この記事執筆時点(2026年1月10日)では、萩原千尋選手の「進路(どの大学・どのチームに行くのか)」は公式には発表されていません。
高校バレー関連のデータサイトでも、現状は「進路 未登録」となっています。
そのため、ここで書く内容は
- 萩原千尋選手がどんな選手なのか
- 進路として考えられる「大学・プロ・実業団・海外」の特徴
- そこから見える“可能性”の考察(あくまで予想)
という「解説+考察」であって、
確定情報ではないという点をご理解いただいたうえで読み進めてください。
萩原千尋はどんな選手?プロフィールをやさしく整理
まずは、基本的なプロフィールを整理します。
- 名前:萩原 千尋(はぎわら ちひろ)
- 所属:福岡女学院高校バレーボール部(福岡)
- 学年:高校3年生(第78回春高バレー時点)
- ポジション:セッター(S)
- 役割:キャプテン(主将)
- 身長:170cm
- 最高到達点:286cm
- 出身:福岡女学院中(中高一貫でバレー)
中学時代から全国大会に出場し、全中ベスト4を経験。
高校に上がってからもずっと福岡女学院でプレーし、中学→高校と6年間チームを引っ張ってきたセッターです。
春高バレー2026では、優勝候補と呼ばれた福岡女学院の主将としてコートに立ちましたが、まさかの初戦敗退。
試合後、コート中央で深く一礼したまましばらく動けなかった姿が、多くのファンの胸に残りました。
高校までの実績:インターハイ準優勝の司令塔
インターハイ準優勝の立役者
福岡女学院は、2025年インターハイで準優勝。
そのチームをコートの中から動かしていたのが、セッターであり主将の萩原千尋選手です。
月刊バレーボールの「注目10選手」にも選ばれており、
- 3年
- 170cm
- 最高到達点286cm
- 福岡女学院中出身
- セッター
という紹介とともに、
「2度の九州大会初優勝、インターハイ準優勝に導いた司令塔」
と評価されています。
春高バレー2026での姿
第78回春高バレーでは、福岡女学院は優勝候補の一角として注目されていました。
ところが、初戦の文京学院大女(東京)戦でストレート負けという波乱の結果になり、会場もネットも大きな驚きに包まれました。
試合後のインタビューで萩原選手は、
「目指したのは日本一を取ることだった…」
「チームを勝たせることができなかったことが一番悔しい」
と、涙をこらえながら語っています。
この言葉からも分かるように、
- 自分のプレーだけでなく「チームを勝たせる責任」を背負ってきた
- 負けた理由を他人のせいにせず、自分ごととして受け止める
という、責任感の強さが伝わってきます。
萩原千尋のプレースタイルと魅力
① セッターとしての“トスの質”
インタビュー記事などを読むと、萩原選手は1年生の頃、インターハイで「キャッチ(ホールディング)」の反則を何度も取られたことがトラウマになっていたと話しています。
その経験から、
- 大学の先生や指導者に話を聞く
- ボールを「持たない」トスを徹底的に練習
- 手だけで上げるのではなく、体全体を使ってコントロールする
といった工夫を続けてきたそうです。
つまり、
失敗をきっかけに、トスの質をとことん追求してきたタイプ
だと言えます。
② チームメイトを生かす“ゲームメイク”
福岡女学院は、高さのあるアタッカー陣とブロックが特徴のチーム。
その個性を最大限に引き出すために、
- エースの得意コースに合わせたトス
- 相手ブロックをずらすコンビネーション
- 要所でのクイックやバックアタック
など、試合の流れを見ながらトスを変えていると、チームメイトからも評価されています。
セッターは、いわば
「チームの頭脳」+「リズムメーカー」
のポジション。
高校でここまで高いレベルのゲームメイクをしているセッターは、全国的に見ても貴重な存在です。
③ 主将としてのリーダーシップ
- 中学時代から全国の舞台を経験
- 高校ではキャプテンとしてインターハイ準優勝、春高出場
という流れを見ると、ただ技術が高いだけでなく、
チームをまとめる力、周りの成長を引き出す力
も評価されてきたことが分かります。
この「セッター+主将」という組み合わせは、
大学やVリーグのチームから見ても、かなり魅力的な人材です。
高校卒業後に考えられる4つの進路
ここからは、一般的にトップ高校生バレーボーラーが選びがちな4つのルートを説明しながら、
