先にとても大事なことを書いておきます。
- 2026年1月時点では、
東北高校・遠藤駿(えんどう しゅん)選手の進路は公式には公表されていません。 - そのため、この記事では
「もし大学に行ったら?」「もしプロに行ったら?」という“可能性”を整理する形
で考えていきます。
遠藤駿ってどんな選手?
まずは基本的なプロフィールから、ざっくり整理しておきます。
プロフィール
- 名前:遠藤 駿(えんどう しゅん)
- 学年:高校3年(2025年度)
- 所属:東北高校(宮城)
- ポジション:ミドルブロッカー(MB)/オポジット(OP)
- 身長:189cm
- 最高到達点(スパイク):約339cm
ポジションを一度整理しておくと、
- ミドルブロッカー(MB)
真ん中から速攻を打ったり、相手のスパイクをブロックしたりする“壁役+速攻の要”。 - オポジット(OP)
エースのように、後ろからも前からもたくさんスパイクを打つポジション。
遠藤選手は、この2つをこなすオールラウンダー型のアタッカーです。
東北高校での実績
東北高校は、言わずと知れた男子バレーの強豪校。
宮城県総体で優勝し、インターハイや東北大会、春高バレーに何度も出場しています。
遠藤選手は、
- 2024年春高バレー
- 2024年インターハイ
- 2025年春高バレー
- 2026年春高バレー
などの全国大会に出場してきた世代で、背番号も8 → 5 → 2と、代を追うごとに中心的な番号を任されています。
2026年春高バレー2回戦・東山戦では、
- 「追いかける東北はエース遠藤駿が躍動し追い上げを見せるも…」
と記事で紹介されるほど、チームの得点源として活躍していました。
また、春高2026の「注目選手」としてもピックアップされており、
- 189cmのMBながら県予選決勝ではOPもこなす
- どのポジションからも決定率の高いスパイク
- 東北の得点源
といった評価が出ています。
つまり、
全国でも名前が挙がるレベルのオールラウンダーなアタッカー
というのが、遠藤駿という選手の現在地だと言えます。
高校バレー“トップレベル選手”の4つの進路パターン
ここからは、遠藤選手に限らず、春高で活躍するような男子選手がどんな進路を選びやすいかを整理します。
一般的に多いのは、次の4パターンです。
- 大学バレー(インカレ上位校など)に進学
- 高卒でVリーグ/SVリーグのクラブに入団(プロ・実業団含む)
- 企業チーム(実業団)+Vリーグでプレー
- 海外リーグに挑戦(多くは大学 or Vリーグを経由)
① 大学進学:いちばん「王道」のルート
春高でベスト8クラスに入るような有力選手でも、
いきなり高卒でVリーグに行くケースはまだ少数派で、多くは大学へ進学してからプロを目指すと言われています。
理由としては、
- 4年間で体づくり・技術・戦術理解をじっくり伸ばせる
- 進路の幅(教員、公務員、企業就職など)を残せる
- インカレや黒鷲旗など、V1クラブと戦える大会も多い
といった点が挙げられます。
東北高校のOBを見ても、
- 早稲田大
- 明治大
- 国士舘大
- 中央大
- 東北福祉大
- 八戸工業大
など、全国的な強豪大学に進学している選手が多いことがわかります。
② 高卒でVリーグ/SVリーグに入るルート
次に考えられるのが、高校卒業後にVリーグ(現在はSVリーグへの移行が進行中)に直接加入するパターンです。
Vリーグには「内定選手制度」があり、
高校・大学卒業予定の選手で、すでにチーム加入が決まっている場合は、卒業前の1月から公式戦に出場できる仕組みがあります。
ただし、
- 枠は限られている
- 全国レベルでも「ごく一部の超注目選手」が多い
というのが現状です。
一方で、2024年から始まった新リーグ「SV.LEAGUE」は、
2026-27シーズンから男子を最大12クラブに拡大し、試合数は44試合のまま維持する予定です。昇降格は当面なし。
クラブが増えるということは、
将来的に、高卒でプロにチャレンジできる“イス”が少しずつ増えていく可能性がある
という意味でもあります。
③ 実業団+Vリーグという働き方
バレーボールの世界では、「実業団チーム」に所属しながらVリーグでプレーするケースも多くあります。
- 昼間は企業の社員として働く or 研修を受ける
- 練習や試合はクラブとしてVリーグに参加
という形で、
