登場シーンと見どころをネタバレ少なめで解説
日テレの日曜ドラマ『ACMA:GAME アクマゲーム』を見ていて、
こんなことを思いませんでしたか?
「この“前田”って人、誰? なんか雰囲気あるけど…」
「キャスト欄に“葛飾心”ってあるけど、どんな俳優なの?」
主演は間宮祥太朗さん。
人気少年マンガ原作の、頭脳戦×心理戦デスゲームドラマです。
その中に、ひっそりと、でもちゃんと存在感を放っているのが
「前田」役の葛飾心(かつしか しん)さんです。
この記事では、
- そもそも『ACMA:GAME アクマゲーム』ってどんなドラマ?
- 葛飾心が演じる「前田」とは、どんなポジションのキャラなのか
- ネタバレをできるだけ避けつつ、登場シーンの雰囲気と見どころ
- 「前田役」から見える、俳優・葛飾心という人の強み
をまとめていきます。
まずは整理:『ACMA:GAME アクマゲーム』ってどんな作品?
原作は人気少年マンガ。ジャンルは「頭脳バトル系デスゲーム」
『ACMA:GAME(アクマゲーム)』は、
原作メーブ・作画恵広史による少年マンガが元になっています。
- 「悪魔の鍵」と呼ばれるアイテムをめぐって
- 命をかけたゲームに挑む人たちの物語
- 相手の心理を読み合う“頭脳戦”と、
生き残りをかけた“デスゲーム”の要素が合わさった作品
というのが大まかな世界観です。
2024年4月〜6月には、
日本テレビ系・日曜22:30枠で実写ドラマが放送されました。
さらにその後、
- Huluオリジナルストーリー
- 劇場版『ACMA:GAME 最後の鍵』
なども制作されるほど、メディア展開が大きな作品です。
主人公と主要キャラの関係だけざっくり
物語の中心になるのは、
- 主人公:織田照朝(おだ てるあさ)(間宮祥太朗)
- 親友:斉藤初(さいとう うい)(田中樹)
- 宿敵的な存在:上杉潜夜(うえすぎ せんや)(竜星涼)
彼らを取り巻いて、
- 天才棋士の毛利
- 天才心理学者の伊達
- さまざまなクセ者プレイヤー達
が、「悪魔の鍵」と命をかけたゲームに参加していく、という流れです。
そんな「クセ者プレイヤー」の中の一人として登場するのが、
今回の主役 「前田」役の葛飾心」 というわけですね。
葛飾心ってどんな俳優?まずはプロフィールを簡単に
「前田がどんな人物か」を見る前に、
演じている本人・葛飾心さんのことを、軽く押さえておきましょう。
基本プロフィール
公式サイトや各種プロフィール情報をまとめると、こんな感じです。
- 名前:葛飾 心(かつしか しん)
- 旧芸名:府川 眞(ふかわ しん)
- 生年月日:1998年11月5日
- 年齢:2025年現在 26歳(※27歳になる年)
- 出身:東京都
- 身長:180cm
- 所属事務所:株式会社そよかぜ(代表は真木よう子)
特技もなかなか個性的です。
- 剣道:11年(全国大会出場、三段)
- HIPHOPダンス
- アクション
- 世界遺産検定2級
- そしてなぜか「肩が凝らないこと」
格闘技系の経験とダンス、アクション。
“動ける俳優”という言い方がしっくり来ますね。
出演作品の一部
ドラマ・映画の一部をピックアップすると、
- NHKドラマ『東京プラネタリウム』(主演)
- Netflixドラマ『今際の国のアリス Season2』
- NHK『大奥』
- 日テレ『ACMA:GAME アクマゲーム』(前田役)
- Disney+『ハウス・オブ・アウル』(医者役)
- 映画『星の子』戸倉役
- 映画『KAFKA』主演・ホウジョウ・アキラ役
このように、舞台だけでなく映像作品でも着実にキャリアを積んできている俳優さんです。
「前田」ってどんなポジションのキャラクター?