「萩原千尋の場合はどうだろう?」という視点で見ていきます。
- 大学バレーに進む(国内)
- すぐVリーグ(プロ・実業団)に進む
- 企業の実業団チームで働きながらプレーする
- 海外(大学 or クラブ)に挑戦する
① 大学バレーに進むルート
大学ルートのメリット
- 4年間で体と技術をじっくり育てられる
セッターは、年齢を重ねても長く活躍できるポジションです。
大学4年間を使って、
- 体づくり(体幹・下半身の強化)
- トスワークの幅を広げる
- サーブやブロックなど、総合力の底上げ
をじっくりやれるのは大きなメリットです。
- いろいろなタイプの選手とプレーできる
強豪大学では、
- 各地のエース級スパイカー
- 日本代表候補クラスの選手
- 留学生
など、様々なタイプの選手が集まります。
そうした選手と一緒にプレーすることで、
「このスパイカーには、どんなトスを上げると一番生きるか?」
という“セッターとしての引き出し”が一気に増えます。
- 学業とバレーの両立で、将来の選択肢が広がる
大学でしっかり学んでおけば、
- 教員免許を取って先生になる
- 一般企業に就職する
- トレーナーや指導者になる
など、引退後の道も広がります。
大学ルートの不安・デメリット
- 大学によってはレベル差が大きく、「思ったように成長できない」リスク
- 試合に出られない時間が長いと、モチベーションの維持が難しい
- 代表争いのスピードに乗り遅れる不安
特に、全国レベルのセッターは枠が限られているので、
「どの大学で、どれくらい出場機会があるか」は重要なポイントです。
② すぐにVリーグ(プロ・実業団)へ進むルート
インターハイ準優勝校の主将セッターという実績を考えると、
Vリーグのチームが「将来の正セッター候補」として声をかけていても不思議はありません。
プロ直行のメリット
- 国内トップレベルのスピードと高さを、10代から体感できる
V1のコートには、
- 190cm近い外国人選手
- 日本代表クラスのアタッカー
が当たり前のように立っています。
その中でトスを上げることは、
「世界で戦うための基準」を体で覚える
一番の近道とも言えます。
- 代表候補として名前が挙がりやすくなる
Vリーグで結果を出せば、
- 日本代表合宿への招集
- U23・B代表などへの選出
といったチャンスが増えます。
もちろんセッター枠は狭いですが、
「若手で伸びしろのあるセッター」はどのチームでも欲しい存在です。
- クラブによっては、社員としての安定もある
いわゆる「プロ契約」だけでなく、
- 企業の社員+バレー選手
という形を取るチームもあります。
こうした形なら、引退後の働き方も含めてイメージがしやすくなります。
プロ直行の難しさ
- 10代から結果を強く求められるプレッシャー
- 先輩セッターがいる中で、試合出場まで時間がかかる可能性
- 学業との両立が難しくなる(通信制などを利用するケースも)
チーム選びと「自分が何年後にレギュラーを狙うのか」というイメージが、とても大切になります。
③ 実業団チームで働きながらプレーするルート
Vリーグの中には、企業色が強く、
- 会社員として働きながらチームでプレーする
という形のクラブもあります。
実業団ルートのメリット
- バレーと仕事を両立しながら、生活の土台を作れる
- 給料をもらいながら競技を続けられる
- 引退後もその会社で働き続けられる可能性がある
という、安定感の高さが魅力です。
- 社会人としての経験も積める
セッター+主将という経験を持つ萩原選手は、
- コミュニケーション力
- 場をまとめる力
が強いタイプだと思われます。
実業団では、そうした力を「仕事」でも発揮しやすいでしょう。
実業団ルートの難しさ
- 練習時間・環境が、純粋なプロチームより限られる場合がある
- 仕事との両立で、バレーだけに集中しにくい
「日本代表を本気で狙う」という意味では、
大学またはプロに比べると、少し遠回りになる可能性もあります。
④ 海外(大学 or クラブ)に挑戦するルート
女子バレーでも、少しずつですが
- 海外の大学(NCAAなど)
- ヨーロッパやアジアのクラブチーム
に直接チャレンジする選手が出てきています。
海外ルートのメリット
- 世界の高さ・スピード・戦術に直接触れられる
海外のクラブでは、
- 身長180cm台後半〜190cm台の選手
- サーブやブロックの圧力が日本以上
という環境が普通にあります。
