ノルディック複合の日本代表として活躍している谷地宙(やち そら)選手。
北京オリンピックに出場し、今はミラノ・コルティナ五輪での飛躍が期待されている若手エース候補です。
でも、テレビで名前を聞いても、
- どこの出身?
- どんな学生時代を送ってきたの?
- 身長や体格は?
- これまでの戦績って、どのくらいすごいの?
…というところまでは、なかなか分かりづらいですよね。
この記事では、「谷地宙の非公式wiki」的なイメージで、
- 基本プロフィール(身長・出身地・所属など)
- 小中高~大学・社会人までの経歴
- 北京五輪や世界選手権、ワールドカップでの戦績
- 競技スタイルや人柄が分かるエピソード
をまとめていきます。
谷地宙の基本プロフィール(身長・出身地・所属など)
まずは「プロフィール一覧」から見ていきましょう。
- 名前:谷地 宙(やち そら)
- 生年月日:2000年5月4日
- 年齢:25歳(2026年2月現在)
- 出身地:岩手県紫波郡紫波町
- 身長:168cm
- 種目:スキー・ノルディック複合
- 所属:日本航空(JAL) アスリート社員(2023年4月1日入社)
- 最終学歴:早稲田大学 出身
日本オリンピック委員会(日本オリンピック委員会)やJALのアスリート紹介ページでも、
生年月日・岩手県出身・身長168cm・日本航空所属といった情報が確認できます。
ざっくり言うと、「岩手の小さな町から世界に飛び出した身長168cmのノルディック複合選手」というイメージです。
出身小学校〜高校までの経歴まとめ
続いて、学生時代の経歴を「時系列」で整理してみます。
出身小学校・中学校
ネット上のインタビューや選手紹介によると、学歴は次の通りです。
- 小学校:紫波町立日詰小学校
- 中学校:紫波第一中学校
岩手県紫波町という、自然の多いエリアで育っています。
この地域は冬のスポーツも比較的身近で、スキー場も車で行ける範囲にあります。
さらに、岩手県の「スーパーキッズ事業(タレント発掘育成事業)」に合格し、
それがきっかけでノルディック複合と出会ったと紹介されています。
小学生のころはサッカー少年で、その後も野球・陸上・アルペンスキーなど、さまざまな種目を経験してからノルディック複合へ。
いきなり“ガチのスキー一家”ではなく、「いろいろなスポーツをやってきた万能タイプ」と言えそうです。
出身高校:盛岡中央高校
高校は、岩手県の盛岡中央高等学校に進学。
盛岡中央高校は、スキーや駅伝などスポーツにも力を入れている学校で、
谷地選手もここで本格的に「競技者」としての道を歩んでいきます。
高校時代の実績としては、
- 全国レベルの大会に出場
- ジュニア世界選手権への出場につながる成績を残す
など、すでに「日本トップクラスの若手」として頭角を現していました。
大学・社会人での経歴:早稲田大学〜日本航空へ
早稲田大学時代:学生アスリートとして世界へ
高校卒業後は、早稲田大学スポーツ科学部へ進学。
JOCのプロフィールでも、「早稲田大学(在学中)」と記載され、
学生として勉強を続けながら、ノルディック複合日本代表として世界を転戦していました。
この間に達成した主な実績は、
- 2019年:ジュニア世界選手権 団体戦 6位
- 2021〜22年:FISノルディック複合ワールドカップ 団体戦3位、個人戦最高11位 など
大学在学中にすでにワールドカップで表彰台(団体)に乗り、
個人でも世界トップ10が見える位置まで来ているのは、かなりのハイペースです。
日本航空(JAL)にアスリート社員として入社
2023年4月1日、谷地選手は日本航空にアスリート社員として入社します。
JALのアスリート紹介ページでは、
- 出身地:岩手県
- 出身校:早稲田大学
- 身長:168cm
- 専門種目:スキー・ノルディック複合
とプロフィールが載っており、
「世界で一番強い選手を目指して努力し続けます」と力強いメッセージも添えられています。
社会人になってからも、日本代表として世界を転戦しながら、
企業のサポートを受けてさらなる飛躍をめざしている、という形ですね。
ノルディック複合とは?谷地宙が戦う競技をざっくり解説
ここで一度、「ノルディック複合ってそもそも何?」というところも軽く整理しておきます。
競技が分かると、成績のすごさもイメージしやすくなります。
「ジャンプ+クロスカントリー」の2種目セット
ノルディック複合は、
- スキージャンプ
- クロスカントリースキー(距離スキー)
この2つを同じ選手が行う競技です。
ジャンプでは、
- 高く・遠く・きれいに飛ぶ技術
- 強いメンタルと瞬発力
が求められます。
クロスカントリーでは、
