結論から先にお伝えすると――
花岡寿哉(はなおか・ひさや)選手の進路は「実業団・Honda(ホンダ)入り」で確定しています。
2025年12月2日付で、Honda陸上競技部が「2026年度新加入選手」として、東海大学の花岡寿哉選手の入部を正式発表しています。
この記事では、
- 花岡寿哉ってどんな選手?
- 「実業団」か「ふつうの就職」か、そもそも何が違うの?
- なぜ進路はHondaになったのか(背景と強み)
- 社会人になってから、どんな未来が期待できるのか
を解説していきます。
花岡寿哉ってどんな選手?
まずは基本情報から整理しておきましょう。
- 名前:花岡 寿哉(はなおか ひさや)
- 生年月日:2003年6月10日
- 出身地:長野県
- 出身校:上田西高校 → 東海大学
- 種目:長距離(5000m・10000m・駅伝)
高校時代には、5000mで13分48秒29というハイレベルなタイムをマークし、「高校生5000mランキング3位」の実力者として注目されました。その後、箱根駅伝の強豪・東海大学へ進学します。
大学では「箱根のエース級」
東海大学では、箱根駅伝で重要区間を任される存在になりました。
- 第99回箱根駅伝:3区 6位(1時間2分21秒)
- 第100回箱根駅伝:2区 13位(1時間7分37秒)
さらに、2025年度には箱根駅伝に向けて主将(キャプテン)も務め、「チームのエースでありリーダー」という二重の役割を担っています。
トラックでも全国レベル
トラック競技でも、日本トップクラスのタイムを残しています。
- 5000m:13分28秒18(2024年4月29日・織田記念陸上)
- 10000m:28分08秒26(2024年5月9日・関東インカレ)
日本選手権5000mにも出場し、15位に入っています。
ざっくり言うと、
「駅伝もトラックも、どちらでも全国レベルで戦えるオールラウンダー」
というイメージです。
「実業団」と「ふつうの就職」って何が違うの?
タイトルに「実業団か就職か?」とあるので、まずはここを整理しておきましょう。
実業団とは?
- 企業が持っている陸上競技部(駅伝チーム・マラソンチームなど)のこと
- 選手はその会社の社員として採用される
- 給料をもらいながら、基本的には「競技が仕事」
- ニューイヤー駅伝(全日本実業団駅伝)や各種大会で会社の看板を背負って走る
つまり、
「会社に就職しつつ、プロに近い形で走り続ける道」
が実業団です。
ふつうの就職(一般就職)の場合
一方、一般的な就職は、
- 一般企業の営業・事務・技術職などとしてフルタイム勤務
- 競技は続ける人もいるが、あくまで仕事がメイン
- 練習時間や遠征の時間をとるのが難しくなる
というイメージになります。
もちろん、一般就職をしながら市民ランナーとして活躍する人もいますが、
「世界や日本のトップレベルを目指す」 という意味では、どうしても実業団のほうが有利です。
花岡寿哉の進路 → 結論:実業団・Honda入り
では、花岡寿哉選手本人はどちらを選んだのか?
公式発表:Honda陸上競技部への加入
2025年12月2日、Honda陸上競技部は「2026年度 新加入選手・スタッフのお知らせ」を公開し、その中で以下のように発表しています。
- 花岡 寿哉(上田西高校 → 東海大学)
- 種目:長距離
- 2026年4月1日付で入部(予定)
さらに、同じ発表の中で、法政大学の大島史也選手、東海大学の兵藤ジュダ選手とともに、来季の新戦力として期待されていることも書かれています。
また、大学駅伝選手の進路をまとめたサイトでも、
東海大学 花岡寿哉 → Honda
と、進路先が「Honda」として一覧に掲載されています。
つまり、
「実業団に行くのか、一般就職するのか?」
という問いに対しては、
『Honda陸上競技部への実業団入り』で答えが出ている
という状態です。
Honda陸上競技部ってどんなチーム?