そこでセッターとしてプレーすることは、
「世界基準のトスワーク」を学ぶ最高のチャンスになります。
- 語学力や異文化理解も身につく
将来、
- 海外クラブでプレーを続ける
- 通訳として代表を支える
- 海外と関わるスポーツビジネスをする
といった道を考えるなら、大きな武器になります。
海外ルートの難しさ
- 言葉の壁、生活習慣の違い
- ケガをしたときのサポート体制への不安
- 若くして家族・友人と離れる寂しさ
かなり大きな覚悟が必要なルートなので、
いきなり高校卒業後に飛び込む選手は、まだ多くはありません。
現実的には、
「日本の大学 or Vリーグ → その後、海外クラブへ」
という二段階ルートの方がイメージしやすいかもしれません。
公開情報から分かる「今」の状態
では、2026年1月10日時点で、
萩原千尋選手の進路について公式に分かっていることはあるのでしょうか。
高校バレー選手の「卒業後進路」をまとめているサイトでは、
福岡女学院女子バレー部の2026年卒業生について、以下のように書かれています。
- 萩原千尋(S):進路 未登録
- 吉田朱李(OH):進路 未登録
- ほか3年生選手も同様に「未登録」
この「未登録」は、
- まだ公式な進路が発表されていない
- あるいは、決まっていてもサイト側に情報が届いていない
という状態を意味します。
少なくとも、
「○○大学に進学決定」
「○○Vリーグクラブに内定」
といった情報は、現時点では公開されていません。
そのため、この先に書く内容は、すべて“もし〜なら”という予想です。
事実と混同しないよう、あくまで「一人のバレーファンの考察」として読んでください。
性格とこれまでの歩みから見える“進路の優先順位”
ここからは、公開されているインタビューの言葉を手がかりに、
萩原千尋選手が進路を選ぶとき、何を大事にしそうかを考えてみます。
1. 「日本一を目指してきた」強い向上心
インターハイ準優勝、春高初戦敗退という結果のあとで、
「目指したのは日本一を取ることだった」
と語った萩原選手。
結果に満足するのではなく、
「日本一」を本気で狙っていたことが伝わってきます。
この言葉から考えると、進路選びでも
「一番強くなれる場所はどこか」
「一番上を目指せる環境はどこか」
という基準が大きくなりそうです。
2. 失敗を成長につなげる“研究肌”のセッター
1年生インターハイでの反則連発をきっかけに、
大学の先生にも相談しながらトスを根本から見直したというエピソードは、とても印象的です。
- 失敗をそのままにしない
- 自分から情報を取りに行く
- 言われたことをただ真似するだけではなく、理解して練習を組み立てる
こうした“研究肌”の性格は、
大学でも、プロでも、海外でも、どの環境でも大きな武器になります。
3. チームメイトを信じるリーダーシップ
インターハイ準優勝を振り返る座談会では、
「自分がダメでも、周りの選手がなんとかしてくれる安心感があった」
と話しています。
これは、
- 自分だけでなんとかしようとするのではなく
- 周りの力を信じて、チーム全体で戦うスタイル
だということを示しています。
こうしたタイプは、
- 強豪大学で、全国から集まった選手をまとめる
- Vリーグのチームで、年上の選手も多い中でゲームメイクをする
といった場面でも、きっと力を発揮できるはずです。
もし「大学進学」なら、こんな未来が見えてくる
ここから先は、完全に仮のストーリーですが、
ファンとしてワクワクしながらイメージしてみましょう。
大学1〜2年:途中出場からスタート
強豪大学に進んだ場合、最初からスタメンとは限りません。
- 1年目は、終盤の流れを変える切り札的な起用
- 2年目から、格上相手の試合でスタメン起用が増える
というイメージが現実的です。
その中で、
- 自分より高いアタッカー
- 外国人選手(留学生)
へのトスワークを身につけていけば、
セッターとしての幅は一気に広がるでしょう。
大学3〜4年:チームの“顔”になる可能性
インターハイ準優勝&春高出場の主将セッターという実績を持つ萩原選手なら、
大学3〜4年時にはチームの軸になる可能性が高いです。
- 全日本インカレで優勝争い
- U23やユニバーシアード日本代表候補
- 大学卒業時には、Vリーグ複数クラブからオファー
そんな未来も十分あり得ます。
もし「Vリーグ直行」なら、どんな成長曲線になる?