- 長い距離を走り切る持久力
- 上り坂を押し切る脚力
- レース中の駆け引き
など、マラソンに近い要素も必要になります。
谷地選手はこの2つを両方こなす「総合力型」のアスリートというわけです。
本人も、「ジャンプは技術と瞬発力、クロカンは持久力が必要で、総合的な身体能力が魅力」と語っています。
種目の種類
ノルディック複合には、いくつかのレース形式があります。
- 個人ノーマルヒル+10km(いわゆる「グンデルセン」)
- 個人ラージヒル+10km
- マススタート形式
- 団体戦(4人×5kmなど)
北京オリンピックで谷地選手が出場したのは、
「ノーマルヒル個人+10km」の種目です。
戦績まとめ①:ジュニア〜北京オリンピックまで
ここからは、戦績を時系列で整理していきます。
ジュニア時代:世界の舞台へ
主に高校〜大学初期にかけての実績です。
- 2019年 ジュニア世界選手権 団体戦 6位
- 将来の五輪選手が集まる大会で、チームとして入賞圏に食い込む成績。
このあたりからすでに、「日本の次世代を担う選手」として名前が挙がり始めます。
2021〜22シーズン:ワールドカップで団体3位&個人最高11位
大学在学中の2021〜22シーズンには、
FISノルディック複合ワールドカップの団体戦で3位に入り、表彰台を経験。
さらに個人戦でも、シーズンを通しての最高順位が11位という成績を残しており、
「世界のトップ10が見えてきた日本の若手」として注目度が上がりました。
北京2022冬季オリンピック
そして大きな節目となったのが、2022年の北京2022冬季オリンピックです。
- 種目:ノーマルヒル個人(+10km)
- 結果:30位
順位だけ見ると「メダルからは遠い」と感じるかもしれませんが、
- 初出場のオリンピック
- 世界トップの選手と同じ土俵で戦う経験
- 大きなジャンプを決めて存在感を示した
など、若手としては十分に価値のある一歩でした。
戦績まとめ②:世界選手権・ワールドカップでの活躍
2023年 世界選手権プラニツァ大会
2023年には、スロベニア・プラニツァで行われた
ノルディック世界選手権に出場しています。
- 個人ノーマルヒル+10km:29位
- 個人ラージヒル+10km:25位
- 団体戦:7位
世界選手権は、オリンピックと並ぶ大舞台。
そこで個人25〜29位台、団体7位という成績は、
「世界のトップ30には常に顔を出すレベル」
になってきたと言えるでしょう。
2024〜25シーズン:ワールドカップでの安定した出場
国際スキー・スノーボード連盟(FIS)の公式データベースを見ると、
2024〜25シーズンも、谷地選手はヨーロッパ各地のワールドカップにコンスタントに出場しています。
たとえば、
- 2024年12月 リレハンメル、ルカ、ラムサウ
- 2025年2〜3月 オテパー、トロンハイム、オスロ、ラハティなど
世界中の強豪が集まるシリーズ戦で、
20〜30位台を中心に戦いながら、時には20位前後に食い込むレースも増えてきました。
2025〜26シーズン:トップ20に入り始める
FISの結果一覧を見ると、2025〜26シーズンには、
- トロンハイム(2025年3月)個人26位・25位
- オテパー(2025年2月)個人17位・23位・26位
- ルカやセーフェルトなどでも20位台・30位台の結果
など、「トップ20」「トップ30」あたりを行き来しながら、
着実に世界の一線級と戦っていることが分かります。
まだ“常連表彰台”というレベルではないものの、
「いつトップ10、いつ表彰台に来てもおかしくない位置」に近づいている、と言えるラインです。
谷地宙のプレースタイル・強み
戦績が分かったところで、次は「どんなタイプの選手なのか」を見ていきましょう。
ジャンプとクロカン、どちらもバランス型
JALのインタビューなどでは、
スキージャンプは技術力や瞬発力、
クロスカントリースキーは持久力が必要で、
どちらも含めた“総合的な身体能力”が魅力
と語っています。
このコメントから分かるのは、
- 「ジャンプだけ」「クロカンだけ」に偏らない
- 両方をバランスよく伸ばしていくスタイル
を大事にしているということです。
実際に、
- ジャンプで大きな飛距離をマークし、ホットシート(暫定トップ席)に長く座ったレース
- クロカンで粘り強く順位を上げたレース
など、レポートを読むと“総合力型”の色が強い選手だと感じます。
練習日誌を8年間欠かさなかったストイックさ
JOCのイベントでのスピーチによると、
谷地選手は競技を始めてから約8年間、毎日欠かさず練習日誌を書き続けたと話しています。
内容は、
- その日の練習メニュー
