結論から言います。東野圭吾さんは、2026年7月23日未明、大腸がんのため68歳で亡くなりました。
そして「永遠の記憶」は、結果として本当の遺作になってしまいました。
もともとは「ガリレオ」シリーズの最新作として、生前から発売が決まっていた作品です。
この記事では、訃報の内容と「永遠の記憶」がどんな本なのか、そして今後の刊行予定まで、わかっている情報をまとめます。
講談社は7月27日、「東野圭吾さん ご逝去のお知らせ」という文書を公表しました。
それによると、東野さんは7月23日未明、大腸がんのため亡くなったとのことです。
享年68歳でした。
葬儀はすでに家族葬で執り行われています。
ご家族への取材は控えるよう呼びかけられており、香典や供花、弔電も辞退するとのことです。
お別れの会については、決まり次第あらためて案内されるとされています。
「永遠の記憶」は、天才物理学者・湯川学が活躍する「ガリレオ」シリーズの第11作です。
前作「透明な螺旋」に続く長編で、東野さんにとって通算106冊目の著書にあたります。
2026年は、湯川学というキャラクターが初めて登場してからちょうど30周年という節目の年でした。
その記念すべきタイミングで発売される新作として、生前から大きな話題になっていた一冊です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| タイトル | 永遠の記憶 |
| 著者 | 東野圭吾 |
| 出版社 | 文藝春秋 |
| 発売日 | 2026年8月5日 |
| 価格 | 2,310円(税込) |
| ページ数 | 296ページ |
| シリーズ | ガリレオシリーズ第11作 |
物語は、刑事の内海薫(うつみ・かおる)が何者かに刺されるところから始まります。
犯人は70歳ほどの高齢の男性で、飛び降り自殺を図りますが失敗してしまいます。
取り調べでは、この男はずっと黙秘を続けるそうです。
やがて、内海に恨みを持つ若い女性が捜査線上に浮かびますが、高齢男性との関係ははっきりしません。
一方、湯川学と草薙は、その高齢男性が持っていたある物を手がかりに、「忘れてはいけない謎」に迫っていく、という筋書きが公式に紹介されています。
細かい真相は、本を読んでからのお楽しみです。
東野圭吾さんは、1958年、大阪府生まれです。
大阪府立大学の電気工学科を卒業したあと、エンジニアとして働きながら小説を書いていました。
1985年、「放課後」という作品で江戸川乱歩賞を受賞し、作家デビューを果たします。
その後、1999年に「秘密」で日本推理作家協会賞、2006年には「容疑者Xの献身」で直木賞と本格ミステリ大賞を受賞しました。
「容疑者Xの献身」を含む「ガリレオ」シリーズは、福山雅治さん主演で映像化されて大ベストセラーとなりました。
著書は2023年時点で100冊を突破し、国内累計発行部数はなんと1億部を超えています。
同年には紫綬褒章と菊池寛賞も受けており、名実ともにミステリー界の重鎮でした。
- 放課後(デビュー作・江戸川乱歩賞受賞)
- 白夜行
- 秘密
- 容疑者Xの献身(直木賞・本格ミステリ大賞受賞)
- ナミヤ雑貨店の奇蹟
- 祈りの幕が下りる時
- 永遠の記憶(最後の刊行作)
ガリレオシリーズは、帝都大学の天才物理学者・湯川学が、科学の知識を武器に事件の謎を解いていく人気ミステリーです。
シリーズ第1作は、1998年5月に発売された「探偵ガリレオ」です。
ここまでの累計発行部数は1600万部を突破しています。
読者による人気投票では、シリーズ3作目の「容疑者Xの献身」が2度にわたって1位を獲得するなど、根強いファンの多い作品です。
「永遠の記憶」は、その30年の歴史に幕を引く、シリーズ最後の長編になりました。
「永遠の記憶」以外にも、この夏から秋にかけて発売が決まっている作品があります。
いずれも新作の書き下ろしではなく、すでに単行本として刊行済みの作品の文庫化・新装版です。
生前から予定されていたスケジュールで、現時点で変更のアナウンスは出ていません。
| 作品名 | 形態 | 発売日 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 永遠の記憶 | 単行本(最後の刊行作) | 2026年8月5日 | ガリレオシリーズ最新作 |
| あなたが誰かを殺した | 文庫化 | 2026年8月12日 | 単行本は2023年9月刊行済み |
| さまよう刃 | 新装版(文庫) | 2026年9月25日 | 単行本は2004年刊行済み |
これ以降、新たに書き下ろされる長編小説が出ることはありません。
ただし、未発表の原稿や既刊の文庫化・新装版といった形での刊行は、今後も続く可能性があります。
この点については現時点でのアナウンスがなく、正直なところわかりません。
はい。東野圭吾さんが2026年7月23日に亡くなったため、8月5日発売の「永遠の記憶」が結果的に最後の刊行作になりました。
2026年7月27日時点では、発売日や内容変更についての公式なアナウンスは出ていません。
今後変更がある可能性もあるため、購入前に出版社の公式情報を確認することをおすすめします。
この点については公式な案内が見つからず、はっきりとはわかりません。
ただ、湯川学とその周辺の関係性が積み重ねられてきたシリーズなので、前作までを読んでおくとより楽しめる可能性はありそうです。
東野圭吾さんは、2026年7月23日、大腸がんのため68歳で亡くなりました。
8月5日発売予定だった「ガリレオ」シリーズ最新長編「永遠の記憶」は、結果として最後の刊行作となりました。
刑事・内海薫が刺される事件から始まり、湯川学と草薙が「忘れてはいけない謎」に迫っていく物語です。
すでに刊行済みの作品の文庫化「あなたが誰かを殺した」(8月12日)や、新装版「さまよう刃」(9月25日)など、この秋にかけて刊行が続く予定です。
数々の名作を残した作家の最後の物語を、静かに読んでみてはいかがでしょうか。





