春高・インターハイなど全国大会でのプレー経験
全国の強豪校と何度も当たってきた経験は、そのまま進路の選択肢を広げる材料になります。
進路の選択肢は大きく4つ
尾﨑亮太選手に限らず、男子高校バレーのトップ選手が選びやすい進路は、大きく分けて4つです。
- 大学に進学して、大学バレーで戦う
- 高卒でVリーグ(プロ・SVリーグ)クラブに加入する
- 実業団・企業チームでプレーする
- 海外リーグや留学にチャレンジする
それぞれのルートがどんなものなのか、順番に見ていきます。
進路パターン① 大学進学の可能性
男子のトップ選手の多くが選ぶのが、大学進学→大学バレーのルートです。
大学に進むメリット
大学進学には、次のようなメリットがあります。
- 4年間かけてフィジカル(筋力・体力)をしっかり作れる
- 体の成長が止まりきっていない時期に、無理なく段階的にレベルアップできる
- 勉強や資格など、「バレー後」のキャリアも準備しやすい
- インカレ(大学選手権)など、大きな舞台はまだまだある
男子の場合、大学を経由してからVリーグへ進む選手が多数派です。
早稲田、筑波、日本体大、東海、中央、明治…などの強豪校から、毎年多くの選手がVリーグに進んでいます。
尾﨑亮太が大学を選ぶとしたら?
もちろん「どの大学に行くか」はまったくの未公表ですが、
イメージとしては、
- 関東の強豪大学(早稲田・筑波・日体大・東海・中央など)
- 関西圏の大学(近畿大、関西大など)で即戦力を求めるチーム
などが考えられます。
清風のような全国常連校でエースを務めた選手は、
関東の1部リーグの大学 or 地元・関西圏の強豪大学を選ぶケースが多いからです。
大学進学ルートのイメージ
- 清風高校卒業
- 強豪大学に進学
- インカレや黒鷲旗で活躍
- 大学4年でVリーグチームから内定をもらう
という、いわば「王道コース」です。
「プロも目指したいけど、まずは大学で土台づくり」という考えなら、この選択はかなり現実的です。
進路パターン② 高卒でVリーグ(プロ)に行く可能性
2つ目は、高卒でVリーグやSVリーグのクラブに入団するルートです。
高卒でプロに行く選手はどれくらいいる?
男子の場合、
- 女子に比べると、高卒でVリーグ入りする選手は少なめ
- ただし、ごく一部の「超・注目選手」は、高校卒業後すぐにVリーグ入りする
という傾向があります。
例として、
- 西田有志選手(海星高→ジェイテクト→日本代表)
- 210cmの牧大晃選手(高松工芸高→パナソニックパンサーズ+筑波大)
など、「高校時代から全国的に名の知れたエース」がこのルートを選んでいます。
Vリーグには「内定選手制度」もある
Vリーグには、「内定選手」という仕組みがあります。
- 高校・大学卒業予定で、すでにチーム入りが内定している選手
- シーズン途中(1月ごろ)から、卒業前にVリーグの公式戦に出場できる
春高で活躍した選手が、そのままシーズン終盤にVリーグデビューする、という流れもあり得ます。
尾﨑亮太が高卒プロを選ぶ現実味は?
尾﨑選手は、
- 春高常連校の清風でエース
- さくらバレー優秀選手賞
- JOC経験あり
と、全国的に名前が知られつつある選手です。
もしも
- さらに春高で爆発的な活躍を見せる
- 身体能力や将来性を評価される
という条件がそろえば、高卒でVリーグの育成枠・内定選手として声がかかる可能性もゼロではありません。
とはいえ、男子の場合は
「大学を経由してからVリーグ入り」がまだまだ多数派
であること、
そして、プロ1本で生活していくリスクもあることを考えると、
現実的には「大学進学ルート」がやや優勢かな?
という見方をする人も多いはずです。
進路パターン③ 実業団(企業チーム)でプレーする可能性
3つ目は、実業団・企業チームでプレーするルートです。
実業団チームとは?