- できたこと・できなかったこと
- 体の調子や気づき
など、いわば「自分自身のデータベース」です。
ただ練習するだけでなく、「考えながら練習するタイプ」の選手であることがよく分かるエピソードです。
人柄が見えるエピソード・コメント
「地理的ハンデを言い訳にしない」
岩手県のスポーツ関連サイトのインタビューでは、
谷地選手がこんな趣旨のことを語っています。
- 紫波町からジャンプ台のある場所までは、車で2時間かかることもある
- それでも「環境が悪いから」と言い訳せず、できることを考えて取り組んできた
雪国とはいえ、いつでも最高の環境で練習できるわけではありません。
そんな中でも、家族の送迎などのサポートを受けながら、自分にできることを積み上げてきた姿勢がうかがえます。
SNSでは素直で前向きなコメントが多い
谷地選手はSNS(特にInstagram)でも、自分の言葉で発信をしています。
- 調子が良かったレースだけでなく、うまくいかなかった日のことも正直に書く
- そのうえで「明日は新しい日、新しいチャンス」と前向きな一言を添える
こうしたスタイルから、
「結果に一喜一憂しすぎず、次に向かって切り替えができるタイプ」
という人柄が伝わってきます。
これからの目標:ミラノ・コルティナ五輪での飛躍へ
ミラノ・コルティナ2026冬季オリンピックに向けて、
谷地選手は自身の目標を「世界一」「金メダル」とはっきり口にしています。
- 2019 ジュニア世界選手権 団体6位
- 2021〜22 ワールドカップ団体3位・個人最高11位
- 2022 北京五輪出場(個人30位)
- 2023 世界選手権個人25〜29位、団体7位
- 2024〜26 ワールドカップでトップ20〜30台を安定してマーク
という流れを見ると、
「五輪初出場を終え、今まさに世界のトップ10・表彰台を本気で狙いにいく段階」
に入っていると考えられます。
ミラノ・コルティナのコースは、
ジャンプ台・クロカンコースともにヨーロッパの強豪たちにとって“庭”のような場所になりやすいですが、
そこに日本から割って入る存在として、谷地宙の名前が挙がることは間違いないでしょう。
Q&Aでサクッとおさらい
最後に、ここまでの内容を「よくある疑問形式」でまとめます。
Q1. 谷地宙の身長は?
A. 168cmです。
日本航空の公式プロフィールやJALのアスリート紹介ページでも、身長168cmと記載されています。
Q2. 出身高校・大学はどこ?
A. 高校は盛岡中央高校、大学は早稲田大学です。
- 紫波町立日詰小学校
- 紫波第一中学校
- 盛岡中央高等学校
- 早稲田大学
という流れで進学しています。
Q3. 所属はどこ?今は社会人?
A. 日本航空(JAL)のアスリート社員です。
2023年4月1日にJALへ入社し、現在は社会人アスリートとして世界の大会に出場しています。
Q4. これまでの主な戦績は?
ざっくりまとめると、こんな感じです。
- 2019年:ジュニア世界選手権 団体6位
- 2021〜22年:ワールドカップ 団体3位、個人最高11位
- 2022年:北京冬季オリンピック 個人ノーマルヒル+10km 30位
- 2023年:世界選手権プラニツァ大会 個人25〜29位、団体7位
- 2024〜26年:ワールドカップシリーズでトップ20〜30位台の成績を安定して残している
Q5. どんなタイプの選手?
- ジャンプもクロカンもバランスよく伸ばしている「総合力型」
- 毎日の練習日誌を続けるなど、とてもストイック
- 「地理的ハンデを言い訳にしない」と語る前向きな性格
といった特徴が、インタビューやエピソードから読み取れます。
おわりに:谷地宙は「これから物語が本格的に始まる」選手
ここまで、
- プロフィール(身長・出身地・所属など)
- 出身校(小・中・高・大学)
- 北京五輪・世界選手権・ワールドカップの戦績
- 競技スタイルや人柄
をまとめてきました。
谷地宙は、まだ20代半ば。
ノルディック複合という競技の特性を考えても、これからが本当の勝負と言っていい年齢です。
- 高校時代に世界への扉を開き
- 大学時代にワールドカップの表彰台(団体)を経験し
- 北京でオリンピックデビュー
- そして今、ミラノ・コルティナ五輪に向けて“世界一”を口にする段階へ
という「ストーリーの途中」にいます。
テレビやニュースで「谷地宙」という名前を見かけたら、
この記事の内容を思い出しながら応援してみてください。
「岩手の小さな町から世界の頂点を目指す、身長168cmのノルディック複合選手」
として見てみると、一つひとつのジャンプ、一歩一歩のストライドが、
少し違って見えてくるはずです。