「仕事」と「競技」を両立しながらトップレベルで戦う
という働き方です。
このルートは、
- 将来のセカンドキャリアをしっかり確保したい
- 競技だけでなく、社会人としての経験も積みたい
というタイプの選手と相性が良い道です。
④ 海外挑戦ルート
最後に、海外リーグへの挑戦という選択肢もあります。
男子日本代表の石川祐希選手、西田有志選手、高橋藍選手などは、
イタリアなどの海外クラブでプレーしており、すっかり「海外組」が当たり前になりつつあります。
ただし、ほとんどの選手は、
高校 → 大学 → Vリーグ or 海外
高校 → Vリーグ → 海外
という順番を踏んでおり、高卒でいきなり海外へ飛ぶケースはかなりレアです。
遠藤駿の場合:4つの進路を“具体的に”イメージしてみる
ここからは、これまでの情報をもとに、
「遠藤駿がこのルートを選んだら、どんな未来がイメージできるか?」
という “もしも話” をしていきます。
くり返しになりますが、実際の進路を知っているわけではありません。
あくまでファン目線の「進路シミュレーション」です。
① 大学進学ルートのイメージ
遠藤選手は、
- 身長189cm
- 最高到達点339cm
- MBとOPの両方をこなせるオールラウンダー
という特徴を持っています。
このタイプの選手が大学に進むと、
- MBとしてブロック・速攻を磨く
- OPとしてバックアタックやサーブで点を取る
- どちらもできる“ユーティリティアタッカー”として重宝される
といった形で、チームの攻撃の幅を広げる存在になりやすいです。
また、東北高校のOBが多く進むような、
- 関東1部・2部の強豪大学
- 東北地方の有力大学(東北福祉大、東北学院大、仙台大、八戸工大など)
に進めば、
- インカレ・東北大学リーグ・黒鷲旗など、全国のトップと戦う場が続く
- 4年間かけてフィジカルとスキルを底上げできる
- 教員免許やスポーツ系の資格、一般就職への道も確保できる
というメリットがあります。
「プロになりたいけれど、視野も広く持っておきたい」というタイプなら、
もっとも現実的で、かつ夢も残せるルートと言えます。
② 高卒でプロ(Vリーグ/SVリーグ)に行くイメージ
春高2026で、
- 「エース遠藤駿が躍動」と記事に書かれたように
- 県予選ではMBだけでなくOPとしても起用されたように、
すでに「東北の得点源」として評価されています。
もし、こうした活躍がスカウトの目に留まり、
高卒でSVリーグのクラブから“内定選手”として声がかかった場合
には、
- 18歳ですぐに日本のトップリーグのコートに立てる
- 練習環境・スタッフ・フィジカルトレーナーなどが一気に“プロ仕様”になる
- 競争も激しいが、伸びしろを早く引き出せる
という、かなりチャレンジングな環境に飛び込むことになります。
ただし、
- 枠が少ない
- 同世代から全国的な“怪物級”もいる
- 体格的にはMBとしてはそこまで大柄ではない(189cm)
という点を考えると、
「絶対にプロ一本で行く」と腹をくくっているタイプでないと、リスクも大きい
という面もあります。
③ 実業団+Vリーグという安定志向ルート
もし遠藤選手が、
- 将来の生活基盤をしっかり固めたい
- 競技だけでなく、社会人としての経験も重視したい
と考えるタイプであれば、実業団チーム+Vリーグというルートも選択肢になります。
この場合は、
- 企業に所属しながら、Vリーグのコートに立つ
- 引退後も、その企業で働き続ける道がある
という“安定感”が魅力になります。
MB/OPのどちらもできる選手は、
チームにとって「穴があきにくい便利な選手」でもあるため、
ベンチ入りメンバーを限られた人数でやりくりする実業団では重宝されやすいタイプです。
④ 海外挑戦ルートの現実味
最後に海外挑戦です。
- 189cmという身長は、世界レベルのMBとしては少し小柄
- ただしOPやレフト、ユーティリティアタッカーとしては十分可能性あり
という、ポジションによって評価が変わるサイズ感です。
現実的には、
- 大学 or Vリーグで頭ひとつ抜けた活躍を見せる
- 日本代表やユース代表に絡んでくる
- そのうえで、イタリアやポーランドなどのクラブから声がかかる
といったステップを踏むことが多いので、
「いきなり高卒で海外」というよりは、「長い目で見たときの最終目標」に近い
