先に答えを言っちゃいます。
日立のドラム式洗濯乾燥機「BD-SG110KL」を標準コースで動かした場合、電気代の目安はこんな感じです。
| 使い方 | 1回あたり | 1ヶ月(毎日使用) |
|---|---|---|
| 洗濯のみ | 約1.9円 | 約56円 |
| 洗濯〜乾燥まで | 約52円 | 約1,570円 |
意外と安いと感じた人も多いんじゃないでしょうか。
洗濯だけならほぼタダみたいなものですが、乾燥まで使うと一気に金額が跳ね上がります。
ここから先は、この数字がどこから来ているのか、そして毎月の電気代をどう抑えていくかを詳しく見ていきます。
電気代を計算する前に、まずはBD-SG110KLがどれくらい電気を使う機械なのかを見てみましょう。
日立の公表データによると、標準的なコースでの消費電力量は次の通りです。
| 項目 | 洗濯のみ | 洗濯〜乾燥 |
|---|---|---|
| 消費電力量 | 約60Wh | 約1,690Wh |
| 標準使用水量 | 約86L | 約90L |
| 運転時間の目安 | 約45分 | 約150分 |
この「消費電力量」というのが、電気代を計算するときのカギになる数字です。
洗濯だけなら60Wh(0.06kWh)とごくわずかですが、乾燥まで含めると1,690Wh(1.69kWh)と、約28倍にふくらみます。
これはヒーターやファンを使って衣類を乾かす工程に、想像以上に電力が必要だからです。
電気代の計算式は、実はとてもシンプルです。
消費電力量(kWh)× 電気料金の単価(円/kWh)= 電気代
電気料金の単価は契約している電力会社やプランによって変わりますが、全国平均だとだいたい1kWhあたり31円くらいが目安です。
この記事では、この31円という数字を使って計算しています。
もしお使いの電力会社の単価がわかるなら、そちらの数字に置き換えて計算すると、もっと正確な金額がわかりますよ。
まずは「洗濯だけ」で使ったときの電気代を計算してみます。
0.06kWh × 31円 = 約1.9円
1回あたり2円もかかっていません。
これを毎日1回、1ヶ月(30日)続けたとしても、合計は約56円です。
洗濯機の電気代を気にしている人が多いですが、乾燥機能を使わない限り、正直そこまで心配する金額ではありません。
次に「洗濯から乾燥まで」を通しで使った場合を見てみましょう。
1.69kWh × 31円 = 約52円
洗濯のみと比べると、一気に約27倍の金額になります。
とはいえ、コインランドリーの乾燥機を使うと1回数百円かかることを考えると、自宅の乾燥機能はかなりお得な部類です。
ちなみに乾燥まで使うと運転時間も約150分と長めなので、時間がかかる分だけ電気を多く使う、というシンプルな理屈でもあります。
実際の生活に近い形で、1ヶ月の電気代をシミュレーションしてみます。
| 使い方 | 1回の電気代 | 頻度 | 1ヶ月の電気代 |
|---|---|---|---|
| 洗濯のみ | 約1.9円 | 毎日1回 | 約56円 |
| 洗濯〜乾燥 | 約52円 | 毎日1回 | 約1,570円 |
| 洗濯〜乾燥 | 約52円 | 週3回 | 約630円 |
毎日乾燥まで使う家庭でも、1ヶ月1,600円前後というのが目安になります。
家族の人数や洗濯物の量によって使う回数は変わってくるので、自分の家の使用頻度に当てはめて考えてみてください。
電気代とあわせて気になるのが水道代です。
BD-SG110KLの標準使用水量は、洗濯のみで約86L、洗濯〜乾燥で約90Lとなっています。
水道料金は自治体によって差が大きいため一概には言えませんが、目安として1Lあたり0.3円前後で計算すると、1回あたり25〜27円ほどです。
電気代と水道代を合わせても、1回の洗濯〜乾燥でだいたい80円前後というのが現実的なラインになりそうです。
ここまでの金額はあくまで標準コースを基準にした目安です。
実際の電気代は、使い方によって変わってきます。
- 選ぶコースによって消費電力量が変わる(時短コースやスピードコースなど)
- 乾燥時間が長くなるほど電気代も比例して上がる
- 厚手の衣類や毛布を乾燥させると運転時間が延びやすい
- 冬場は室温が低く乾燥に時間がかかる傾向がある
- 洗濯物の量が少なすぎても効率が悪くなることがある
特に「乾燥時間」は電気代に直結する部分なので、ここを意識するだけでもだいぶ変わってきます。
ドラム式洗濯乾燥機の乾燥機能は、機種によって消費電力量に差があります。
一般的なヒーター乾燥式のドラム式洗濯乾燥機は、洗濯〜乾燥で1.5〜2.0kWh前後というモデルが多く、BD-SG110KLの約1.69kWhはその中でも標準的な水準に位置しています。
ヒートポンプ式を採用しているモデルはさらに省エネな傾向がありますが、その分本体価格が高くなる場合が多いです。
「電気代を極限まで抑えたい」というより「機能と価格のバランスを重視したい」という人に向いている位置づけと言えそうです。
ちょっとした工夫で、毎月の電気代は変わってきます。
- 洗濯物はまとめ洗いして、こまめに何度も回さない
- 脱水時間をしっかり取ってから乾燥にかけると乾燥時間が短くなる
- 厚手のものと薄手のものを分けて乾燥させる
- フィルターのお手入れをこまめにして乾燥効率を落とさない
- 電気料金プランを見直して単価そのものを下げる
中でも「脱水をしっかりしてから乾燥にかける」というのは、意外と見落とされがちですが効果が大きいポイントです。
水分が多く残った状態で乾燥を始めると、それだけ乾燥時間が延びて電気代もかさんでしまいます。
Q. 電気代の目安は誰が使っても同じですか?
いいえ、契約している電力会社の単価や、選ぶコース・洗濯物の量によって変わります。この記事の金額はあくまで標準コースを目安に計算した参考値です。
Q. 乾燥機能は毎日使っても大丈夫ですか?
電気代だけで見れば1回約52円なので、毎日使っても家計への影響は大きくありません。ただしフィルターの掃除など、お手入れの頻度は増えるので忘れずに行いましょう。
Q. もっと正確な電気代を知りたい場合はどうすればいいですか?
契約している電力会社の検針票や料金プランに書かれている「1kWhあたりの単価」を確認し、この記事の消費電力量(0.06kWhまたは1.69kWh)にかけ算すれば、より正確な金額がわかります。
BD-SG110KLの電気代は、洗濯のみなら1回約1.9円、洗濯〜乾燥までなら1回約52円が目安です。
毎日乾燥まで使ったとしても、1ヶ月で約1,570円ほどと、想像していたより負担は小さいのではないでしょうか。
電気代だけを見れば決して高くない機種ですが、脱水をしっかりしてから乾燥にかける、まとめ洗いを心がけるといった使い方の工夫で、さらに無駄なく使うことができます。
毎日の家事の中で使う家電だからこそ、数字を知った上で上手に付き合っていきたいですね。