- 企業に社員として入社し
- 仕事をしながら、9人制や6人制のバレー部に所属してプレーする
という形が多いです。
メリットとしては、
- 「仕事+バレー」で安定した生活を送りやすい
- バレーを引退した後も、会社でキャリアを積みやすい
といった点があります。
実業団ルートの現状
近年は、
- コロナ禍以降、企業の採用・部活動予算が厳しくなった
- 実業団よりも、大学進学 → Vリーグの流れがやや強くなっている
と言われています。
そのため、
「まずは大学でプレーしてから、その後に実業団やVリーグを選ぶ」
というケースのほうが多く、高校からいきなり実業団というルートはやや少数派です。
尾﨑亮太にとっての実業団ルート
尾﨑選手のような全国レベルのOHであれば、
- 大学バレーで経験を積んだあと
- 社会人になってから実業団や9人制の強豪チームへ
という流れのほうが、現実的かもしれません。
高校卒業後すぐに実業団、というよりは、
「大学進学 → その後の選択肢の1つとして実業団もあり」
という位置づけになるでしょう。
進路パターン④ 海外挑戦の可能性
4つ目は、海外のクラブや大学に進学するルートです。
海外に出る日本人選手は増えている
男子のトップ選手では、
- 石川祐希選手(中央大→イタリア)
- 西田有志選手(Vリーグ→イタリア)
など、ヨーロッパや海外リーグに挑戦する選手が増えています。
ただし、ほとんどは
高校 → 大学 or Vリーグ → 海外
というステップを踏んでおり、
高卒直後にいきなり海外リーグへ行くケースはかなりレアです。
海外ルートは「長期的な選択肢」
尾﨑選手にとって、海外挑戦は
- まずは国内で実績を積む
- 日本代表やVリーグで活躍する
- その先に「海外でやってみたい」というタイミングで考える
という、長期的なキャリアの選択肢と考えるのが自然です。
尾﨑亮太の進路を考えるうえでの3つのポイント
ここまで4つのルートを見てきました。
では、尾﨑亮太選手本人が進路を選ぶとき、どんな点がポイントになりそうでしょうか。
① どこで一番成長できるか
- すぐにトップレベルの相手と戦える環境が良いのか
- 自分のペースで出場機会を得ながら伸びるほうが良いのか
たとえば、
- 関東1部の強豪大学 → レベルは高いが、レギュラー争いも激しい
- 地方の有力大学 → 1年目からコートに立てる可能性が高い
など、「出場機会」と「レベル」のバランスをどう考えるかは大きなポイントです。
② 学業・将来の仕事をどう考えるか
プロや海外に挑戦するほどの実力がある選手であっても、
- ケガ
- 競争
- 世代交代
などで、ずっとプレーヤーだけで食べていけるとは限りません。
- 指導者になりたいのか
- 一般企業で働きながらバレーと関わりたいのか
- スポーツビジネスやトレーナー、教師など別の道も視野に入れるのか
こうした「バレー後の人生」を考えると、
大学での学びや人脈づくりはやはり強い武器になります。
③ 清風OBの進路・ロールモデル
清風高校は、これまでにも多くのOBが
- 大学バレー
- Vリーグ
- 実業団
へと進んでいます。
身近な先輩たちがどんなルートを選んで、どんなキャリアを歩んでいるのか。
それは、尾﨑選手が進路を決めるうえで、大きなヒントになっているはずです。
現時点で一番「ありそう」なシナリオは?
繰り返しになりますが、公式な発表は出ていません。
そのうえで、「男子バレー全体の傾向」と「尾﨑選手の立ち位置」を合わせて考えると、
今のところ次のようなシナリオが比較的現実味があると言えそうです。
パターンA:強豪大学に進学 → その後Vリーグへ
- 清風高校を卒業
- 関東 or 関西の強豪大学に進学
- インカレや全日本インカレで活躍
- 4年後、Vリーグのクラブに内定
男子トップ選手の「王道ルート」で、
将来の日本代表やプロも視野に入れるなら、もっとも安全かつ現実的です。
パターンB:大学に進学 → 実業団・9人制でプレー
- 大学で4年間プレー
- 卒業後、企業に就職
- 実業団チームや9人制の強豪クラブでプレー
- 「バレーも続けたいけれど、仕事もしっかり持ちたい」
- 「長くバレーと付き合っていきたい」
という価値観なら、このパターンも十分ありえます。
パターンC:高校卒業後にVリーグ(育成枠)へ
春高での活躍ぶりや、Vリーグチームとの縁次第では、
- 高卒でVリーグの育成枠・内定選手として加入
- その後、大学と両立 or プロ一本で続ける
というルートもゼロではありません。
ただし、これは
「全国でもトップクラスの注目選手」として評価される必要がある
かなり狭き門です。
ファンとしてできることは?
「結局どこに行くんだろう?」とソワソワする気持ちは、
高校バレーが好きな人なら誰でも同じだと思います。
けれども、進路は、
- 本人の気持ち
- 家族
- 学校や監督
- そしてクラブや大学側の事情
など、たくさんの要素が重なって決まるものです。
私たちファンができるのは、
- 高校最後の試合まで、全力で応援する
- その後、選んだ進路での活躍も追いかける
- 勝っても負けても、成長の過程を楽しむ
この3つくらいなのかもしれません。
まとめ
最後に、この記事の内容を簡単にまとめます。
- 尾﨑亮太は、清風高校のエースOH(186cm)で、さくらバレー優秀選手にも選ばれた全国レベルの選手
- 中学時代からJOCメンバーとして活躍しており、長く注目されてきたアウトサイドヒッター
- 進路の選択肢は
- 大学進学
- 高卒でVリーグ入り
- 実業団・企業チーム
- 海外挑戦
の4つが中心
- 男子バレー全体の傾向から見ると、まずは大学進学 → その後Vリーグや実業団へというルートがもっとも現実的
- ただし、春高などでの活躍しだいでは、高卒でVリーグの育成枠・内定選手になる可能性もゼロではない
何より大切なのは、
尾﨑亮太という1人の選手が、自分の人生にとって一番納得できる選択をすること
だと思います。
どの道を選んだとしても、
- 中学時代から積み上げてきた経験
- 清風でエースを任された自信
- 全国の舞台で戦ってきた誇り
は、これからのバレー人生の大きな土台になります。
この先、
「○○大学に進学」「○○クラブに加入」といったニュースが出てきたら、
その瞬間からまた、新しい物語が始まります。
そのときを楽しみにしながら、
まずは高校最後のシーズン、そして春高でのプレーをしっかり見届けたいですね。