進路先がHondaと聞いても、陸上に詳しくない人にはピンと来ないかもしれません。
ニューイヤー駅伝の強豪
Honda陸上競技部は、
- 1971年に創部
- 全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝)には1980年に初出場
- 2022年には初優勝
- 直近のニューイヤー駅伝でも2位と、常に優勝争いをしているトップチーム
という、「実業団駅伝の強豪チーム」です。
そうそうたるメンバー
在籍選手もとても豪華です。
- 主将の伊藤達彦選手
- マラソンでパリ五輪や東京世界選手権に出場した小山直城選手
- 東京世界選手権5000m代表の森凪也選手 など
花岡選手は、こうした日本トップクラスの選手たちと同じチームで練習することになります。
これは言い換えれば、
「大学ではエース級だった花岡選手が、
社会人ではさらに高いレベルの環境に飛び込む」
ということでもあります。
なぜHondaだったのか?考えられる理由
もちろん「なぜHondaを選んだのか」は本人や関係者しか本当のところは分かりません。
ただし、公開されている情報や一般的な事情から、「こういう理由がありそうだな」というポイントは整理できます。
① トラック・駅伝どちらでも勝負できる環境
花岡選手は、
- トラック:5000m 13分28秒、10000m 28分08秒レベル
- 駅伝:箱根のエース区間を任される走力と安定感
という「トラックも駅伝も強い」タイプです。
Hondaは、
- ニューイヤー駅伝を本気で狙うチーム
- トラックでも日本選手権や国際大会を目指す選手が多数在籍
という環境なので、花岡選手のスタイルと非常に相性が良いと考えられます。
② 世界やオリンピックを見据えたチャレンジ
Hondaの選手には、世界大会・オリンピック出場経験者もいます。
その中で日々練習できるということは、
「自分もいつか、その舞台に立つ」
という目標を、よりリアルに描きやすい環境だと言えます。
実際、Hondaの公式発表では、花岡選手は
「これまでの競技キャリアで培ってきた走力と探究心を最大限に発揮し、
ニューイヤー駅伝の優勝に貢献します。また、常に世界の舞台への挑戦を恐れず、自らを高め続け、Hondaの名に恥じない走りで期待に応えていきます」
とコメントしています。
この言葉からも、実業団を通じて世界レベルに挑戦したい気持ちが伝わってきます。
③ 東海大 → 実業団の“王道ルート”
箱根駅伝の強豪校からは、毎年多くのエース選手が実業団へ進みます。
東海大の過去の主力選手たちも、多くが実業団入りしており、
- 「大学で駅伝のエース」
- →「実業団でさらにステップアップ」
という流れは、もはや王道パターンとも言えます。
花岡選手も、その流れをしっかりと歩むことになったと言えそうです。
社会人・花岡寿哉に期待できること
では、Hondaに入ったあと、どんな姿が期待できるのでしょうか。
ここからは、少し未来の話になります。
① ニューイヤー駅伝での区間賞争い
大学時代は箱根駅伝で「チームの要」として走ってきました。
社会人になると、ターゲットは「ニューイヤー駅伝」に変わります。
- チームとしては優勝争い
- 個人としては区間賞争い
花岡選手クラスの選手であれば、数年以内に区間賞候補として名前が挙がる存在になっても不思議ではありません。
② トラックでの日本選手権・世界挑戦
5000mや10000mで、さらに記録を伸ばせば、
- 日本選手権の入賞・優勝争い
- アジア大会・世界選手権・オリンピックなどの代表争い
という、より大きなステージも見えてきます。
大学時点で5000m 13分28秒は、すでに国内トップクラスの入り口に立っているタイムです。
ここから30秒〜1分近く記録を縮めていく世界ですが、Hondaの環境であれば、夢ではありません。
③ マラソンへの転向も視野
実業団ランナーの多くは、
- 20代前半〜中盤:トラック&駅伝中心
- 20代後半〜30代:マラソン中心
というキャリアを歩みます。
花岡選手も、
- まずはトラックと駅伝で鍛える
- ゆくゆくはマラソンに挑戦
という流れになる可能性は十分あります。
もしマラソンに本格参戦することになれば、
「箱根エース→実業団駅伝→マラソンで世界へ」という、ファンにとってはとてもワクワクするストーリーが期待できます。
ファンとして「追いかける」ポイント
「花岡寿哉のファンとして、これから何を楽しみにすればいいの?」
という視点で、チェックポイントを整理しておきます。
① 東海大ラストイヤーの箱根駅伝
まずは何と言っても、学生最後の箱根駅伝です。
- エースであり主将として、どの区間を走るのか
- チーム目標の「シード権奪還」が達成できるのか
東海大としての「集大成」、そして花岡選手にとっては「学生ラスト駅伝」。
このレースは見逃せません。
② Hondaでのデビューシーズン
2026年4月にHondaへ加入した後は、
- 実業団のトラックレース
- 実業団駅伝の地方予選
- そして数年以内のニューイヤー駅伝
と、舞台を移して活躍が続いていきます。
最初の頃は「チームの一員として着実に仕事をする役割」が中心になるかもしれませんが、
徐々に「チームのエース格」として任される場面も増えてくるはずです。
③ SNSでの発信
花岡選手はX(旧Twitter)やInstagramのアカウントも持っており、
日々のトレーニングやレースの振り返りなどを発信しています。
ファンとしては、
- レース結果
- 練習の様子
- 本人の素直な気持ち
を、より身近に感じられるツールになります。
まとめ
最後に、この記事のポイントを整理します。
- 花岡寿哉選手の進路は、実業団・Honda陸上競技部入りで正式決定。
2025年12月2日付けで、Hondaが2026年度新加入選手として発表。 - 高校時代から5000m13分台、東海大学では箱根駅伝のエースとして活躍。
トラックでも5000m13分28秒、10000m28分08秒の自己ベストを持つ全国トップクラスの長距離ランナー。 - Hondaはニューイヤー駅伝優勝経験もある実業団の強豪チーム。
伊藤達彦、小山直城、森凪也ら、日本トップ選手が多数在籍するハイレベルな環境。 - 花岡選手自身、「ニューイヤー駅伝優勝への貢献」と「世界の舞台への挑戦」を口にしており、
社会人になっても、さらに上のステージを本気で目指す姿勢がうかがえる。 - これからの見どころは、
- 東海大ラストイヤーの箱根駅伝での走り
- Honda入り後、ニューイヤー駅伝やトラックでどこまで伸びるか
- 将来的なマラソン転向や世界大会への挑戦