ここからが本題、前田という人物像です。
正直なところ、公式サイトなどで
前田の細かいキャラクター解説はあまり出ていません。
ですが、
- キャスト表に「前田役」として名前が載っている
- 「アクマゲームトーナメント」に参加するプレイヤーの一人とみられる
といった情報から、
“トーナメント参加者の一人として登場するサブキャラ”と考えられます。
「モブ」ではなく、“世界観を厚くするピース”
デスゲーム系作品って、
- 主人公
- 親友ポジション
- ラスボス、準ラスボス
にどうしても注目が行きがちですよね。
でも、実際にゲームを回しているのは、
その周りを固める参加者たちです。
前田のようなキャラクターは、
- ゲーム会場での「人数の厚み」「緊張感」を作る
- 主人公たちの判断や感情を引き立てる
- 1人1人の欲望や事情を、さりげなくにじませる
といった役割を担うことが多いです。
ネタバレを避けるため、
ここではゲームの結果や細かい行動までは触れませんが、
「一瞬しか映らないけど、“そこに生きてる人間”に見えるかどうか」
このあたりが、前田役の見どころだと言えます。
ネタバレ少なめで:前田が登場する場面の雰囲気
ここからは、
ドラマ全体の流れを壊さないように、
できるだけネタバレ控えめで「前田がどんな場面にいるのか」を説明します。
① トーナメント会場での“ひとりの参加者”として
アクマゲームの大きな山場の一つが、
「トーナメント」編です。
- 主人公・照朝
- 親友・初
- 毛利、伊達、といった「天才」たち
- そして、その他多くの参加者たち
が一気に会場に集められます。
この“その他多くの参加者”側に、
前田もいると考えられます。
- 不安そうな顔をしている人
- やけに自信満々な人
- 何を考えているか読めない人
そんな人たちに混ざって、
前田もまた「ひとりの命をかけた参加者」として座っている。
この“群像”の中にリアリティを出せるかどうかが、
サブキャラ俳優にとって大事なポイントです。
画面の端でも油断できないやつですね。
② ゲームのルールを聞くときの“表情”
アクマゲームでは、
毎回とんでもないルールが説明されます。
- 「え、負けたらそんなことになるの?」
- 「ちょっと待って、それ反則じゃない?」
視聴者も「マジかよ…」と思う瞬間ですが、
そのとき画面の中で一緒に驚いてくれるのが、
主人公たちと周りのプレイヤーたちです。
この瞬間に、
- 顔をそむける人
- 動揺してうろたえる人
- 逆にニヤッとする人
など、リアクションに個性が出ます。
前田役の葛飾心は、
そうした場面で
「この人は、怖がるタイプか、燃えるタイプか」
を、短いカットで表現しているはずです。
ここは、
一時停止して表情をチェックしたくなるところでもあります。
③ 他の参加者との「距離感」に注目
デスゲームものでは、
- すぐに誰かと組みたがるタイプ
- 最初から最後まで一匹狼タイプ
- どっちつかずで流されるタイプ
など、キャラによって“距離感”もさまざまです。
前田がどのタイプかは、
あえてはっきり書きませんが、
- 誰の近く에座っているか
- どの場面で誰と目を合わせているか
など、細かい部分を見ると、
「この人はどんなメンタルでゲームに参加しているのか」が
ちょっとだけ見えてきます。
サブキャラ観察が好きな人には、
こういう楽しみ方がおすすめです。
「前田役」から見えてくる、俳優・葛飾心の強み
ここまで読むと、
「でも正直、メインキャラじゃないならそんなに目立たないんじゃ…?」
と思うかもしれません。
ところが、こういうポジションこそ、
俳優の“地力”がわかる場所だったりします。
① 「一瞬の抜き」で印象を残す力
連続ドラマの場合、
- セリフは少ない
- でも、カメラが抜いた一瞬がアップで映る
- その1〜2秒で、
「この人、ただものじゃないな」と思わせられるかどうか
ここで差がつきます。
葛飾心の場合、
- 180cmの長身
- 少し影のある表情もできる顔立ち
