テレビや大会で木原龍一選手を見て、
- 「あれ?目がおかしい…?」
- 「病気なの?」
- 「斜視ってこと?」
と気になった人は多いと思います。
ただし、本人が公表していない体のことを、勝手に決めつけて断言するのはNGです。
この記事では、次のポイントを整理します。
- 木原龍一選手の目について、ネットでどんな声があるのか
- 「斜視」とはそもそもどんな状態なのか
- 演技や視力への影響はどう考えられるのか(一般論)
- 応援する側として、大人が知っておきたい視点
あくまで医師の診断ではない一般的な説明として、落ち着いて読み進めてくださいね。
木原龍一はどんな選手?かんたんプロフィール
まずは木原龍一選手がどんなスケーターなのか、サッと整理しておきましょう。
ここまで結果を出していることからも分かるように、
世界でも指折りのトップペアスケーターです。
「目がおかしい?」と言われる理由
ネット上では、
- 「寄り目っぽく見える」
- 「斜視かな?」
- 「目線がおかしく見える」
といった書き込みが見られます。Yahoo!知恵袋や個人ブログなどでも、
「木原選手は斜視なの?」という話題が何度か取り上げられています。
ただし、ここがとても大事なポイントです。
本人や公式が「病名」を公表しているわけではない
- 医師の診断書や、本人のインタビューなどで
「自分は○○という病気です」と正式に話した記録は、公開情報の範囲では確認できません。 - 一部のサイトでも
「本人から公表されているわけではないが、斜視の可能性がある」
と“推測”の形で書いているだけです。
つまり、
「見た目の印象から、斜視“っぽく”見える」
という人が多い
という段階であり、
「医師が診断して、公式に病名が出ている」
という話ではありません。
ここを混同して、「木原龍一は○○という病気だ」と断言して書いてしまうのは危険です。
ブログやSNSで発信する人は、特に注意が必要ですね。
そもそも「斜視」って何?
では、タイトルにもある「斜視」とは何でしょうか。
ここからは、一般的な「斜視」の説明を、できるだけやさしくまとめます。
斜視の基本的な意味
日本弱視斜視学会などの説明をざっくり言いかえると、斜視とは:
右目と左目の視線が、同じ場所を向いていない状態
です。
ふつうは、両目とも同じ物を見ようとして、
視線がピタッと同じ方向にそろいますよね。
ところが斜視では、
- 片方の目は正面を見ているのに、もう片方が内側・外側・上下など、
別の方向を向いてしまう
という状態になります。
斜視の種類いろいろ
ざっくり分けると、次のようなタイプがあります。
- 内斜視:片方の目が内側(鼻のほう)に寄る
- 外斜視:片方の目が外側(耳のほう)に向く
- 上下斜視:片方の目が上や下にずれる
- ほかに、
- ずっとずれているタイプ
- ときどきだけずれるタイプ
- 生まれつきのもの
- 後から病気やケガで起こるもの
など、細かい分類もあります。
見た目だけの問題ではない
斜視になると、
- 両目で立体的に見る力(奥行き感)が低下したり
- 子どもの場合は、放っておくと弱視になったり
といった「見え方」の問題も一緒に起こることがあります。
ただし、
- 程度が軽い場合
- 脳がうまく慣れている場合
には、日常生活でほとんど困らない人もたくさんいます。
木原龍一の目は「病気」なのか?