一方で、高校卒業後すぐにVリーグへ行くルートも、現実味があります。
最初の数年:学びの時間が中心
- 1年目:第2セッター、もしくはリリーフとしてベンチ入り
- 練習では、日本代表クラスのアタッカーへトスを上げる毎日
ここでは、
- トススピード
- ブロックとの駆け引き
- サーブやディフェンスのレベルアップ
など、「高校とは別世界」の要求が突きつけられます。
数年後:チームの司令塔、そして代表候補へ
- チーム事情や本人の成長ペースにもよりますが、2〜4年目あたりでスタメン争いへ
- 試合経験を重ねる中で、「Vリーグを代表する若手セッター」として名前が挙がる
もしここで存在感を示せれば、
「Vリーグで活躍 → 日本代表候補 → 国際大会へ」
というルートが見えてきます。
もし「海外チャレンジ」を視野に入れるなら
大学 or Vリーグで経験を積んだあと、
「もっと世界のバレーを肌で感じたい」
と感じたとき、海外クラブへの移籍も一つの選択になります。
セッターは、言葉の壁や戦術の違いなど、
海外でプレーするうえで一番難しいポジションとも言われます。
しかし、だからこそ
- 世界レベルの選手と渡り合えるセッター
- 日本と海外のバレーをつなぐ存在
になれたときの価値は、とても大きいと言えます。
ファンとしてどう向き合うか
最後に、「進路がまだ出ていない今、ファンとしてどうしたらいいか」を考えてみます。
1. うわさを“確定情報”のように広げない
X(旧Twitter)やSNS上では、
- 「○○大らしい」
- 「△△に内定って聞いた」
といった話が流れることがあります。
しかし、それはあくまでうわさレベルであり、
- 関係者の勘違い
- 昔の情報が一人歩き
ということも少なくありません。
本人や学校、チームから正式な発表があるまでは、
「そういう可能性もあるのかな」くらいの距離感
で受け止めておくのが良さそうです。
2. どの道を選んでも応援できる準備をしておく
- 大学でプレーを続ける
- Vリーグに飛び込む
- 実業団で社会人と両立する
- 将来、海外に挑戦する
どのルートを選んだとしても、
「あの春高で涙を流していたセッターが、また一段と成長して戻ってきた」
そんな姿を見守れる自分でいたいものです。
3. 批判ではなく、プレーへのリスペクトを
進路について自分なりの意見を持つのは自由ですが、
- 「○○に行かなかったからダメだ」
- 「あの選択は間違いだった」
といった言葉は、本人だけでなく、同世代の選手たちにも刺さります。
それよりも、
- 「インターハイでのトスワークが本当にすごかった」
- 「春高のあと、どんな顔で前を向くのか楽しみだ」
といった、プレーと成長に目を向けた言葉を届けていきたいですね。
まとめ
もう一度、簡単に整理します。
大学か、プロか、実業団か、それともいずれ海外か。
今はまだ、どの道を選ぶのか分かりません。
けれど、
- 失敗から逃げずにトスを研究し続けてきたこと
- チームを日本一に導こうとして全力を尽くしたこと
- 負けたあとも、責任を自分ごととして受け止めていたこと
こうした姿を見ていると、
どの進路を選んでも、きっとまた一段と大きく成長して、
どこかのコートで私たちの前に現れてくれる。
そう信じて待ちたくなります。
正式な進路が発表されるその日まで、
インターハイや春高でのプレーを思い出しながら、
静かに、でもワクワクしながら、「萩原千尋のこれから」を見守っていきましょう。

