結論:畑瀬研斗さんって、結局どんな人?
先に答えを言ってしまうと、畑瀬研斗(はたせ・けんと)さんは、AIを使って研究開発を効率化するサービス「Memory AI」を提供する株式会社MEMORY LABの創業者・代表取締役です。
もともとは高校卒業後にアメリカへ渡り、脳神経科学を学んだ「研究者」でした。
帰国後は理化学研究所や慶應義塾大学で研究員として働きながら、アルツハイマー病などの基礎研究に取り組んでいました。
その後2021年に起業し、2024年にはForbes JAPANの「30 UNDER 30」にも選出されています。
研究者からスタートアップ経営者へ転身した、少し珍しいキャリアの持ち主というのがポイントです。
プロフィール早見表
まずは基本情報をサクッと表にまとめました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 氏名 | 畑瀬 研斗(はたせ けんと) |
| 肩書き | 株式会社MEMORY LAB 代表取締役CEO |
| 会社設立 | 2021年7月 |
| 本社 | 東京都渋谷区 |
| 留学先 | 米国ニューヨーク州立大学オルバニー校 |
| 専攻 | 脳神経科学・心理学 |
| 帰国後の研究歴 | 理化学研究所 客員研究員/慶應義塾大学 研究員 |
| 主な受賞歴 | Forbes JAPAN 30 UNDER 30(2024年)、Forbes 30 Under 30 Asia(2025年) |
生年月日や出身地など、これ以上の個人的なプロフィールは公表されている情報の中には見当たりませんでした。
そのあたりは無理に推測せず、正直に「わからない」としておきます。
学生時代、なぜアメリカへ渡ったのか
畑瀬さんは高校を卒業したあと、そのままアメリカへ渡りました。
日本の大学に進学する道もあったはずですが、あえて海外を選んでいます。
渡米のきっかけについて詳しく語ったインタビューは見つかりませんでしたが、その後の進路を見ると、早い段階から「脳」や「科学」に強い関心があったことがうかがえます。
10代のうちに単身で海外に飛び込むのは、なかなか勇気がいる決断です。
留学先で学んだこと:脳神経科学と心理学
留学先は、米国ニューヨーク州立大学オルバニー校です。
ここで畑瀬さんは、脳神経科学と心理学を専攻しました。
「脳がどう働いているのか」「心の動きと脳の仕組みはどう関係しているのか」を、科学の視点から突き詰めて学んでいたことになります。
のちにアルツハイマー病の研究に携わっていくルーツは、この時期にすでにできていたと考えられます。
帰国後は研究者として最前線に
大学卒業後、畑瀬さんは日本へ戻り、理化学研究所の客員研究員を務めました。
その後は慶應義塾大学の研究員として、脳と機械をつなぐ「ブレイン・マシン・インタフェース」の研究にも携わっています。
この期間、アルツハイマー病や脳性麻痺といった病気の基礎研究に長年取り組んできたと本人も語っています。
つまり畑瀬さんは、起業する前は「バリバリの研究者」だったわけです。
この時期の研究テーマ
- アルツハイマー病の基礎研究
- 脳性麻痺の基礎研究
- 脳と機械をつなぐブレイン・マシン・インタフェース研究
なぜ研究者から起業家に転身したのか
ここが畑瀬さんのキャリアの大きな転換点です。
本人の説明によると、アルツハイマー病の患者さんと向き合う中で「研究の社会実装の遅さ」に強い課題を感じたそうです。
せっかく良い研究があっても、それが実際に患者さんや社会の役に立つまでには、途方もない時間がかかってしまう。
そのもどかしさを、畑瀬さんは何度も感じていたといいます。
さらに研究を続ける中で、「一つの社会課題は、一つの専門分野だけでは解決できない」という結論にたどり着きます。
例えばアルツハイマー病ひとつ取っても、医学だけでなく工学や物理学の知見まで必要になる、というわけです。
この気づきが、のちの会社設立の原点になりました。
MEMORY LAB設立と「Memory AI」とは
畑瀬さんは2021年7月、株式会社MEMORY LABを設立しました。
掲げているミッションは「科学の叡智を社会へ」という言葉です。
主力サービスの「Memory AI」は、論文や特許、市場情報などを横断的に検索できるリサーチツールです。
これまで研究者しかアクセスできなかったような論文の世界を、誰もが簡単・スピーディーに使えるようにする、というのが狙いです。
企業向けには、新規事業や研究開発のテーマ探しを助けるサービスとして展開されています。
通常なら1〜2年かかるとされる新規事業の探索作業を、3〜4ヶ月ほどに短縮できたケースもあると紹介されています。
Memory AIのポイント
- 論文・特許・市場情報を横断検索できる
- 自然言語処理で技術同士のつながりを可視化する
- 導入企業は工学系メーカー、ヘルスケア企業、大手製薬会社など幅広い
資金調達とForbes選出、対外的な評価
2024年1月、MEMORY LABは第三者割当増資で約9,000万円を調達しました。
出資したのは、ニッセイ・キャピタルや三菱UFJキャピタル、デライト・ベンチャーズなどです。
同じ2024年には、Forbes JAPANの「30 UNDER 30」にも選出されました。
これは、経済誌フォーブスが世界各国で展開している「30歳未満の注目人物30人」を選ぶアワードです。
畑瀬さんは、科学技術やローカル分野で活躍する人を対象にした部門で選ばれています。
さらに2025年には、アジア版の「Forbes 30 Under 30 Asia」にも選出されており、評価は国内にとどまっていません。
このほか、ユーグレナとの共同研究や、JETROが運営するグローバル向けプログラムへの参加なども行っているようです。
今後の展望:アメリカ市場への挑戦
MEMORY LABは、2027年をめどにアメリカ市場への進出を計画しています。
畑瀬さん自身も、2028年に渡米することを目標に掲げていると語っています。
理由はシンプルで、研究開発が盛んで市場規模も桁違いに大きいアメリカこそ、自分たちのサービスが最も力を発揮できる場所だと考えているためです。
一方で、アメリカのスタートアップ市場は日本以上に評価基準が厳しいことも、本人ははっきり認めています。
その挑戦がどんな結果になるかは、現時点ではまだ「これから」の話です。
よくある質問(FAQ)
Q. 畑瀬研斗さんはどこの大学を出ているの?
A. 米国のニューヨーク州立大学オルバニー校で、脳神経科学と心理学を学んでいます。日本の大学に通っていたという情報は見当たりません。
Q. もともと医者だったの?
A. 医師免許を持っているという情報はなく、理化学研究所や慶應義塾大学で活動していた研究者、という立場です。
Q. MEMORY LABはいつできた会社?
A. 2021年7月に設立され、本社は東京都渋谷区にあります。
Q. 生年月日や出身地はわかる?
A. 公表されている情報の中では見つかりませんでした。無理に推測せず、不明として扱っています。
まとめ
畑瀬研斗さんは、高校卒業後にアメリカへ渡り脳神経科学を学んだのち、理化学研究所や慶應義塾大学で研究員として活動してきた人物です。
研究の現場で感じた「社会実装のスピードの遅さ」への課題感から、2021年にMEMORY LABを設立しました。
現在はAIリサーチツール「Memory AI」を通じて、企業の研究開発や新規事業を支援しています。
2024年には資金調達とForbes JAPAN 30 UNDER 30選出が重なり、2025年にはアジア版でも選出されるなど、対外的な評価も着実に積み上がっています。
次の目標は2027年のアメリカ進出であり、研究者から起業家へと歩んできたキャリアが、今後どこまで広がっていくのか注目したいところです。