- ダンス・アクション経験による自然な立ち姿
のおかげで、
“ただそこに立っているだけ”でも画面映えするタイプです。
前田役では、
その「画面映え」がかなり活かされているといえます。
② デスゲームの“緊張感”にリアリティを足す
アクマゲームのような作品では、
- 主要キャラだけが必死で
- 周りがただの「背景」に見えてしまうと
一気に嘘っぽくなります。
そこで大事になるのが、
「名前がちゃんとついているサブキャラ」
たちです。
前田のようなキャラクターが、
- 怯えたり
- 迷ったり
- ときに覚悟を決めた顔をしたり
することで、
「この世界には、主人公以外にもちゃんと人生がある」
と視聴者に感じさせることができます。
その“世界の厚み”を作るのも、
俳優としての大事な仕事のひとつです。
③ キャリア的にも大きな意味がある役
ACMA:GAMEは、
- 人気原作コミック
- 地上波ゴールデンプライム帯の連ドラ
- その後、劇場版やHuluオリジナルにもつながる大型企画
という、かなり大きなプロジェクトです。
そこに「役名ありのプレイヤー」として参加するのは、
- キャリアの“履歴”としてかなり強い
- 業界内での知名度アップにもつながる
- オーディションのときに、しっかりアピールできる
という意味で、とても大きいチャンスと言えます。
実際、
ACMA:GAMEや『今際の国のアリス』『大奥』などの出演歴は、
「実はもう結構いろいろ出てる実力派」という印象につながっています。
「ネタバレ少なめ」で楽しむ、前田ウォッチのポイント
ここまでの内容を踏まえて、
実際にドラマを観るときに
「前田を楽しむコツ」を3つだけ挙げておきます。
トーナメント会場の“端っこ”までちゃんと見る
アクマゲームトーナメントのシーンでは、
- 主人公たちのアップ
- 悪魔の登場
- 派手なリアクション
に目を奪われがちですが、
少し意識して画面の端も見るようにしてみてください。
- 端でうつむいている誰か
- ちょっと笑っている誰か
- ふと横目で誰かを気にしている誰か
その中に、前田もいます。
「あ、今ちょっと写ったの前田っぽい!」
と分かった瞬間、
視聴体験がちょっとだけ“通”っぽくなります。
「この人なら、どんな願いでゲームに参加してそう?」と妄想する
作品の中のプレイヤーたちは、
それぞれに何かしらの願い・欲望があってゲームに参加しています。
- 大金
- 復讐
- 大切な人を救いたい
- 才能が欲しい
などなど。
前田の詳しいバックボーンは作中で深く描かれてはいませんが、
画面に映る“ちょっとした表情”を見ながら、
「この人は、何を賭けてここにいるんだろう?」
と妄想してみるのも楽しいです。
自分の価値観が、
意外とはっきり見えてきたりします。
他の作品の葛飾心と見比べてみる
もし余裕があれば、
- 『大奥』
- 『今際の国のアリス Season2』
- 『MOGURA』や『ハウス・オブ・アウル』
など、他の作品での葛飾心もチェックしてみてください。
- 時代劇の中の葛飾心
- サバイバルドラマの中の葛飾心
- 刑事ドラマや医療ドラマにいる葛飾心
こうして“同じ俳優の違う顔”を見比べると、
「あ、この前田ってキャラ、
今までの役の積み重ねの上に立ってるんだな」
というのが見えてきて、
ちょっとだけプロ目線な気分になれます。
まとめ
この記事の内容を、ギュッと一言でまとめると、
前田は、アクマゲームという世界を
静かに支えるサブキャラポジションであり、
そこに立っているのが「動ける俳優」葛飾心
という感じです。
- 役の詳細な設定はそこまで前面に出ていない
- でも、トーナメントの空気や緊張感を支える
- 「名前のある参加者」の一人として、
作品の厚みを作る重要なピースになっている
だからこそ、
画面の端っこにふと映ったときに、
「あ、この人ちゃんと生きてる」
と感じさせることができるかどうかが、
前田役の面白さであり、
葛飾心という俳優の腕の見せどころなんですね。