ここが、多くの人が一番気になるポイントだと思います。
結論:外から見ただけでは断定できない
- 「ちょっと寄り目に見える」「斜視っぽい」という印象を持つ人が多いのは事実です。
- しかし、外からの見た目だけで「病気」と決めつけることはできません。
医師の診察や詳しい検査をした上で、
- 視力はどうなのか
- 両目で見る力(立体視)はどうなのか
- 日常生活に支障があるのか
などを総合的に判断して、はじめて「病気」として診断されます。
私たちがテレビや写真を見て言えるのは、せいぜい
「そういうふうに“見える”ね」
というレベルまでです。
「先天性」「○○病だ」などの言い切りは避けよう
一部のサイトでは、
- 「先天性の内斜視だと思われる」
- 「幼少期から症状があったようだ」
といった書き方をしているものもありますが、
これもあくまで外見からの推測にすぎません。
本人や医療機関が公式に語っていないことを、
- 断定口調で書く
- 「病気の真相」「衝撃の事実」など、煽るタイトルをつける
のは、本人にとっても、読者にとってもフェアではありません。
演技への影響はある?フィギュアと斜視の関係(一般論)
では、「もし」斜視があったとして、
フィギュアスケートの演技にどれくらい影響が出るのでしょうか。
ここからは、木原選手個人ではなく、一般的な話として整理します。
視力そのものが悪いとは限らない
斜視があるからといって、
- すぐに「視力が悪い」
- スケートができない
というわけではありません。
- 片目ずつの視力が十分に出ている人もいます。
- 両目での立体視が弱い場合もありますが、
脳がその見え方に慣れて、日常的に困らない人もいます。
スポーツ選手にも斜視の人はいる
さまざまなスポーツの世界で、
- 斜視がある(あった)けれど、一流選手として活躍している人
は珍しくありません。
大切なのは、
- その人にとって、実際にどれくらい「見え方の支障」があるのか
- 体の使い方や感覚で、どれだけカバーできているか
という点です。
木原龍一の成績から見えること
もう一度、木原選手の結果に目を向けてみましょう。
- 世界フィギュアで日本ペア初の金メダル(2023年)
- その後も世界選手権で2度目の優勝、四大陸選手権やグランプリファイナルでも優勝
- ペアとして世界のトップと優勝争いを続けている
ペアは、
- 相手の位置を正確につかむ
- リフトやツイストで細かくタイミングを合わせる
- リンク上の距離感をミスなく保つ
など、空間把握やタイミングの正確さが特に求められる種目です。
その中で、ここまで世界的な成績を残しているという事実は、
少なくとも現在の木原選手にとって、
「見え方」が演技の決定的な妨げにはなっていない
と考えるのが自然でしょう。
「もし斜視があるとしても、それを含めて自分の体と向き合い、
トップレベルで戦えるように作り上げてきた」と考えることもできます。
なぜ「目」にばかり注目が集まってしまうのか
人はどうしても、
- 他人の「見た目の特徴」に目がいきやすい
- ちょっとした違いを「おもしろネタ」として語ってしまう
というクセがあります。
しかし、相手は世界の舞台で戦っている一人のアスリートです。
「いじり」と「興味本位の検索」の境目
タイトルにもある
「目がおかしい」
という表現は、
そのまま口に出すと、かなり失礼な言い方になります。
- 「あの選手、目が気になった」「どういう状態なのかな」
→ 純粋な疑問・関心 - 「目が変だよね」「気持ち悪い」
→ これは完全に“いじり”や“誹謗中傷”の側に近い言葉
ブログやSNSで発信する時は、
- なるべく中立的な言い方にする
- 本人が見たらどう感じるかを、一度立ち止まって想像する
という一呼吸が、とても大事です。
もし自分や家族の「目」が気になったら
この記事を読んでいる方の中には、
- 「自分の子どもの目も、少し寄って見える」
- 「昔から片目が外に向きやすい気がする」
と心配になっている方もいるかもしれません。
そんな時は、
ネットで自己診断するより、
眼科(できれば斜視・弱視を扱うクリニック)で相談する
のがいちばん安心です。
- 子どもの場合は、早く相談するほど治療の選択肢が広がることもあります。
- 大人でも、治療や手術、プリズム眼鏡など、いろいろな対応がある場合があります。
「木原選手の目」がきっかけで、
自分や家族の目の健康に関心を持つ人が増えるのは、むしろ良いことだと思います。
まとめ:大事なのは「どう見えるか」より「どんなスケーターか」
最後に、この記事の内容をまとめます。
「目がおかしい?」というところからこのページにたどり着いたかもしれませんが、
読み終わるころには、
「どんなハンデがあっても、それごと抱えて世界で戦っているすごい選手なんだ」
という視点で、もう一度演技を見てみてください。
きっと、リンクの上で笑顔を見せる木原龍一選手の姿が、
それまでとは少し違って見えてくるはずです。