イメージの進路と言えるでしょう。
プレースタイルから見る「相性の良い進路」
ここからは、少し視点を変えて、
遠藤選手のプレースタイルと、各進路の相性を考えてみます。
オールラウンダー型OP/MBの強み
遠藤選手の特徴を整理すると、
- MBとして速攻・ブロックができる
- OPとして、後ろからも前からも打てる
- 試合の流れに応じてポジション変更もこなす
という、「チームに合わせて役割を変えられる選手」です。
このタイプは、
- 戦術オプションを多く持ちたい大学
- 選手層が厚く、試合ごとにシステムを変えることもあるトップクラブ
- 少人数ローテでやりくりする実業団
など、どの進路でも“使い勝手の良い”人材として評価されやすいと言えます。
もし大学なら…
大学に進んだ場合、
- 1〜2年目:MBを中心にブロック・守備を徹底的に鍛える
- 3〜4年目:OPやレフトもこなし、“エース格”として起用される
という成長パターンも十分考えられます。
インカレや黒鷲旗でVリーグ勢と戦う中で、「この選手、プロで見てみたい」と思わせられれば、
4年後にVリーグへの道が一気に開けてきます。
もし高卒プロなら…
高卒でSVリーグクラブに入った場合、
- 最初の数年は、MB/OPどちらもこなせる「便利屋」としてベンチから出場
- サーブ、ブロック、バックアタックなど、“武器”を一つずつ増やしていく
- 将来的に、OPやレフトとしてスタメンを狙う
というイメージになります。
ただ、その分だけ毎年のように新しい内定選手が入ってきて競争が激しいので、
メンタル面も含めてかなりタフさが要求される道になります。
進路を決めるときに、きっと大事になる3つのポイント
ここからは、遠藤選手本人が何を重視しそうか、
そしてファンが進路を考えるときの見どころとして、大事なポイントを3つにまとめてみます。
① 「試合に出られる環境」かどうか
バレーは、試合の中でしか身につかない感覚が多いスポーツです。
- 強豪大学で4年間ベンチが多い
- それより一段レベルが下がっても、1年目からバリバリ出場する
どちらが成長につながるかは、選手のタイプや性格にもよりますが、
「どれだけコートに立てるか」
は、進路を決めるうえでかなり重要な要素です。
② 将来の働き方・生活をどう描くか
- プロ一本でいくのか
- 一度はプロを目指しつつ、セカンドキャリアも見据えるのか
- 指導者(コーチ・監督・教員)になりたいのか
- まったく別業界で働くつもりなのか
など、20代〜30代のライフプランとセットで考えることも大事です。
バレー選手としてのピークは限られていますが、
人生全体で見れば、その後の時間のほうが長いからです。
③ 地元とのつながりをどう考えるか
東北高校は、宮城・東北エリアの中でも象徴的な存在の一つです。
- 東北地方の大学やクラブでプレーして、地元を一緒に盛り上げる
- 関東や関西の強豪に挑戦して、日本全体のトップを狙う
- 将来的に、指導者として東北に戻ってくる
など、「地元との距離感」も、選手によってかなり考え方が分かれます。
遠藤選手がどこを選ぶにせよ、
「東北出身のエース」がどんな形でバレー界に関わり続けるか
というのは、ファンにとっても長く見守りたいポイントになりそうです。
現時点で考えられる“現実的シナリオ”まとめ
最後に、この記事時点での情報をもとに、
あくまで「可能性」として」見えそうなシナリオをざっくり整理してみます。
- 強豪大学に進学し、4年後にSVリーグ or 海外を狙うルート
- もっとも王道で、現実味も高い
- 東北OBの進路パターンとも相性が良い
- 東北・仙台エリアの大学に進み、東北からトップを狙うルート
- 東北の大学リーグや東北総体で経験を積み、黒鷲旗などでVリーグ勢と対戦
- 地元密着でプレーしたいタイプには魅力的
- 高卒でSVリーグクラブの内定選手になるチャレンジングなルート
- 枠は狭いが、春高やインターハイでの活躍次第ではゼロではない
- 成功すれば、若くして日本トップレベルの経験を積める
- 大学 or Vリーグを経由して、将来的に海外へ挑戦するルート
- 長期的な夢としては十分ありうる
- まずは日本国内で頭ひとつ抜ける存在になることが条件
どのルートにもメリット・デメリットがあり、
「正解は一つではない」
というのが、バレー選手の進路の難しいところでもあり、面白いところでもあります。

